伊豆仁田駅（いずにったえき）は、静岡県田方郡函南町仁田にある伊豆箱根鉄道駿豆線の駅である。伊豆仁田駅が開業するまでは、三島に行くには大場駅まで歩かなければならなかった。また、この付近にあった郡立田方農林学校の生徒は原木駅又は大場駅で下車しなければならなかった。駿豆電気鉄道株式会社の発起人であり、郡立田方農林学校の校長でもあった仁田大八郎が自分の所有地を提供して駅の開業にこぎ着けたのである。伊豆仁田駅開業に伴って、駅構内で長島鶴吉、田口金太郎、三田三吉らが人力車の営業開始、今井重作が駅前に運送業を開業、その他、石井氏は宿直兼食堂を、宮内氏は駄菓子屋、井村氏が雑貨屋、杉森氏が理髪店、山本氏は伊豆銀行の代理店を開業し、駅前商店街を形成した。相対式ホーム2面2線を有する地上駅。構内踏切がある。駅舎は下り方面、三島よりにある。列車接近時には接近表示機からメロディーが流れ、国鉄型（永楽初期タイプ）の自動接近放送がなる。また、発車時には駿豆線内の他駅でも使用されている、アロー株式会社製の発車ベル・発車メロディーが鳴る。構内踏切は線内で唯一、電鈴式(金属ベル)の音源が使用されている。自動券売機は2台あるが自動改札機はない。以前は大場駅につながるインターホンが窓口に設置されていたが現在は駅員が常駐となったため撤去されている。「静岡県統計年鑑」によると、2004年度の一日平均乗車人員は1,666人、降車人員は1,661人であった。なお、2001～2003年度の乗車人員は以下の通りである。

出典:wikipedia