セント・ポール大聖堂(セント・ポールだいせいどう、もしくは聖パウロ大聖堂、St Paul's Cathedral)は、ロンドンの金融街、シティ・オブ・ロンドンにある大聖堂である。イングランド国教会ロンドン教区の主教座聖堂で、聖パウロを記念する。ロンドン最初のセント・ポール大聖堂は607年頃健立された。この木造の建造物はその後焼失、7世紀後半にかけて石造の聖堂が建て変えられたが、アングロ・サクソン年代記によると、この2代目セント・ポールは10世紀半はヴァイキングによって焼き払われた。3代目の聖堂はサクソン人によって建てられたが、1087年、再び焼失した。ウィリアム1世によってロンドン同教に任ぜられた主教モーリスによる再建は、1240年まで継続され、ここにいわゆる旧セント・ポール () が完成した。1666年のロンドン大火の後、建築家クリストファー・レンにより再建され、1710年に完成した。再建されたセント・ポール大聖堂はバロック建築に分類され、大ドーム及び西側正面にある2つの塔の特徴を持ち、高さ約111m、幅約74m、奥行き約157mである。この大聖堂は、国王チャールズ2世の命により、1675年から35年の歳月をかけて建築されたバロック様式の傑作である。大聖堂前にはセント・ポール大聖堂の再建当時の君主、アン女王の銅像がある。地下の納骨堂には、セント・ポール大聖堂の再建者であるクリストファー・レンのほか、アレクサンダー・フレミング、ジョン・エヴァレット・ミレー、ホレーショ・ネルソンといった著名人が眠る。20世紀に入っれて王室とのつながりはますます強くなり、また、壮厳な伝統行事は次々と加えられ、国家的、国民的象徴としての重みはますます強くなっていった。1965年、ウィンストン・チャーチルの葬儀はエリザベス女王臨席のもと、セント・ポール大聖堂にて行われた。1981年にはチャールズ王太子及びダイアナ元妃の結婚式が行われた場所としても知られる。大聖堂の床から85メートルの高さにあるドーム上の塔の付け根部分まで階段で上がることができ、そこからロンドン市内を一望することが可能である。
出典:wikipedia
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