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電光超特急ヒカリアン

『電光超特急ヒカリアン』(でんこうちょうとっきゅうヒカリアン)は、日本の子供向けアニメ作品。正式名称は『電光超特急ヒカリアン LIGHTNING ATTACK EXPRESS』。かつてコーナードラマとして放送された『超特急ヒカリアン』の続編である。2002年4月7日から2003年3月30日までテレビ東京系列にて、毎週日曜8:30 - 9:00(JST)に全52回(77話)が放送された。『超特急ヒカリアン』の数年後を描く物語。作品設定やキャラクターと声優はほぼ一新されている。版権を有するトミー(当時)から発売される同名の玩具のタイアップ番組に当たることから子供向けアニメではあるが、ティーンズや成人層以上の年齢をターゲットにしたジョーク(実在する事柄のパロディや番組の内輪ネタ)が随所にちりばめられている。当初はロボットアニメとドタバタギャグを調合させる「風変わりなヒーローアニメ」テイストだった。しかし中盤に差し掛かる第13、14話では、それまでのギャグアニメ展開とはうって変わり、ヒカリアンたちが本当に殺されてしまったり、戦闘で崩壊した世界が描かれる(しかも夢オチではなく現実で)など、ハードでシリアスなストーリーが展開される(が、その実は二話をかけたロボット宇宙戦争アニメのパロディである)など、従来の路線に加えパロディや大人向けのギャグを織り交ぜる作風を確立していった。終盤では前作の主人公テツユキが復帰する。本放送時に、「必殺仕掛人のテーマ」や「地上の星」などの曲のメロディラインを改変したパロディのサウンドトラックがBGMとして使われていたが、ビデオソフト化時に番組固有のBGMに差し替えられる措置が行われている。テレビ東京の本放送時での番組スポンサーは、前半2クールまでは冠スポンサーのトミー(現:タカラトミー)とショウワノートなど複数社提供。第3・4クール分はトミーの一社提供番組となり、他のスポンサーはスポットCM扱いとなっている。その後、テレビ東京での再放送が行われた。ヒカリアン・ブラッチャー両軍が地球を去って数年。ブラッチャーの襲撃がもはや無いことと判断され、JHRも閉鎖されることとなった。そんな折、ブラッチャーが再び地球に襲来。今度の彼らの狙いは人間を不幸にすることで、地球人をヒカリアンの先祖である「前向きで強い心を持つ人間」から自分達ブラッチャーの先祖である「不満ばかりで弱い心を持つ人間」にすることだった。ブラッチャーたちはさっそく地球人の小学生、聖橋ケンタを言いくるめて悪事に協力させるが、そんな中、ケンタは誤って500系新幹線に轢かれそうになる。その時、宇宙から光エネルギーが飛来、間一髪500系と合体して、ヒカリアン・ライトニング ウエストに変形。ヒカリアンとブラッチャーの新たな戦いが始まった。ヒカリアンたちを支援するために地球人が造った鉄道会社。実態はブラッチャーの侵略から地球を守るための防衛組織。正式名称は、「Join Hikarian Railroad.(直訳:ヒカリアンの線路を繋げよう)」で、前作の「JAPAN HIKARIAN RALLROAD(日本ヒカリアン鉄道)」とは異なっている。前作アニメではその設定に反して勤務していたのはヒカリアンばかりだったが、今回は人間がメインとなっている。また、一見ちゃらんぽらんな外見に反して、巨大ロボット・JHRガルーダや攻撃監視衛星(第32話に登場)を持つなど、そこそこのオーバーテクノロジーも有している。ヒカリアンと敵対関係にあるブラッチャール星から地球に到来したエイリアンたち。シルバーエクスプレスの命により「ブラッチャール作戦」という地球を侵略する暗黒作戦を実現すべく、ブラックエクスプレスを隊長とする「ブラッチャー」がヒカリアンたちに攻撃を仕掛ける。時にはヒカリアンたちよりもお人好し。人類を自分たちの先祖である「不満ばかりで弱き心」を持つ人間にしてしまうのが目的で、様々な作戦を用いて人間を不幸にしようとする。エネルギー源は人間の心にもあるという「暗黒エネルギー」。劇中で描写されたのは僅かだが、ブラッチャーモードのみならず、特急・機関車形態でも飛行が可能。なお、本作品では、ブラッチャーの特急形態はほとんど登場しない。変形時のコマンドコードは「ブラッチャールチェンジ」。ヒカリアン星からやって来たエネルギー生命体たちで、その本体は「光エネルギー」で構成される。地球上では光エネルギーの状態を長く保てず、またエネルギー源として電気を必要とするため、常に電気が供給されている電車や自動車と合体してボディにしている。変形時のコマンドコードは「ヒカリアンチェンジ」。前作や「てれびくん」の記事ではそれぞれヒカリアンエネルギーを吸収されると戦闘不能になり(車両に戻ってしまう場合もある)、暗黒エネルギーで体を汚染されるとパワーが半減する弱点を持つ。一般に正義とされるが、時にブラッチャーよりも自分の欲望に忠実。その正体は、「前向きで強い心」を持つ地球人の子孫。なお、ヒカリアンたちの名前は合体したボディに準じているため、前作と同じ名前であっても「同型の別人」という場合もある。:放映当時には既に後継車両であるE926形「East i」が登場していたが、前作に引き続き925形での登場となった。ブラッチャール星からやって来たエネルギー生命体たちで、その本体は「暗黒エネルギー」で構成される。「てれびくん」の記事では体表を覆う暗黒エネルギーを洗い流されると体色が落ち、体が縮小する弱点がある(しかし、本作の彼らは普通に入浴している描写がある)。本作品では、トイは発売されたもののアニメには未登場のヒカリアンが存在する。なお、『超特急』時代でも、TVアニメ終了後に発売されたキャラクターがアニメ未登場ということはあった。

出典:wikipedia

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