株式会社あきんどスシロー(英文商号:AKINDO SUSHIRO CO.,LTD.)は、主に「吟味・スシロー」のブランドで回転寿司をチェーン展開する、回転寿司業界の大手企業である。かつては「大阪回転寿司・あきんど」のブランドも有していた。大阪府吹田市に本社を置き、近畿、中部、関東地方を中心に店舗展開をしている(店舗数は下記参照)。全店舗1皿108円(税込)の均一価格が特徴の回転寿司チェーンを展開。提供する寿司は江戸前寿司であり、以前は、100円/130円/180円(税別)の3段の値段設定の店舗や、競合店が近くにある一部の店舗では90円/100円、あるいは97円等(税別)の105円(税込)以下の価格設定の店舗が存在していた。高級なネタの場合は1皿1貫(1個)にすることにより均一価格を維持している。1990年代後期から「健康1番すし」「大阪回転寿司」をキャッチコピーとしていたが、現在は「これぞ、スシロー。」をキャッチコピーにしている。企業理念は「うまいすしを、腹一杯。うまいすしで、心も一杯。」である。元々、清水兄弟がそれぞれに別会社である株式会社すし太郎を設立したものを合併し、その後現在の商号「株式会社あきんどスシロー」となっている。かつて並立していた「あきんど」と「スシロー」の店舗名の違いはその名残で、商品や店舗コンセプトなどに大きな違いはなかった。「あきんど」での展開は近畿、中部のみであった。1990年代中頃には、主に兵庫地区では「スシロー」、大阪市以北(豊中吹田周辺)では「すし太郎」、大阪市以南では「あきんど」の店舗名が存在していた。あきんどスシローへ統合後「すし太郎」の店舗は消滅していき、2009年6月上旬までに全店舗「スシロー」に統一され「あきんど」の名前も消滅し、社名にのみ残される形となった。2007年3月に、清水豊ら主要株主3名が株式会社ゼンショーに株式を売却したことから、同社が株式27.22%を保有する筆頭株主となる。これに対し、2007年(平成19年)8月27日に、ユニゾン・キャピタル・グループと株式会社極洋の3社で戦略的業務・資本提携を締結。ユニゾン・キャピタル・グループが設立する2つのファンド(アトランティック・フィッシャリーズ・エルピーとパシフィック・フィッシャリーズ・エルピー)に対して、第三者割当増資を実施し、前者が9.78%、後者が7.50%の株主となる。2008年9月24日に、アトランティック・フィッシャリーズ・エルピーが56.5%、パシフィック・フィッシャリーズ・エルピーが43.5%を出資して設立したエーエスホールディングス株式会社による株式公開買い付け(TOB、実質MBO)の実施を発表。公開買い付け実施後、2009年5月31日に、エーエスホールディングス株式会社が株式会社あきんどスシローを吸収合併したうえで、株式会社あきんどスシローに商号変更した。筆頭株主(25.77%)だったゼンショーは、事前の合意に基づいて、吸収合併の際に金銭交付を受けることで株主の地位を失った。長らく回転寿司業界の年間の売り上げの首位はかっぱ寿司が独占していたが、徐々にスシローも売り上げを伸ばし2010年度のスシローの売り上げが初の首位を達成した。それを記念し、記念感謝セールを開催した。2012年8月、81%の株を保有していたユニゾン・キャピタルは、全株を英ペルミラ・アドバイザーズ系列のコンシューマー・エクイティ・インベストメント・リミテッドに売却した。店舗リストは店舗検索を参照のこと。2016年6月現在、433店舗を展開しており、回転寿司業界での店舗数は業界2位。2016年(平成28年)8月現在、店舗が存在しない県は、青森県、島根県。
※青森県は八戸市に2016年10月出店予定なので島根県だけが存在しない県になる。上記の無店舗県を除けば、盛岡市、福島市、水戸市、山口市といった県庁所在地には未出店である。スシローブランドでの店舗以外にも、2015年1月に東京都内3拠点(中目黒、赤坂見附、新橋)で展開された都市型店舗「ツマミグイ」や高級寿司店「七海の幸」といった、独自ブランドの店舗がある。商品(寿司)の種類は60種類程で、季節限定、うどんや味噌汁、各種サラダなどのメニューもある。現在回転寿司の定番と言われる海老アボカドはスシローが発祥。なお食品安全教育研究所代表の河岸宏和によれば、ライバル店を連想させるため自身の店で出す「かっぱ巻」を、わざわざ「きゅうり巻」と呼んでいるとのこと。また、他の競合店舗では販売されている「うに」の販売について、「おいしくない」という理由でいったん100円での販売を取りやめたが、社員が直接チリに行くことで品質を改善。期間限定メニューとして販売したのちに、2016年12月から100円での販売を再開することとなった。単品管理システムを業界として初めて導入し、鮮度管理とローコスト化をしている。通称"「コストカッター」"というシステムを独自で開発。レーン上の寿司皿の移動距離に基づいて、廃棄すべきかどうか判定するものである。また途中で客が取った皿が識別され、売れた数としてカウントされる。それらのデータを元に、寿司を流すパターンを変更する。曜日時間帯別にパターン化したデータを利用することでコストカットをはかれる(日本国特許番号3607253)。創業者は、寿司職人の出身で商品の品質を重視し、店舗開発・店舗の内装などは、業界他社に比べあまり多くの費用をかけていない。そのため、他社に比べ店舗内装の統一はされていない。ファミリーレストランやアウトドア用品店の居抜き出店もあり、回転寿司店としては変わった内装の店も存在する。2015年7月に誕生したスシローオリジナルのマスコットキャラクター。寿司のネタを抱きかかえている動物たちのキャラクターで、「基本寝そべって、大好きなネタを体で味わっている」という設定。公式ホームページやSNSに登場しており、2016年2月には期間限定でLINEスタンプが無料配信された。スシローでは、店舗展開していない地域(地方)でもCMを流している。
出典:wikipedia
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