ディズニーランド・パリ(、通称:ディズニーランド・パリ、略称:DLP)は、「ディズニーランド・パーク」と「ウォルト・ディズニー・スタジオ・パーク」を含むリゾート施設群の総称である。混同を避けるために日本語表記では「ディズニーランド・リゾート・パリ」とすることもあるが、正式には Disneyland Paris である。かつてディズニーランド・パリと呼ばれたパークは、ディズニーランド・パークに名称変更されている。フランス・イル=ド=フランス地域圏のパリ近郊の都市マルヌ=ラ=ヴァレに所在しており、ウォルト・ディズニー・スタジオ・パークなどと共に上記のリゾートを形成するディズニーパークである。本項ではこのパークについて述べる。1992年4月12日に開園した、世界で4地域目となるディズニーパーク。開園当時の名称は「ユーロディズニーランド (Euro Disneyland)」。現在の正式名称は「ディズニーランド・パーク(仏語:パルク・ディスネロンドゥ (Parc Disneyland))」であるが、アメリカ・カリフォルニアのディズニーランドとの混同を防ぐ目的もあり、現在も旧称である「ディズニーランド・パリ (Disneyland Paris)」と呼ばれることが多い。Wikipedia日本語版などにおいても本項目を含め、こちらの通称がよく用いられている。なお、名称の変遷については後節も参照のこと。シンボルはカリフォルニアのディズニーランドや香港ディズニーランドと同じ「眠れる森の美女の城」だが、パリのものだけ外観が異なっている。ディズニーランド・パリは年間1000万人以上が入場しており、世界のテーマパークの中でもトップクラスの入場者数を誇っているが、一方で慢性的な赤字に苦しんでいる。低迷する経営を立て直すため、アメリカ合衆国のウォルト・ディズニー・カンパニーは、ディズニーランド・パリを運営するユーロディズニーに対し、総額10億ユーロ(約1370億円)相当の増資を引き受け、救済する計画を発表した。それぞれテーマに分かれた5つのエリアがあり、それらを「テーマランド」と呼ぶ。各テーマランドに配置されるアトラクションや物販店・飲食店及び装飾品はそのテーマに合わせてイメージの統一が図されている。ウォルトの生まれ故郷、ミズーリ州・マーセリンの町並みをモデルとしたテーマランド。建物の大半がショップとレストランなどであり、小さな映画館や道路を走る乗り物以外のアトラクションはほとんど存在しない。東京ディズニーランドでは、ガラスの屋根がついてワールドバザールとなっているが、パリを含むその他のパークでは、屋根は無く開放的である。冒険をテーマにしたテーマランド。他のパークとは異なり、「カリブの海賊」を中心としたカリビアンエリア、「ロビンソン・ツリーハウス」を中心としたポリネシアンエリア、「アラジンの魔法の小路」を中心としたアラビアンエリアによって構成されている。アラビアンエリアの町並みやレストラン、ショップは、東京ディズニーシーのアラビアンコーストに似ている。世界のディズニーパークにある5つのアドベンチャーランドの中で、唯一ジャングルクルーズが存在しないアドベンチャーランドである。アメリカの西部開拓時代の町並みを再現したテーマランド。東京ディズニーランドにおける「ウエスタンランド」に相当する。「アメリカ河」という環状の「河」が敷地の多くを占め、アメリカ河の中央に位置する島には鉱山列車型のローラーコースター「ビッグサンダー・マウンテン」がある。サンダー・メサという鉱山で栄える架空の町を中心に全体が1つのテーマで構成されているのが特徴で、アメリカ河を航行する2つの蒸気船に乗るための「サンダー・メサの蒸気船乗り場」や、お化け屋敷のライドアトラクション「ファントム・マナー」などがあり、これらの背景ストーリーも繋がっている。西洋のおとぎ話をテーマにしたテーマランド。園内のシンボル「眠れる森の美女の城」はここに存在する。『ピノキオ』、『白雪姫』、『ふしぎの国のアリス』等、往年のディズニー作品をモチーフにしたアトラクションが多い。多くのアトラクションが東京ディズニーランドのファンタジーランドと共通するが、ショップやレストランのある町並みがヨーロッパ各地の伝統的な町並みを忠実に再現したものとなっており、メルヘンチックさよりもリアルさを感じさせるところがある。東京にはないアトラクションとしては、「アリスのキュリアスラビリンス」「ケイシージュニア・サーカストレイン」「おとぎの国のカナルボート」などがある。当パークのみに存在するテーマランドで、他のディズニーパークにおけるトゥモローランドに相当する。トゥモローランドが「人々の夢見る未来の世界や、最先端の科学技術をテーマにした世界」をテーマにしているのに対し、「過去の人が見た未来の世界」をテーマとしている。具体的にはジュール・ベルヌや、H.G・ウェルズの空想世界をテーマにしたものであり、「海底二万マイル」や「地底探検」、「タイム・マシン」「透明人間」「宇宙戦争」など、両著者のクラシックSF小説がモチーフになっている。建物のデザイン等もトゥモローランドの白やブルーを基調としたもから、青緑色や金色と言ったクラシック要素と未来要素が融合したものに変更されている。アトラクションはトゥモローランドと共通のものが多いが、「スペース・マウンテン:ミッションⅡ」や、「ノーチラス号のミステリー」など、ここでしか見られないアトラクションもある。デイパレードおよびナイトタイムキャッスルショーが行われている。東京ディズニーランドと同様、ハロウィーンやクリスマスなどの季節限定のパレードやショーも行われる。ディズニーランドを含むディズニーランド・パリの最寄り駅は、高速郊外鉄道RER、及びTGVのLGV東連絡線上にあるマルヌ=ラ=ヴァレ=シェシー駅である。パリ市内からはRER A線が乗り入れ、TGV駅にはTGVの他に、タリスやユーロスターも1日に数往復停車する。
出典:wikipedia
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