グイドーニア・モンテチェーリオ()は、イタリア共和国ラツィオ州ローマ県にある都市で、その周辺地域を含む人口約8万8000人の基礎自治体(コムーネ)である。ローマの北東約20kmにある近郊都市で、ローマを除けば県下最大のコムーネ人口を有する。イタリア空軍のグイドーニア飛行場が所在する。ローマ県北東部のコムーネで、コムーネとしてのローマ市に隣接し、その大都市圏に含まれる。グイドーニアの市街は、ローマ中心部から北東へ約23kmの距離にあり、ローマ市を取り囲むグランデ・ラッコルド・アヌラーレ(環状高速道路)の外側約13kmに位置する。ティヴォリからは北西へ約7km、リエーティからは南南西へ約47kmの距離にある。古代のノメンターナ街道とティブルティーナ街道の間に位置する。隣接するコムーネは以下の通り。地勢はおおむね平坦である。トラバーチン(石灰質化学沈殿岩、石灰華)によってつくられた段丘地形(石灰華段)で知られる。998年、カストルム(要塞) として建設されたのがこの都市の起こりである。1915年には、イタリア王立陸軍(Regio Esercito)が航空部隊(Corpo Aeronautico Militare)のための大きな軍用飛行場を建設した。1923年にはイタリア王立空軍(Regia Aeronautica)が発足する。ベニート・ムソリーニ政権のもと、1937年にこの地域は自治体(コムーネ)となった。「グイドーニア」の名は、この地でパラシュートの試験中に殉職したアレサンドロ・グイドーニ将軍(1880年 - 1928年)に因んでつけられた。グイドーニア・モンテチェーリオには、以下の分離集落(フラツィオーネ)がある。ローマ首都圏に位置するこの都市では、工業が大きな役割を果たしている。とくに、トラバーチン(建材としても用いられる)の採掘やセメント工業が知られる。また、サービス業も発展している。住民の多くはローマに通勤している。コッレヴェルデ地区には、コッレヴェルデ・ディ・グイドーニア天文台がある。この観測拠点では、V. S. カスッリらによって多くの小惑星が発見されている。「コッレヴェルデ」が発見者として登録されている小惑星もあり、2012年6月時点での小惑星センターの集計によれば3個ある。命名されたものには (7529) ヴァニョッツィがある。
出典:wikipedia
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