『きんぎょ注意報!』(きんぎょちゅういほう)は、猫部ねこによる日本の漫画作品。またはそれを原作にしたテレビアニメ、アニメ映画、ゲーム作品。少女漫画雑誌『なかよし』(講談社)にて1989年から1993年にかけて連載された。単行本全8巻。略称「きん注」。連載中にアニメ化され、1991年1月12日から1992年2月29日にかけてテレビ朝日系列(ただし一部系列局除く)で土曜日の19:00-19:30に放送された。全54回(108話)。2005年にはアニメ版のDVD-BOXの発売にあわせ読み切りの『きんぎょ注意報! リターンズ』がなかよしに掲載され原作コミックの新装版(全7巻)も発売された。2008年8月から「東映アニメBBプレミアム」で全54回(108話)の動画が配信中。都会育ちの学園に通っていたお嬢様である藤ノ宮千歳と、田舎育ちの中学校に通う中学生のわぴこたちの文化的落差から生ずる様々な軋轢を極端なまでに誇張している。場面によって登場人物がめまぐるしく「ちびキャラ」になったり、駆け足が「渦巻き模様」になったりするなどのギャグ漫画としての演出を盛り込んでいる。恋愛要素が薄く、まれに見られてもギャグに使われている。当時、『なかよし』で本作品オンリーの増刊号が出されるほどの人気を博した。主な舞台が田舎(因みに静岡県浜松市の辺りである)ということもあり、人だけではなく動物も多数登場する。人に混じってウシやブタ・ニワトリが教室に登場したり、ピンク色の空飛ぶ金魚が登場したりするなど非現実的な部分が混ざった世界観が特徴。絵柄は後半になるにつれ線が太くなっていく。アニメ版は原作よりもやや低年齢向けで、若干ギャグが強い。それ以外は概ね原作に忠実であるが、原作者の旧作品の登場人物、女教師、近くの女子校の生徒など女性キャラをかなり削っている。演出面では漫画のギャグ表現をそのまま導入した描写が多く、キャラが困った時などに頭から汗を表す巨大なしずくマーク(汗マーク)を出して困っている様子を表現するという手法をアニメで初めて使用した作品とされており、後のアニメ作品にも少なからず影響を与えた。佐藤竜雄も影響を受けたと述懐しており、佐藤が参加した『赤ずきんチャチャ』でも、同様の手法が積極的に取り入れられた。わぴこは「田舎ノ中学校」に通う女子中学生。遊びが大好きな彼女は、同級生の北田秀一、葵はもちろんのこと、牛や豚、鶏といった動物たちといつも大騒ぎ。勉強、大掃除、避難訓練といったものも全て遊びにしてしまうという恐るべき才能の持ち主である。その田舎ノ中学に一人の少女が転校してくる。名前は藤ノ宮千歳。もともとは「都会ノ学園」に通うお嬢様だったが、実業家の父親の死と会社の倒産によって財産を失い、唯一家宝であり幸運を呼ぶピンクの空飛ぶ金魚「ぎょぴちゃん」だけを連れて転校してきたのだ。田舎ノ中学は廃校寸前の貧乏中学で、牛や鶏などが生徒として机を並べるという学校であった。田舎ノ中学とその中学に通う奇妙にエネルギッシュな生徒たちという環境に、千歳はこれまでの生活との激しいギャップを感じる。そんな中、田舎ノ中学に一人の男が現れる。藤ノ宮家の顧問弁護士である田中山であった。彼は、時価数億円という価値があるぎょぴちゃんを盗み、逃走しようとするが、わぴこによって阻止される。さらに田中山は、千歳の亡き父親が、生前千歳に遺していた遺産をくすねていた事が発覚し、千歳は田中山から遺産を取り戻す。千歳はその遺産で、田舎ノ中学を建て直すことを決意。「新田舎ノ中学校」とし、同校の理事長兼生徒会長となった。新田舎ノ中学校を都会ノ学園に負けない知的で品のある校風の学校にしたい千歳だが、生徒は相変わらずで、手を焼く毎日を送るのだった。さて、その新田舎ノ中学校の毎日や如何に!?猫部の作品全体でみられる特徴として本作も登場人物の氏名に、作者の出身地である静岡県内の地名が多く使われている。※第26回まで使われた前期ED映像では、画面構成の都合により歌詞テロップが割愛されている。(五十音順)平均視聴率:10.6% 最高視聴率:15.1% 最低視聴率:5.0%テレビ朝日系列局でも、他系列を優先ネットとするクロスネット局では、山形放送・テレビ大分・テレビ宮崎の3局に留まり、いずれも優先ネットとする系列の番組を同時ネットしたため遅れネットとなった。また、同地域の競合系列外局への放映移譲も福井県(福井テレビ)で行われたのみだった。山口県では1993年10月に開局した山口朝日放送が本放送から2年半遅れで放送した。『きんぎょ注意報!』
出典:wikipedia
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