グランリーオは日本の競走馬。2005年中日新聞杯の勝ち馬。2000年5月7日、グランリーオは静内町(現新ひだか町)の藤沢牧場に生まれた。翌2001年11月にはエバグリーンセールスコンサインメントの仲介で北海道11月市場1歳セールに上場され、キョウエイの冠名(同じくキョウエイの冠名で知られる松岡正雄とは無関係)で知られる田中晴夫に525万円で落札された。預託先はJRA美浦トレーニングセンターの笹倉武久厩舎となり、2002年12月8日、中山競馬場での新馬戦(ダート1800m)でデビューした。デビュー戦は後藤浩輝が跨り、4番手追走から直線先頭に立つ場面もあったが5着に敗れた。初勝利は2003年2月2日、小倉競馬場での未勝利戦(ダート1700m)であった。前走から2戦連続で逃げの手に打って出たグランリーオは、中舘英二を背に4戦目で初勝利を挙げた。500万下への昇級後、同年3月30日の沈丁花賞(500万下、ダート1700m)を逃げて大敗して以降は、行きたがる気性を無理に抑え、控える競馬を続けていた。2003年は16戦、2004年は11戦に出走し、500万下特別、1000万特別をそれぞれ1勝した。この時期のグランリーオには主に田面木博公、郷原洋司が騎乗しており、差しては来るが入着止まりという競馬を繰り返していた。5歳になったグランリーオは、2005年緒戦となった2月5日のテレビ山梨杯(1000万下、芝1600m)を先団追走からサンキンバスターとの叩き合いを制して勝利した。このレースから鞍上は内田博幸に変わり、それを境にグランリーオの競走成績は急激に上昇した。グランリーオは江田照男が騎乗した5月1日の金峰山特別(芝1600m)を勝利して1000万下クラスを脱すると、再び内田が騎乗し、生涯初の1番人気に推された5月22日のフリーウェイステークス(1600万下、芝1400m)をレコードタイムで逃げ切った。オープン入りを果たしたグランリーオは6月5日の安田記念(G1)へ登録されるが、賞金不足により出走は叶わなかった。安田記念を除外されたグランリーオは、翌週6月12日のエプソムカップ(G3)へ出走した。レースは松岡正海を背に前走に続き逃げの手に出るが、ゴール前でスズノマーチに交わされクビ差の2着に敗れた。重賞でも差の無い競馬を見せたグランリーオには、以後蛯名正義やランフランコ・デットーリなどの名手が跨り度々人気の中心となるが、これ以降の5戦で馬券対象となることは無かった。12月10日、グランリーオは初騎乗となる柴山雄一を背に中日新聞杯(G3)へ出走した。近走の不振もあり8番人気に留まったグランリーオであったが、レースでは終始2番手を進んで直線で抜け出し、後方から追い込んで来た1番人気のダンスインザモアに1馬身差をつけて重賞初勝利を挙げた。柴山はこれがJRA重賞初勝利となり、管理する笹倉にとっても1993年ツインターボでオールカマー(当時G3)を勝利して以来の重賞勝利となった。重賞ウイナーに登り詰めたグランリーオであったが、その後3年間は勝利はおろか馬券対象となることは一度も無く、逃げては潰れ、時には先団に取り付くことすら出来ずに大敗を繰り返した。稼ぎ頭であるグランリーオの不振は厩舎にも打撃を与え、笹倉厩舎は2007年から2年連続で未勝利に終わった。2008年2月26日、8歳になったグランリーオは笹倉の調教師業勇退にあわせて登録を抹消された。現役最後のレースは同年2月16日のバレンタインステークス(芝1400m)で、武士沢友治が騎乗したグランリーオは終始離れた最後方を進み、最軽量ハンデの2頭を交わしたのみの14着に終わった。通算成績は58戦7勝。引退後は新冠町のにいかっぷホロシリ乗馬クラブで乗馬となり、初心者のトレッキングなどで活躍。2012年11月にローリングエッグスクラブステーブルへ移動、功労馬として余生を過ごす。2005年、内田博幸が騎乗した2戦をきっかけに、逃げ、先行のスタイルが定着した。調教師の笹倉は「精神面で大人になり、気性面の問題が解消された」ことが脚質転換に繋がったとしている。適正距離は1400mから1800mのマイル前後で、全58戦中51戦でこの距離の競走に出走した。初騎乗後の内田が「パワーのある馬だが、喉が鳴るので長い距離はどうか」とコメントした通り、2000mを超えるレースには6回の出走機会があったが、いずれも掲示板を外して敗れている。父サニーブライアン、母エステーローザ(その父アンシエントタイム)という血統。父サニーブライアンは1997年の皐月賞、東京優駿を、いずれも先行策から勝利した二冠馬。母エステーローザは曽祖母にソシアルバターフライを持つ青森産馬で、現役時代は加賀武見厩舎で5戦走り未勝利に終わった。近親にトウショウドリーム(1982年産 東京障害特別・春、東京障害特別・秋)がいる。
出典:wikipedia
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