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ベレッタ Modello 1938A

ベレッタ Modello 1938Aは、第二次世界大戦にイタリアで開発された短機関銃である。愛称は「モスキート」。第一次世界大戦前後、各国では短機関銃の開発が盛んに行われていた。イタリアでもより軽く、頑丈かつ射撃精度のいい短機関銃の開発を求めた。当時、自動式拳銃の開発で有名になったイタリア古参銃メーカーベレッタ社の設計者ツオレ・マレンゴーニは、拳銃の開発と平行して短機関銃の開発に着手する。1938年になってベレッタ社はModello 1938A(M38A)を完成させ、イタリア陸軍に制式短機関銃として採用された。M38Aは、シンプルブローバック方式を採用し、セミオートとフルオートを撃ち分けることができる。引き金は2本あり、前側がセミオート用、後側がフルオート用である。コッキングハンドルは銃機関部の右側面に設けられ、ボルトとは別部品となっているため、射撃中には前進位置にとどまっている。機関部の左側面にはレバー式の安全装置があり、安全位置ではボルトが固定される。銃身には保護および放熱のためのジャケットがかぶせられ、銃口部分には効果的なマズルブレーキが設けられている。ベレッタ社独特の上質な仕上げは、大戦末期になってから銃身覆いなど工作過程の一部で省力化されたのみで、イタリアの降伏まで高い品質は維持され続けた。しかし、その反面、削り出し加工に頼る設計のため、同世代の短機関銃に比べてコストが高く大量生産には向かなかった。弾薬は、ベレッタ製拳銃の弾薬を共用することが可能で、使用する箱型弾倉は装弾数に応じて10・20・30・40発用の4種類が用意されていた。初期型のM38には着剣することもできた。M38A用の弾倉5本を胸元に携行するためのベスト.も支給され、このベストは遠目に日本古来の鎧(とくに腹当)に似ていたことから「サムライ」と呼ばれた。M38Aは、おもにイタリア陸軍の空挺部隊・ベルサリエリ・アルピーニ・機械化部隊・自動車化部隊・カラビニエリ・黒シャツ隊などで使用された。のちにベレッタ社は、M38Aの銃身と先台を短縮、さらに、バレルジャケットとバヨネットラグを廃止し、マズルブレーキを簡略化したModello 38/42(M38/42)を開発する。M38AとM38/42はイタリア国内に駐留していたドイツの国防軍や武装親衛隊にも供与され、MP738(i)の名称で準制式となり広く使用された。また、当時同盟国であったルーマニアにも輸出され、ルーマニア陸軍でも運用された。1943年にイタリアは連合軍に降伏し、大量に残されたM38Aはドイツ軍が接収し自軍の制式兵器とした。その後もサロ共和国と抵抗を続ける北イタリアのドイツ軍のためにM38AおよびM38/42の製造は続き、1945年末にはM38/42をわずかに改良したModello 38/44(M38/44)が開発され、ドイツ軍ではこれをMP739(i)として採用した。第二次世界大戦終結後、残存していたM38Aシリーズは再編されたイタリア軍および警察に改めて採用され、M38/44はModello 1と改称の上で生産が再開する。その後、Modello 2からModello 5までの段階的改良を経て使用され続け、ベレッタM12による更新が完了したのは1970年代だった。

出典:wikipedia

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