ジェイアールバステック株式会社は東京都千代田区に本社を置く企業。ジェイアールバス関東の完全子会社である。元々は、旧国鉄の関連会社「日本交通観光社」(通称「日交観」)として各地の国鉄バスの駅業務の委託業者を統合するために設立されたものであり、その後、鉄道線の駅の業務委託や旅行業・保険代理業にも進出していた。国鉄分割民営化に伴い各地域会社への分社化(日本交通観光社本体としては東日本旅客鉄道(JR東日本)管内の事業のみを継承)を経て、JR東日本の子会社であるJRバス関東の子会社(JR東日本の孫会社)となり、JRバス関東の一部事業(高速バスの受託運行など)を担う子会社となって現在に至る。旧・日交観系列会社の中では、スワローツアーと共に元々の本業であった鉄道駅の出札・改札業務から完全撤退した会社であると同時に、東海交通事業と並んで直営で旅客輸送事業を担っている会社でもある。2005年3月25日より、東名高速線の東京駅 - 名古屋駅間の一部便の運行を担当している。2012年6月1日からは、東京駅 - 静岡駅間の便も担当している。乗務員は始発駅の発車前にいったん通路に立ち、挨拶と安全運転宣言をしてから発車する。なお、ジェイアールバステックは東京以外に拠点がないため、乗務員は東京から名古屋までの通し乗務で、片道運行1回が1つの行路となっている。また、名古屋ではJR東海バス名古屋支店に入庫・滞泊する。車両は高速車が東京高速バス管理所に8台在籍しており、うち事業開始にあわせて導入された6台がいすゞ・ガーラ (KL-LV774R2) 、御殿場プレミアム・アウトレット新宿号運行開始にあわせて増備された1台は三菱ふそう・エアロエース (BKG-MS96MP) である(もう1台はJRバス関東から移籍した日野・セレガR)。新たに導入された車両のカラーリングは、白をベースに青色・銀色の帯を巻いたデザインである。この車両は「スワローエクスプレス」と命名され、正面には国鉄バスから受け継いだシンボルマークであるツバメを正面からみた図案を配置している。この他、窓下の青帯の中にもツバメを描いているほか、ドア脇にも「JR BUS KANTO」と書かれており、JRバスグループであることを強調している。なお、車両番号は、JRバス関東と異なり、導入年度の下2桁と連番2桁である。また、「JRバス関東の新しい提案」と称したさまざまな新機軸が盛り込まれた仕様となった。これらの施策のうち「パソコン電源の設置」以外は、その後のJRバス関東の車両にも採用されている。全車両とも、客室最前部には案内表示用の液晶ディスプレイが設置されている。以下の路線の運行(運転・運行管理・整備管理業務)をJRバス関東より受託している。ジェイアールバス関東の支店において、車両の清掃を受託している。JRバス関東東京支店での受託については、他の支店よりも広範囲にわたり、入庫する全てのバスについて作業を受託している。東京支店が夜行高速バスを多く受け持つ関係上、朝方の入庫車両だけで数十台となり、半数は他社の車両であるが、それらの車両も含まれている。通常、夜行高速バスの到着後の車内清掃や給油などは、乗務員の担当業務であるが、東京支店において乗務員の作業とすると、それらの待ち時間はかなり長くなる。出庫が早い車両が優先的に作業に入ることになるが、夜までに作業が完了すれば問題ない夜行高速バスの到着後整備はどうしても後回しになり、到着台数の多い繁忙期には乗務員の仮眠時間まで削られてしまう。このため、東京支店に到着したバスは、会社にかかわらず所定のエリアに停車した上で、キーを挿したままで下車し、乗務員はそのまま到着点呼に入る。そのバスの洗車・車内清掃・給油・駐車まではジェイアールバステックが業務を受託している。安房白浜駅での窓口業務や、JRバス関東コールセンターの電話案内業務の受託などを行なっている。
出典:wikipedia
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