道風神社(とうふうじんじゃ)は、京都市北区にある神社である。京都府道31号西陣杉坂線沿い、杉阪地区(かつての上杉阪集落)のほぼ南端にあり、三跡の一人として知られた平安時代の名書家、小野道風を祀る。「道風武大明神」(とうふうたけのだいみょうじん)、「武明神社」ともいい、同地区を中心とした産土神として知られる。境内には、道風が硯の水に用いたとされる「積翠池」(しゃくすいいけ) や、樹齢250年以上、高さ25mの杉木立、不動明王を祀る「明王堂」が存在する。当社の所在は「杉阪道風町」で、地名の由来にもなっている。当社の置かれた杉阪の地は、かつて山城国愛宕郡小野郷の一角にあたる。古代では近江国滋賀郡小野村(現在の大津市北部)などとともに、豪族小野氏の勢力範囲となっていた。かつて道風が、当地の産土神「和香社」より湧き出す霊水和香水(わこうすい)で、境内にあった明王寺に業を修めたことにより、当社氏神として祀られたとされる。人々は道風の筆法にならって和香水で研滴するとともに、この水をたたえる碑が建立されている。また、宮中にも献上され、修法で用いられていた。道風の遺品である唐鏡(からかがみ)、硯(すずり)、唐筆、硯屏(けんびょう、硯のそばに立てる小さなついたて)、卦算(けいさん、文鎮)などが社宝として保存されている。11月3日19時半から挙行されるお火焚(おひたき)祭は、薪で井桁(いげた)を作って縦長に組み上げ、厄年にあたる氏子が火を入れる神事である。この井桁が倒れた方角により、来年度の吉凶が占われる。
出典:wikipedia
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