『ウォーキング・デッド』(原題:") は、2010年から放送されているアメリカ合衆国のテレビドラマである。『ウォーキング・デッド』は、ゾンビによる世界の終末を迎えた後の物語であり、荒廃したアメリカ合衆国で安住の地を求めてウォーカーの集団から逃れつつ旅をする少人数のグループを描く。ウォーカーとはあらゆる生き物をむさぼり食う動く死人で、人間は脳が無事なまま死亡するとほぼ確実にウォーカーになってしまう。ウォーカーの群れ、事故、そして生存者による略奪など、敵意に満ちた世界で日々直面する試練にもめげず、グループが人間性を保とうと奮闘するジレンマが主に描かれる。シーズン1は主にアトランタ都市圏を舞台とするが、シーズン2からシーズン4は、ウォーカーから逃れてジョージア州北部地方に舞台を移す。シーズン5中盤からバージニア州リッチモンド、そしてワシントンD.C.へと舞台が変わる。グループは、ゾンビが大発生する前はジョージア州の小さな町の保安官代理をしていたリック・グライムズが率いる。グループは、社会が崩壊した世界で、ウォーカーの恐怖、グループ内の力関係の変化、そして自らの生存だけを考える数少ない生き残りの人間たちに直面する。太文字の人物名は初登場のキャラクター。保安官のリック・グライムズは、逃走犯を追跡している際に銃弾に倒れ、病院で昏睡状態に陥る。目を覚ますと、世界は文明が崩壊しており、生ける屍「ウォーカー」が歩き回るようになっていた。リックは自宅にたどり着いたがもぬけの殻になっていて、そこで黒人の父子モーガンとデュエインと出会う。彼らからウォーカーの事や自分が眠っている間に起きた事を教えてもらうと、警察署から装備を持ち出して自分の家族が避難していると思われるアトランタを目指して出発する。しかし、すぐにリックは都市がウォーカーで溢れてもう安全ではなくなったことを知る。アトランタでウォーカーたちに囲まれたリックは、物資調達と生存者の捜索に来ていたキャンプメンバーのグレンによって助け出された後、アンドレアやTドッグらと協力することになる。しかしメルルは暴走して手が付けられなくなった為、リックが手錠をかけて屋上に縛り付ける。ウォーカーが人間の新鮮な血肉の匂いに誘われて襲い掛かる事に気づき、リック達はウォーカーの腐肉と内臓を体にこすりつけて群れの中を突っ切り、なんとか脱出に成功する。しかしメルルにかけた手錠の鍵をTドッグが落としてしまい、彼を一人屋上に取り残してしまう。都市の数マイル外では、リックの妻のローリと息子のカールが、リックの元同僚で親友でもあるシェーン・ウォルシュや全国から逃げてきた他の生存者たちとグループを作り、共にキャンプで生活を送っていた。キャンプ地でローリとカール、シェーンと再会したリックは、シェーンと共に一行のリーダー的位置に就き、妻と息子だけではなく一行全体を生存させるように務める立場になる。一行の一部が武器と残してきたメルルを回収するために再びアトランタへ向かったが、メルルがいた屋上には彼の右手首だけしか残っていなかった。一旦メルルの捜索を打ち切って武器を回収に向かうが、他の生存者グループと衝突し、グレンが連れ去られてしまう。置き去りにされた生存者グループの少年を引き連れてアジトを訪れると、彼らが町の老人達を保護している事を知り、リックは武器の半分を分け与えてキャンプへと戻る。しかし彼らがアトランタから戻る直前にウォーカーがキャンプを襲撃し、多数の死者が出てしまう。キャンプがもはや安全ではないと考えた一行は、治療薬の開発が進められているという噂を信じてCDCに向かう。そこへ辿り着いた一行は、CDC研究員唯一の生き残りであるジェンナーに出会う。彼にウォーカーについて分かっている情報を教えてもらい、共に地下室でしばしの安息を得るが、燃料切れによる自爆装置が作動してしまう。ジェンナーは死ぬ事で地獄から解放されたいと願い、施設から脱出するリックに最期の情報を密かに教えてCDCと共に消滅する。脱出した一行は、新たに安全な場所を求めて移動することになる。CDCから脱出した一行は、安全と噂されるフォートベニング基地へ向かっていたが、フリーウェイの放置された車の大渋滞現場から迂回しようとしたところ車が故障したため足止めを余儀なくされる。そこへ突如襲来したウォーカーの大群を一行は車の下に隠れてやり過ごそうとするが、キャロルの娘のソフィアだけが見つかってしまい、道路脇の林の中へ逃げ込む。追いかけたリックは自分が囮となってソフィアを一旦逃がすことに成功するものの、結局彼女は行方不明になってしまう。止むを得ず一行はソフィアを見つけるためにその場に留まり、捜索を続ける。数日後、林の中でリックやシェーンと共にソフィアを捜索していたカールは、鹿狩りに来ていた近くの農場業者のオーティスに誤って撃たれてしまう。リック達とオーティスは農場へ瀕死のカールを運び込み、そこのオーナーである獣医師のハーシェルに治療を施してもらうことになる。残りのメンバーもハーシェルの長女マギーの案内で農場へやって来る。カールの容態は手術を要するものであったため、必要な薬と医療器具をシェーンとオーティスが近くの街の高校へ調達しに向かうが、無事薬と医療器具を手に入れるもウォーカーの襲撃に遭ったシェーンは窓から飛び降りた際に足を痛め、逃げ切る為にオーティスの足を撃って犠牲にして帰還するが、仲間達には真実は話さなかった。手術が成功しカールの傷が癒えた後も、一行はソフィアを探すために農場に留まることになる。そんな中、キャンプで再会するまでリックは死んだものと信じてシェーンと関係を持っていたローリが、近所の町に物資調達に行くグレンに、妊娠検査薬などを取って来てくれるよう秘密で頼んでいた。その検査薬により妊娠が発覚したローリは中絶薬を飲んですぐに吐き出すが、グレンがデールに相談したため妊娠の事が周囲にばれてしまう。一行がソフィアを捜索し続けるも行方を掴めずにいたある日、マギーと恋愛関係になり始めたグレンが情事目的で農場の一角の納屋の屋根裏に行き、そこに多数のウォーカーが幽閉されていることが明らかになる。排除しようとする一行に対し、ハーシェルは「あの中にはウォーカーと化した自分の妻や知人がおり、ウォーカーもいつかは治療できる『病人』であるから殺させない」と主張、一行に農場から出て行くように迫る。しかし、シェーンが独断で全員の見ている前で納屋を開けウォーカーを解き放ち、リック達はやむをえず全て撃ち殺す。納屋の中からはウォーカーと化したソフィアが最後に姿を現し、リックの手でとどめを刺される。元家族のウォーカーは土葬され、その他は焼却される。ハーシェルはリック達にすぐに出ていけと警告し、ソフィアと家族達の葬儀が終わると行方をくらます。廃墟となった町の酒場で、ハーシェルは探しに来たリック達に、ウォーカー達に希望を捨てなかった自分の考えが誤っていたことを認め、徐々にリック達と共生していくことを考えるようになるが、帰宅を始めたところで街で他の生存者と遭遇し、脅された為に已む無く一部を射殺、そして一人の少年を捕まえる。時を同じくして独りでリック達を探しに行ったローリは運転を誤り横転、ウォーカーに襲われるが、間一髪で撃退して後を追っていたシェーンと共に農場へ帰還する。一方農場ではハーシェルの娘ベスが、転化した母親が納屋から出て来た時に襲い掛かられたショックで自殺を図っていた。リック達が町で捕えた少年の処遇などを巡って意見が分かれ、メンバー間で軋轢が生じ始める。少年がマギーと同じ学校の出身で彼女と農場の存在を知っていた事と彼の仲間がギャングであることが判明、処刑するしかないという結論になり、デールは独り処刑に反対するが、他のメンバーが処刑に賛成する事に失望して家から出たところをウォーカーに襲われる。未だローリを諦められないシェーンはリックの存在を疎ましく思い、遂に殺害計画を実行に移す。自分が林の中で秘密裏に殺した捕虜の少年の捜索名目でリックを連れ出すが、それを看破していたリックの機転で逆に殺害された直後ウォーカーに転化し、リックを背後から襲おうとしたところをカールにとどめを刺される。その夜、ウォーカーの大群が農場に襲来する。必死の応戦もむなしく数名の犠牲を出し、一行とハーシェルの家族は辛くも農場を捨てて逃げ出すが、大混乱の中でアンドレアは一行からはぐれてしまう。放浪する彼女の前に、両腕と顎を切り落とされたウォーカー2体を首かせで引き連れた謎の女性剣士ミショーンが現れる。シェーンや少年が噛まれてないのに死後ウォーカーに転化した事について、リックはCDCのジェンナー博士が最期に囁いた「すでに全ての人が感染している」という言葉を告白する。農場を脱出してから数か月後、冬を超えた一行は刑務所を見つける。刑務所内を調べると、生き残りの囚人達と遭遇する。所内の闇の中でウォーカーに襲われ、足を噛まれたハーシェルは感染が広がる前に足を切断する。その後、囚人達と協力して独房棟のウォーカーを始末するが、どさくさに紛れリックを殺害しようとしたリーダー格のトーマスは処刑。アンドリューは逃げ出し、アクセルとオスカーを独房棟に閉じ込める。刑務所を新たな拠点とし、しばらくは平穏が続くが、逃げたアンドリューがゲートの鍵を開け、予備電源でサイレンを起動させてウォーカーの大群を招き入れた。仲間達は分断され、噛まれたTドッグがキャロルを救う為に犠牲になる。更にローリが産気づき、帝王切開をマギーに頼み、胎児を無事取り上げる事には成功したが昏睡状態となったため、カールはローリの頭へ銃弾を撃ち込む。リック達は予備電源室でアンドリューと交戦し、オスカーが射殺。生まれたばかりの赤ん坊は、カールによってジュディスと名付けられる。妻の死を知ったリックはショックから幻覚や幻聴の兆候が表れ始めた。アンドレアとミショーンはメルルを含む一行に連行されて、ウッドベリーの指導者"総督(ガバナー)"ことフィリップに出会う。そこでは人々が平和な日常を送り、アンドレアはガバナーと関係を持つが、ミショーンは不信感を捨てきれず町を出て行く。メルルはミショーンを始末するために交戦するも逃げられ、代わりにグレンとマギーを捕えて、ガバナーにはミショーンを殺したと嘘をつく。負傷したミショーンは刑務所へ辿り着き、リックたちに保護される。ミショーンから仲間の窮地を聞いたリック達はウッドベリーに潜入し、グレンとマギーを救出する。ミショーンは単身ガバナーの部屋に忍び込み、転化したガバナーの娘ペニーを処理、ガバナーの片目を潰す。ガバナーはメルルの嘘に怒り、ダリルとメルルを殺し合わせようとするが、二人は再度突入したリックたちに助け出される。しかし、グレンとマギーはメルルと共に行動する事を拒否し、ダリルとメルルはリック達の前から立ち去る。一方、タイリース達の一行が刑務所に現れるが、度重なる心労から錯乱するリックを目の当たりにし、タイリース達は刑務所から出て行く。その先で、刑務所のかつての仲間を説得しようとするアンドレアと出会い、ウッドベリーへ向かう。ウッドベリーとの全面戦争に備え、リック達は武器を調達するため住んでいた街に戻り、以前命を救われた恩人モーガンと再会する。息子を亡くし錯乱したモーガンを仲間にしようと説得するリックだったが、争いに疲れたモーガンの決意は固く、武器を分けてもらうが別れる。アンドレアは、リックとガバナーを引き合わせ停戦会談の場を設けるが、ガバナーは一方的にリックを恫喝し、娘の仇であるミショーンの引き渡しを要求する。会談から帰還したガバナーはアンドレアに嘘を吐くが、アンドレアはミルトンから取引の後にリックたちも全員殺すつもりだという事を知らされ、それを伝えに刑務所へ向かい、ガバナーに捕らえられ監禁される。リックは仲間たちを守るために要求を飲もうと考えるが、ミショーンへの恩と良心から思い止まる。メルルは独断でミショーンを連れ出すが、ミショーンに諭され、一人でガバナーを仕留めることを決意。ウォーカーを誘導し急襲するが、返り討ちに逢い射殺される。後を追ってきたダリルは、転化した兄を自らの手で殺害する。ガバナーは多くの住人を引き連れ武装して刑務所に向かうが、リックたちの反撃に遭って総崩れとなる。住人たちからの非難が噴出し、逆上したガバナーは彼らを虐殺、残った側近二人と共にウッドベリーを捨て車で逃げ去る。後を追ってきたリックたちは虐殺から生き残ったカレンを救出、ともに残された住民達にガバナーの正体を暴露。捕らわれたアンドレアを救出に向かうが一足遅く、噛まれたアンドレアは自ら頭を撃ち抜き死亡する。リック達はウッドベリーの住民達を新たな仲間として刑務所へ迎え入れた。ガバナーの襲撃から数か月後、刑務所で暮らす人々は平穏な生活を送っていた。新参者のボブを連れて物資調達に向かったダリル達は、予想外の事故によりベスのボーイフレンドを失ってしまう。ある日、原因不明の疫病により少年が死亡し、転化して他の住人を襲うという事件が起き、疫病の疑いのある2人が、隔離された翌朝に焼死体で発見される。ダリル達は獣医大に抗生物質を探しに行く一方、グレンやサシャまでも疫病に感染してしまう。キャロルがカレン達を殺した犯人だと知ったリックはキャロルに物資を持たせて別れる。その後、刑務所内の患者達が次々に死亡、転化し、外では殺到するウォーカーによりついにフェンスの一部が倒された。しかし何とか鎮圧し、ダリル達の薬のおかげで残った患者は一命を取り留めた。一方、ガバナーは部下達に逃げられ、リリー一家と出会い、共に行動するようになる。ガバナーはマルチネスがリーダーとなっているキャンプを乗っ取りメンバーを騙して戦闘員に仕立て上げると、ミショーンとハーシェルを捕え、刑務所の引き渡しを要求し、ハーシェルの首を斬り落とす。銃撃戦となり刑務所は破壊され、ウォーカー達もなだれ込む。リックはミショーンにより助けられたが、刑務所内で血だらけのベビーカーを発見して泣き叫びながらカールと森へと脱出。瀕死のガバナーにリリーがトドメを刺し、仲間達は生き別れてしまう。ミショーンはペットウォーカーを引き連れて森の中へと入っていき満身創痍のリックとカールに再会。ベスとダリルは2人で森を徘徊。一方、ジュディスを抱え、リジーとミカを引き連れて森に逃げてきたタイリースは、リジー達を連れたキャロルと再会し、4人は終着駅を目指す事にする。マギー、サシャ、ボブはグレンを追い、グレンはバスで逃げたと思われていたが、刑務所で目を覚ましタラを発見する。説得して共に脱出後、意識を失ったグレンとタラの前に、エイブラハム、ユージン、ロジータの3人が現れた。グレンが再び目を覚ますと、大型トラックに乗せられていた。戻ろうとするグレンにエイブラハムが「任務」の話をし、諦めろと言われたグレンは殴り掛かる。その騒ぎに釣られウォーカーの集団がトラックを取り囲み、ユージンが銃を乱射、その流れ弾でトラックが走行不能になる。リック達はカールとミショーンで物資の調達、リックは静養も兼ねて留守番をしていたが、怪しい集団が侵入してきた為リックは咄嗟にベッドの下へと隠れる。ミショーンは物資調達中、カールからの質問で自分の息子アンドレの事を打ち明けていた。侵入者同士が喧嘩をはじめ、気を失った男にリックが顔を見られてしまう。隙を見てリックは部屋を脱出し侵入者を1人絞殺、窓から飛び降りて脱出すると、絞殺した侵入者が転化して仲間を襲っている隙に帰ってきたカール達と合流、線路まで逃げて「終着駅」の看板を発見し駅を目指す事にする。ダリルはベスが酒が飲みたいという事で、かつてミショーンと物資調達中に見つけた空家で密造酒をベスに振る舞った。初めての酒で酔ったベスが言い出したゲームがきっかけでダリルは激怒し口論となり、その夜ダリルは自分の過去を打ち明け、酒を空家中にぶちまけて火を放った。寄った墓地で食糧と休息が手に入り油断をしていたダリルは、油断してウォーカーの集団に襲われ、ベスを何者かに連れ去られてしまう。途方に暮れ座り込むダリルをジョー率いる無法者集団が取り囲む。マギー、サシャ、ボブの3人は終着駅の看板を発見し、マギーはグレンがそこに向かったと信じて進もうとする。しかしサシャは反対し、ボブにもマギーを説得するよう頼むが、マギーは書置きを残して先に行ってしまう。2人はマギーを追いかけウォーカー達を一掃し、結局3人で終着駅を目指す。タイリース達は森の奥に一軒家を見つけ、その充実した設備にタイリースは終着駅に向かわず定住してもいいと考えていた。庭でウォーカーと鬼ごっこをしていたリジーを発見したキャロルは、急いでウォーカーにトドメを刺すが、それを見たリジーは発狂してキャロルを責め立てる。翌日リジーが動けないウォーカーに餌付けをしていたところ、黒焦げになったウォーカー達が飛び出してくる。2人は逃げ帰って4人でウォーカーを撃退。リジーがようやく事実を理解したと思い安堵するキャロル達だったが、翌日リジーは庭でミカを殺して転化を待っていた。転化させまいとするキャロル達に、リジーは銃を向けて制止する。ジュディスも殺して転化させようと平然と言うリジーを何とか丸め込んだその夜、リジーは他人と暮らせないから2人で出て行くというキャロルをタイリースが止めるが、リジーは昔から変わらないし変われないと話す。翌日、キャロルはミカの為の花摘みにリジーを誘い出し、リジーを撃ち殺した。子供達を埋葬した夜、キャロルはカレンを殺したと告白し、タイリースはキャロルを許した。そして終着駅へと向かう。ダリルはジョー率いる無法者集団と行動を共にしていた。ジョーは自分達のルールがある事を説明する。「取った」と最初に言った者が所有権を得る、嘘を吐かない、これらを破ったらリンチをすると話し、その夜ダリルを泥棒扱いした仲間が嘘を吐いた事を知ってリンチにより殺害。グレンはトンネルの入り口の壁にマギーのメッセージを見つけ中へ入ろうとするが、エイブラハムは危険性を考えここで別れる事にし、餞別にライトを2人に渡してくれた。グレン達がトンネル内を進んでいくとタラが瓦礫に足を取られてしまい、身動きが取れなくなってしまった。絶体絶命の状況だったがマギーとエイブラハム達に助けられ「終着駅」を目指す事に。リック達は放置された車を見つけ焚火をしていると、ジョーにより銃口が付きつけられる。ダリルが制止し説得、逆にリンチされるも、リックがジョーの首を食い千切って逆転、皆殺しにした。4人は「終着駅」を見つけ、リック達はもしもの時の為に武器を一部土に埋めて隠し、裏手から侵入。ギャレスという男に会い案内されるが、アレックスがグレンに贈られたはずのハーシェルの形見の時計を持っている事を問い詰めると、住人達は正体を現して発砲、逃走先を誘導されて拘束される。そしてタイリース達以外のメンバーと再会するも閉じ込められてしまう。終着駅で囚われたリック達はギャレスによって食用肉として殺されそうになるところを、ギャレスの仲間から終着駅の正体を知ったキャロルが襲撃をかけ、間一髪脱出に成功。近くの森でウォーカーに襲われていたゲイブリエル神父に出会う。怪しい神父に警戒しつつも教会に案内される。物資がないので数人でフードバンクへ調達に出掛けるが、パニックになった神父のせいでウォーカーの襲撃を受けてしまう。その日の晩、キャロルとダリルはベスをさらった車を発見し後を追い、ボブは1人外に出て泣いているところを襲われて気絶。ボブが目を覚ますと、ウォーカーだらけの学校でギャレス達がボブの足を食べていた。ボブはそれを知り泣くが、すぐに笑い出し昼間の調達時に受けた傷を見せ感染している事を告げる。ギャレス達は怒りでボブを蹴りつけて気絶させる。一方リック達はいなくなった3人について神父を問い詰め、神父は信者達を見殺しにして生き残った事を懺悔する。直後、教会前に放置されたボブから話を聞いたリック達は学校へ向かう。実はそれはギャレスの罠で、非戦闘員だけが残った教会が襲撃され追い詰められてしまうが、更にその裏をかいたリック達によりギャレス達は全員始末される。翌朝、リック達はダリル達を待つ為に教会に残り、エイブラハム達のバスが出発するが、すぐ故障して横転、バスは炎上。その夜ユージーンがタラに自分が車を故障させた事を告白。次の日、数え切れないウォーカーが犇めく一本道を、任務の為に徒歩で強行突破しようとするエイブラハムに、ユージーンは自分が本当は科学者ではなく、世界を救えるというのも嘘だと激白。怒号と共にエイブラハムはユージーンを殴り倒し、そのまま茫然自失になって跪く。その頃ベスはグレイディ記念病院で目覚めた。病院を仕切る警官のドーンと医師のスティーヴンがやってきてベスを助けたと説明。他には高圧的な警官のゴーマン、建物から落ちて意識不明のトレビット、病院から逃げ出すも腕を噛まれて切断されたジョーン、父親を見殺しにされ病院を脱出し家に帰りたがる少年ノアがいた。スティーブンの保身の為の策略に乗せられたベスの医療ミスでトレビットが死亡。ノアとベスは脱走を図るがベスだけ警官に取り押さえられてしまう。ダリル達は白十字の車を追っていたが途中でガス欠になり、かつてキャロルがいた虐待避難所で夜を明かす。翌朝、病院を抜け出したノアに武器を強奪されるが、棚の下敷きになったノアを発見して武器を回収し立ち去ろうとするダリルを、キャロルが引き止めてノアを助ける。そしてノアの話からベスが病院にいる事を知るが、向かう途中でキャロルが病院の車にはねられ連れて行かれてしまう。ダリルとノアは重傷を負ったキャロルを治療させる為、病院の車を見送ってリック達の元に戻りベスとキャロルの奪還作戦を開始する。ノアを囮に巡回していた警察官3人を捕獲し、人質交換をする事を計画する。しかし警官の一人ランソンがサシャの同情を惹いて騙し打ちをして脱走。リックは追いかけてランソンを始末。その頃、病院ではキャロルが見捨てられそうになっていた。ベスが口を挟むも治療の中止が決定、しかしドーンは密かに薬品庫の鍵を渡し「自分で助けろ」とベスを促す。何とか治療に成功するも、ドーンとの話を他の警官に聞かれ脅され、止むを得ずその警官をドーンと共に殺害。そこへリックの人質交渉の話が流れてくる。教会ではリック達が戻ってくるまで、子供達と神父とミショーンがバリケードを張った教会で待っていたが、現実を受け入れられない神父が教会から脱走。外で襲われて教会のバリケードを剥がして逃げ込んだ為、ウォーカー達に教会を占拠されそうになるが、正気に戻ったエイブラハム達が戻ってきてミショーン達を助ける。病院の渡り廊下にて人質交換交渉が開始され、順調に交換が終わる。しかし交換が終わった直後、ドーンがノアも置いていかないと無事には病院から出さないと脅迫。病院側に歩いていこうとするノアをベスが引き止めドーンをハサミで刺す。しかし致命傷に至らずドーンの反撃で額を撃ち抜かれベスが死亡、それを見たダリルによりドーンも射殺。そのまま両陣撃ち合いになりそうなところを人質だった女性警官が叫び、2人の死で手打ちにする。リック達は500マイルも離れたノアの家へ向かう。しかし町はすでに壊滅しており、リック達は物資を探し、ノアは自分の家に向かう。ノアを追いかけてタイリースも同行するが、家の中で子供のウォーカーに腕を噛まれ、今まで死んでいった仲間やガバナー、マーティンの幻に翻弄されながらタイリースは息を引き取る。目標を見失ったリック達は、ユージーンが目的地としていたワシントンD.C.を目指す。しかしここまでの長い道中で物資も燃料も尽き、仲間を失った喪失感から、全員が精根尽き果てる。物資を探すが、誰も何も見つけられない。疲れ果て道端で座り込んでいると、森から数匹の大型犬が飛び出して威嚇してくる。皆で犬を食べて飢えをしのぎ、休息を取る中、ダリルが一人森の中を探索。彼は小屋を見つけ、その近くでタバコを吸いながら、一人泣き出してしまう。道路の真ん中に「友から」という張り紙のついた水を見つける。リック達が罠だと思い警戒していると、突然雨が降ってきて乾きが潤されるが、ほどなく嵐となり、リック達はダリルが見つけた小屋に避難するが、大量のウォーカー達まで小屋に押し寄せる。みんなで必死に小屋を支え、嵐が去ると、なぎ倒された木々がウォーカー達を押し潰していた。マギーがサシャを連れて外に出ると、怪しい男が現れる。男の名はアーロン。リック達を観察していた人物で、自分達の集団の仲間になって欲しいと申し出る。写真を見せたりして説得するアーロンを、リックは殴り倒して気絶させて荷物を調べる。目を覚ました彼の話を仲間達の何人かが信用する中、リックは終着駅の経験から細心の注意を払い、拘束したアーロンを乗せて彼の2台の車で回り道をして居住区を目指す。しかし彼の車の中にあった聴音器を見つけ、リックは自分達の作戦が筒抜けだったのではと焦り、運転を誤ってしまう。その時、アーロンの仲間が撃った照明弾が見え、アーロンがそちちに向かって走り出す。グレンがウォーカーに襲われたアーロンを助け、照明弾が上がった場所に辿り着くと、他の仲間達とエリックという男がいた。彼らの住むアレクサンドリア共同体へ一行は向かう。アレクサンドリア共同体のリーダー、ディアナと面会し、入植審査が行われる。全員通過し、留まる代わりに武器を預ける。共同体の人々は親切で優しかったが、外の現実を全く理解せずに楽観視をしていた。リック達は彼らの弱さを危惧し、一見溶け込もうとしていると見せて、パーティーの最中に預けた武器を盗み出す。ダリルは特に浮いた存在とみられたが、足を痛めたエリックの代わりにスカウトの仕事を手伝って欲しいと誘われ、アーロンと共に探索に出掛ける。サシャは今までの出来事とこの町の住人の空気の差に苛立つ。ノアはディアナの夫であり町の壁を築いたレジと話し、建築を学びたいと申し出る。その後、ディアナの息子達のニコラスやエイデンと共にグレン達が、町の発電機を直す為、嫌がるユージーンも連れて物資調達に出掛ける。大きな倉庫を見つけ侵入すると、外にも中にもウォーカーが大勢いたが、必要な物資を手に入れる事もできた。しかしエイデンが背後から防護服を身にまとった軍人と思しきウォーカーに襲われ、慌てたエイデンが乱射した弾が軍人ウォーカーの手榴弾に命中し、全員が爆発に巻き込まれる。吹っ飛んで柵に刺さり動かないエイデン、タラは頭から出血多量で危険な状態に。何とかその場を切り抜け車に戻ろうとすると、エイデンの悲鳴が聞こえ、タラをユージンに任せグレン達が助けに戻る。しかしニコラスはエイデンを見捨て逃げ出した。ノアとグレンだけでは助けられず、エイデンはウォーカーの餌食に。ニコラスは脱出したが逃げ切れず倉庫へ戻り、グレンとノアは脱出する為に外へ向かい、両者が挟み撃ちされる形で倉庫の出入り口の回転ドアに閉じ込められてしまう。そこへタラを何とか車に乗せたユージーンが現れ、外のウォーカーを誘き寄せた。グレンがドアを破って交代に脱出する作戦に出るが、パニックになったニコラスが自分だけ助かる為にドアを回転させ、そのせいでノアがウォーカーに襲われてしまう。ニコラスが車を奪って逃げようとしたところをグレンが殴り倒し、意識のないタラとニコラスを乗せて町へと車を走らせる。一方、警察官として働く事になったリックが、壊されたフクロウの置物の件から、外科医のピートが妻のジェシーにDVをしている事が見つけ、息子のサムが母を守る為に拳銃を欲しがっている事を知る。更にゲイブリエル神父がディアナを呼び出し「リックは善人ではない。彼らはこの場所にいてはいけない」と告げ口をしているのをマギーも耳にする。戻ってきたニコラスは自分がした事を誤魔化す為に、ディアナに嘘を吹聴し、グレンはありのままを話す。リックはディアナにピートのDVを報告し対処を求めるが、ディアナは知っていて放置をしていた。外科医を失うわけにはいかない為、ジェシーを見殺しに見て見ぬふりをしていたのだ。リックはジェシーのもとを訪れ、ピートと殴り合いになる。そこへ現れたディアナと口論になるが、ミショーンがリックを殴り倒してその場を収める。一方、森の中、モーガンがエイブラハムの残した地図を頼りにワシントン近郊までやってきていたところに、銃を構えたウルフ(狼)を名乗る男が現れ、モーガンを脅す。しかしモーガンは慌てもせず、更には茂みから飛び掛かってきたもう一人も軽くあしらい、2人をあっという間に棍棒で倒すと、車に閉じ込めてクラクションを鳴らし立ち去る。ダリルとアーロンは外で探索中、残酷な殺され方をした不可解な死体を見つけ、赤いポンチョの男の後をつけるが見失ってしまう。しかし代わりに缶詰工場を見つけ、喜んで貨物トラックの荷台を開けると、他のコンテナも同時に開き、中から大量のウォーカー達が現れる。何者かが仕掛けた罠だった。追い詰められて車に閉じ込められてしまうと、「罠だ、悪い奴らが来る。逃げろ」というメモを見つける。意を決し脱出しようとした時、モーガンが現れ周りのウォーカーを棍棒でなぎ倒す。アーロンが一緒に来ないかと誘うがモーガンは断り、探し物があると地図を見せ、ダリルがリックの名に気付く。目を覚ましたリックは、ディアナが集会を開いて昨晩の暴力沙汰の事を協議すると聞かされる。キャロルはピートの家に出向き、タラを治療しないピートをナイフで脅しながらプライドを踏み躙った。そして神父が非武装で外に出て行き、謹慎を命じられていたニコラスが壁をよじ登って外に出て行くのをグレンが見つけ後を追うが、森に入ったところでニコラスに肩を撃たれる。走ってくるニコラスをグレンが物陰から殴り掛かる。しかし肩の傷口を抉られた挙句、ウォーカー達に襲われてしまう。一方、神父はウォーカーに食べられようとするが、恐怖が勝ってウォーカーを返り討ちにし、そのウォーカーに食いつかれていた瀕死の男性にとどめを刺して泣き崩れる。町に戻ってきたところで、もう一人のディアナの息子スペンサーに門を閉めるよう言われるが、神父は話半分で聞いておらず、門は半開きのまま放置される。集会の時間になり、リックが仕度をしていると、門が半開きになっていてウォーカーの痕跡が残っている事に気付く。リックは急いで町の中に侵入したウォーカーを探す。リックがいないまま集会は始まり、仲間達がリックの事を弁護する。町中ではリックが一人で複数のウォーカー達を相手に戦っていた。一方、森では暗闇を彷徨うニコラスを、生き延びたグレンが渾身の力で殴り倒す。そして缶詰工場では、モーガンを襲った二人組が赤いポンチョの男を切り殺していた。教会ではサシャが神父に話を聞いて欲しいと訴えるが、神父は嘲笑するように「なんでここに来る前に死ななかった?ボブはお前のせいで死んだ。タイリースもここに相応しくないから死んだ。お前はここにいるべきじゃない」と責め立て、耐え切れなくなったサシャが掴みかかる。森ではニコラスが泣きながら許しを請う。ディアナが神父の忠告があった事を話し、マギーが神父を探しにいく。教会でサシャが神父を撃ち殺そうとしていたのを止め、神父は懺悔しながら泣き出す。ディアナが人々の意見を煽っていると、リックが倒したウォーカーを担いで現れ、ウォーカー達が侵入していた事を告げ、生き延びる方法を教えると説いていると、ミショーンの刀を持ったピートが現れ、止めに入ったレジを切り殺す。エイブラハムがピートを押さえつけ、夫を殺されたディアナがピートの処刑をリックに命じ、射殺。そこへダリル達と一緒にモーガンが現れる。リック達は、アレクサンドリア近くの採石場跡地に閉じ込められた大量のウォーカーを発見する。アレクサンドリアにウォーカーの被害が少なかったのは、このトラップのおかげだった。しかし、既に捕らえられる数も限界に来ており、いつウォーカー達が外に出てもおかしくなかった。未だリックに恐怖を感じたり半信半疑の者もいるが、生存のためにリックを信頼したアレクサンドリアの志願者達は、このウォーカーの大集団を誘導しコミュニティから遠ざける計画を実行する。誘導がうまくいきかけたその時、町はカルト強盗集団「ウルブズ」達の襲撃に遭っていた。ウルブズの一人が壁にトラックで突っ込み、壁は持ちこたえたがクラクションの音を聞きつけた大集団のウォーカー達の半数がアレクサンドリアの周りに集まってきてしまった。なんとかウルブスを撃退するも、モーガンは殺人を嫌い数人のウルブズを無傷で追い返し、更に以前森で彼を襲ったウルフを殺さずに捕まえて精神科医のデニスに傷の手当てまでさせるが、後に逆にデニスを一時的に人質にとられてしまう。モーガンの殺人嫌いは後々までリックとすれ違う。誘導組のダリル達は町に引き返すわけにもいかず誘導ポイントまで残りのウォーカーを誘導後、町に戻る途中に強盗団の襲撃に合い森に逃げ込む。そこでダリルはドワイトと女性二人のグループに襲われる。彼らも誰かに追われている様子で、協力して森の外まで逃げる事に成功するが、寸でのところで裏切られバイクとボーガンなどを奪われ逃げられる。運良く森に隠された燃料トラックを見つけだしたダリルは、サシャやエイブラハムと合流して町へ再び向かう途中「ニーガン」の部下だと言うバイクに乗った強盗の一団に襲われるも、ダリルがロケット弾で一掃する。一方、グレンを完全に信頼し従順になったニコラスとグレンは誘導を逸れたウォーカー達を列に戻すべく奮闘するが追い詰められる。ニコラスは自殺し、ウォーカー達が彼を食い漁る隙にごみ箱の下に隠れたグレンは、精神的に不安定になり放浪していたイーニッドを連れて町に戻るが、アレクサンドリアはウォーカー達に囲まれていた。壁の外に出られずダリル達の外からの援護を期待していたリックは彼らの帰りを待ち続ける。壁はしばらく持ちこたえたが、老朽化した壁の外の家が崩れ壁もろとも倒壊。町にウォーカー達の侵入を許し、住民達は屋内に閉じ込められてしまう。ディアナは噛まれて死を覚悟し、リックに町を委ねる。反撃のためウォーカー達の臓物を体に塗って武器庫へ向かうリック父子、ミショーン、ジェシー一家。途中、ジェシーの下の息子サムがウォーカーに気付かれて噛まれた混乱の際、リックが父親のピートを処刑したことなどからグライムズ親子を嫌っていたロン(ジェシーの上の息子)にカールは片目を撃たれ重傷に。リックは目の前で死んだジェシーや重篤状態のカールからウォーカーへの怒りが爆発し、自殺的攻撃をウォーカー達にしかける。ミショーン達もリックを救うためウォーカー達に白兵戦をしかけ、それを見た町の住民達も力をあわせ、ウォーカーに立ち向かう。しかしウォーカーの数は圧倒的で劣勢は明らかだった。そこへダリル達が駆け付けガソリンを池で燃やしてウォーカー達を引きつけ形勢は逆転、町に侵入したウォーカー達を全滅させる事に成功する。リックはアレクサンドリアの住民を軽んじていたことを間違いと認め、死ぬ直前にディアナが提案していた自給自足とより強健なコミュニティ建設を目標にする。モーガンがリックと二度目に逢ってから森でウルブズに襲われるまでの回想。自暴自棄だったモーガンは元犯罪者更生官と同居し、棒術と犯罪者の更正の可能性を習う。二か月後、作物が未だ育たず食料不足に陥ったコミュニティ。調達に出かけたリックとダリルはジーザスという怪しい男と出会い、折角見つけた食料などを満載したトラックを池に沈めてしまうが、ジーザスは暴力的ではなく自分の町ヒルトップとの取引を持ちかける。ヒルトップは家畜や作物、工芸などを自給自足している町だったが、武器(火器)がなく近くに住む「救世主」強盗集団に恒常的に強請られており、折りしも帰還してきたグループが人質を取られ、ヒルトップのリーダー、グレゴリーの殺害を命ぜられたと報告する。リックは食料と家畜、医薬品などと交換に「外人部隊」として戦うことを持ちかけ、チームを率いて救世主を一掃し、「救世主」のリーダーのニーガンを殺そうとする。モーガンは殺人を嫌い、まず話し合うべきだとの主張が退けられてアレクサンドリアに留まるが、ゲイブリエルは聖職と自分たちの命を救うことは両立するとして積極的に武器を取る。救世主の拠点夜襲が成功しかけたかに見えた時、ダリルが以前ドワイト達に奪われた自分のバイクに乗って逃げる救世主の残党を捕える。一方見張り役のマギーとキャロルが救世主の別の残党の女性達に捕らえられおり、人質交換の駆け引きがされる。キャロル達は自力で脱出し残党を一掃するが、その際キャロルは殺人に対する嫌悪感が強くなる。バイクで逃げようとした救世主の残党は「皆がニーガンだ」と謎の言葉を残す。町は安定し、しばらく平穏が訪れる。マギーは妊娠が明らかになり、エイブラハムはロジータからサシャに心変わりし、リックはミショーンと男女の仲になり、キャロルもトビンと心を交わす。ユージーンは弾丸の製作を提案。デニスは医薬品の調達の実践するが、帰り道でダリルが一度は命を助けたドワイト率いる強盗達の襲撃に遭い、デニスはダリルのものだったボーガンで殺される。ユージーンとエイブラハムの機転で強盗達の半数は倒すがドワイト達は逃げる。殺し合いに明け暮れる生活に絶望したキャロルは、守る者がいるから殺しをしないといけないという考え全てを捨て町を出るが、その先でもニーガンの一味らしき男たちから町の住人を守るために殺さなくてはならず、絶望は深まる。殺されそうになる直前、後を追っていたモーガンに助けられるが、不殺を誓っていたモーガンはその際殺人を犯してしまう。一方、ダリルはドワイトを殺しておかなかった自分が許せずドワイト達を単独で追い、それを心配してミショーンとロジータも跡を追うが逆にドワイト達に捕らえられてしまう。リック、カール、エイブラハム、ユージーンは高熱で倒れたマギーをヒルトップの医者に連れて行こうとする。しかしヒルトップの依頼で倒したはずの「救世主」達はほんの一部に過ぎず、想像よりも遥かに大人数で装備もスキルも優れた集団だった。リック達は「救世主」達の組織的な罠にかかり捕らえられる。そこにはドワイト達に捕まっていたダリル達も捕虜になっていた。そして「救世主」のリーダー、ニーガンが現れ、リック達からもヒルトップと同じように収穫の半分を取り上げると宣言し、逆らってきた罰としてリック側の一人をバットで殴り殺す。2010年1月20日、は、フランク・ダラボン及びゲイル・アン・ハード製作総指揮、ダラボン監督・脚本により『ザ・ウォーキング・デッド』のパイロット版を製作すると発表した。2010年1月、パイロット・エピソードの脚本のレビューが公開された。AMCがシーズン1全6話の製作を決定した後、パイロット版の撮影が2010年5月15日よりジョージア州アトランタで始まった。 シリーズの残りエピソードは2010年6月2日に撮影が始まり、ダラボンはショウランナーを務めた。2010年8月31日、ダラボンは2011年2月に製作が開始される予定の『ウォーキング・デッド』シーズン2の準備をしていると明かした。2010年11月8日、AMCはシーズン2は全13話になると発表した。また、彼はカークマンの原作のVolume2にある「環境要素」のいくつかを入れたがっていた。2011年10月25日、AMCはシーズン3の発注を発表した 。2012年12月21日、AMCはシーズン4の発注を発表した。2013年10月29日、AMCはシーズン5の発注を発表した。2010年7月17日、ダラボンは、シーズン1の脚本家と監督の名前を明らかにした。ダラボンは最初の3話の脚本を単独または共同で執筆し、第1話を監督した。ミシェル・マクラーレンは第2話を監督した。製作総指揮のチャールズ・H・イグリーと共同製作総指揮のジャック・ロ・ジュディチェはダラボンと共同で第3話の脚本を書き、グウィネス・ホーダー=ペイトンが監督した。第4話は原作者で製作総指揮もしているロバート・カークマンが脚本を書き、ヨハン・レンクが監督した。第5話はグレン・マザラによって書かれ、アーネスト・ディッカーソンによって監督された。第6話はコンサルティング・プロデューサーでもあるアダム・フィエロが脚本を書き、ガイ・ファーランドが監督した。2010年12月1日、ダラボンが製作総指揮のチャールズ・H・イグリーを含む脚本スタッフ全員を首にして、シーズン2ではフリーランスの脚本家を使用する計画であるとが報じた。2010年12月3日、製作総指揮のゲイル・アン・ハードは『エンターテインメント・ウィークリー』誌のインタビューにて、その報道は不正確であると語った。それによると、シーズン2は2011年10月開始を予定しており、それまでに本シリーズの脚本家が手掛けた別の脚本がパイロット版として使われた場合、本シリーズを降板して他のプロジェクトを優先してもよいというものであった。また彼女は、主要キャストたちは数シーズン分に及ぶ出演契約を済ませていることを認めた。シリーズは全て16mmフィルムで撮られた。初回はデヴィッド・タッターサル、その他はデヴィッド・ボイドが撮影監督を務めた。プロダクションデザインはグレッグ・メルトンとアレックス・ハードゥが行った。特殊効果チームには、ベテランの特殊メイクデザイナーのグレゴリー・ニコテロ、特殊効果コーディネーターのダレル・プリチェット、視覚効果スーパーバイザーのサム・ニコルソンとジェイソン・スパーリングが参加した。初回は120か国で同週に一斉公開された。放送前のプロモーションの一環として、AMCとFOXインターナショナル・チャンネルズは2010年10月26日に世界26大都市でゾンビメイクのエキストラが登場するイベントを行い、台北と香港から始まり、24時間後にロサンゼルスで終わった。2010年のコミコン・インターナショナルのすぐ後、番組の公式ウェブサイトにて原作コミック第1号に基づいたモーション・コミックが公開され、フィル・ラマールが声の出演を務めた。また、サイトは主として第1話に関するメイキング・ドキュメンタリー、多くの他の舞台裏のビデオやインタビューを公開した。ドキュメンタリーでは、コミックの作者で番組の製作総指揮のロバート・カークマンと作画のチャーリー・アドラードが出演俳優と原作コミックのキャラクターの類似点を挙げ、どれだけ忠実で自分たちが満足しているかを語った。リック・グライムズやダリル・ディクソンなどのアクションフィギュアが、2011年11月に発売された。マクファーレン・トイズによるこのフィギュアは、シリーズの俳優に似せて設計されている。原作コミックのキャラクターに似せたフィギュアは、それに先行して同年9月に発売された。この作品はロバート・カークマン、トニー・ムーア、チャーリー・アドラードによるグラフィックノベル・シリーズ『ザ・ウォーキング・デッド』を原作として制作されているが、原作コミックスとは登場人物や物語の展開が違っている。物語の大筋はある程度同じだが、リックがアトランタでグレンと出会い助けられる辺りから段々と細かな部分が違ってくる。上記の理由からドラマと原作とでは大幅な違いがある為、パラレルワールドのような関係になっている。故にどちらかを先に見て大きなネタバレになる事はなく、個別の作品として楽しむ事ができる。尚、飛鳥新社から原作の日本語訳版が発売されている。(コミック版ウォーキング・デッド | 日本公式サイト)シーズン1はで25のレビューで、平均点は100点満点中82点となった。『ウォールストリート・ジャーナル』のナンシー・デ・ウルフ・スミスは「パイロット版は私のようなゾンビ嫌いの人間でさえ惹きつけられるほどすばらしい」と述べ、リアルで映画的な番組であると評した。パイロット版は530万人の視聴者を獲得し、AMCテレビシリーズの史上最も観られた初回エピソードとなった。シーズン1の最終回はシリーズ最高となる600万人の視聴者を獲得した。『ウォーキング・デッド』は2010年度の全米脚本家組合賞で新シリーズ賞にノミネートされた。第68回ゴールデングローブ賞ではテレビシリーズ賞(ドラマ部門)にノミネートされた。2010年のアメリカ映画協会賞では同年のテレビ番組トップ10に入った。2011年のサターン賞では、テレビ番組賞、テレビ男優賞、テレビ女優賞、テレビ助演男優賞、テレビ助演女優賞、テレビゲスト俳優賞の6部門でノミネートされた。テレビ批評家協会賞ではドラマシリーズ賞にノミネートされた。2015年8月23日より、前日譚にあたるスピンオフ『"フィアー・ザ・ウォーキング・デッド"』シーズン1全6話が放送開始された。2016年に放送されるシーズン2は全15話となる予定である。
出典:wikipedia
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