レオカディオ・フランシスコ・バティスタ（Leocadio Francisco "Tony" Batista , 1973年12月9日 - ）は、ドミニカ共和国プエルト・プラタ出身の元プロ野球選手（内野手）。2月8日にオークランド・アスレチックスと契約。6月3日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦でメジャーデビュー。11月18日にエクスパンション・ドラフトで新球団のアリゾナ・ダイヤモンドバックスに移籍。メジャー初の2ケタとなる18本塁打を放つ。6月12日にダン・プレサックとのトレードでジョン・フラスカトレと共にトロント・ブルージェイズに移籍。1999年シーズンは31本塁打を記録。以来、6年連続20本塁打以上を記録した。はリーグ3位となる41本塁打を放ち、初の球宴出場を果たした。6月25日にウェーバーでボルチモア・オリオールズへ移籍。10月30日にFAとなった。1月6日にモントリオール・エクスポズと契約。キャリアで2番目に多い32本塁打、110打点、さらに自己最多の14盗塁を記録したが、一方で四球率.040（650打席で26四球）はキャリア最低であり、出塁率も.272と両リーグワースト2位という低さであった。11月4日にFAとなった。、2年総額1500万ドル（約15億6000万円）で福岡ソフトバンクホークスに入団。背番号は77。打率・出塁率・長打率は前年より上回ったものの、いずれも高額年俸に見合った内容とはいえず、チームの若返り策のため自由契約となった。2年契約のため、残り1年分の年俸も支払われた。2005年12月15日にミネソタ・ツインズと1年125万ドルの契約に合意。は50試合に出場したが、6月14日にDFAとなり、6月19日に放出された。2月20日にワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結ぶ。5月8日にメジャー昇格。10月15日にFAとなった。3月15日にナショナルズとマイナー契約で再契約したが、5月1日に放出された。人柄は温厚であり、キャンプ合流当日から若手に打撃指導を行うなど若手育成の面でも貢献し、ホークス時代的場直樹など彼に心酔した関係者は多数。敬虔なクリスチャン（プロテスタント）であり、オフシーズンには宣教師としての活動も行い、周囲に聖書を読むよう薦めている。その独特な打法も話題となった（後述）。5月9日のヤクルト戦では石川雅規から死球を受けたとき、すかさず襲い掛かるような勢いで石川に向かって走って行くが動きだけで乱闘はせず、そのまま一塁まで走っていったこともある。2005年4月18日のオリックス戦（ヤフードーム）で、山口和男からパ・リーグ通算4万号となる本塁打を放っている。ヒーローインタビュー時のキメ台詞は、「チョーご機嫌!」であった。非常にケガに強い選手であり、レギュラーに定着してからは長期離脱はなかった。日本在籍時も、135試合出場はリーグ単独1位であった。最初にほぼ完全に投手に正対し、足の位置はそのままでそこから上体だけをひねって構える、極端なオープンスタンス打法。2005年のソフトバンク入団時のインタビューによると、大リーグ在籍時に28打席ノーヒットという極端に打てなかった時期があり、その時の『神のお告げ』でこのフォームにしたそうである。打率は2割台前半だった年も多くやや粗い面もあり、初球から打ちに行くフリースインガーであるため四球の数は非常に少ない。三振の数は多く、日本時代を含めてシーズン100三振を5度記録している。神経が細やかな面があり、宮城球場での試合においては、バッターボックスから見る視界の邪魔になるのか、打席でタイムをかけ、マウンド上にあるピッチャーのロジンバッグの位置を指示するといった事を再三やっていた。守備では、1999年まで主にショートを守っていたが、2000年からサード転向。強肩ではないものの、堅実なグラブさばきや、正確な送球でチームに貢献している（ホークス移籍後はやや失策は多い）。メジャーではサード・ショート以外に、セカンド・ファーストとしてのプレー経験がある。2アウト時に内野ゴロに倒れると、ライトのフェンスまで走るファンサービスをし、対戦相手チームファンからも人気がある。これは、故障でひざを痛めており、全力疾走から急に止まると古傷に悪影響が及ぶためにゆっくりと止まるという理由もある。

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