『ディディーコングレーシング』(") は、レアが開発、任天堂が発売したNINTENDO64用レースゲーム。1997年発売。ドンキーコングシリーズの登場人物、ディディーコングを主役としたスピンオフゲーム作品。レア社のRC-PRO AM以来の本格的レースゲーム。一般的なレースカー以外に、ホバークラフト・飛行機が用意され、異なる乗り物同士でも対戦ができる点で、他に例を見ない特徴を持つ。5種類のアイテムがあるがあまり強力ではなく、『マリオカート』などとは異なり順位によって出現率が変わることもないので、クリアにはプレイヤーの腕が大きく関係する。難易度はレースゲームとしては高い部類に入る。題名にもある「ディディーコング」は大ヒット作『スーパードンキーコング』シリーズ出身のキャラクターだが、本作では同シリーズの世界観は全く引き継がれず、完全に独自の作品となった(内容としては『スーパードンキーコング』の後日談になっている部分・後の同シリーズに少なからず影響を与えている部分はある)。逆に、本作で採用された、目や顎を強調したキャラクターデザインやテンポが良いBGMなどは、以降のレアの作品造りに大きな影響を与え、同社の低-中年齢層向け64作品の基盤を作っている。ただ、明るめの配色や輪郭をぼかした表現は後の作品に反映されることは無かった。なお、輪郭をぼかすアンチエイリアス処理は、レース中はスタートボタンによるポーズ中のみかけられ、通常はジャギーが直接出るようになっている(逆に言えば遠距離からでも細かなオブジェクトなどを視認しやすい)。リメイク作として『ディディーコングレーシングDS』が欧州で発売されたが、日本では発売しなかった。後にこのゲームに初登場したバンジョーとコンカーを主役としたスピンオフ作品が発売される。動物達が暮らす平和な島、ティンバーアイランドはレースを主な産業としている。ある日そこに暮らすティンバーの両親は、ティンバーに留守を任せコングカントリーに住む友達の所へ出かけた。しばらくしてウィズピッグという悪党が現れ、ティンバーアイランドを乗っ取り、島の誇りである16のレース場を魔法で封印してしまった。ティンバーは仲間達を集めウィズピッグを島から追い出す対策を考える。50年も姿を見せなかった魔神のタージを見たというピプシーは「タージがチャンピオンレーサーを探している」と言い、ティンバー達はウィズピッグとレースで勝負して勝つ事が最善策だと考えた。ウィズピッグへの挑戦権は島1番のレーサーである「ドラムスティック」がうってつけだが、ウィズピッグが現れてから行方不明になっていた。そこでバンパーの提案で新たなチャンピオンレーサーを決める事にした。仲間は多い方がいいと考えたティンバーはコングカントリーに住む親友のディディーコングに協力を求める手紙を送る。そしてコングカントリーの自宅でくつろいでいたディディーは、伝書鳩のスコークスからティンバーからの助けを求める手紙を受け取り、親友のバンジョーやコンカーにも協力を要請する手紙を送ってティンバーアイランドへと旅立つ。そんなディディーの姿を偶然見かけたクレムリン族のクランチは、自分達クレムリンと戦うための仲間を呼びに行くのではないかと疑い、後を追って行った。こうしてティンバーアイランドにキャストが集結し、ウィズピッグに挑戦するにふさわしいチャンピオンレーサーを決めるレースが始まった。ゲーム開始時は、前回の進行に関係なくティンバーアイランド中央の広場からスタートする。レースはここから各ゾーンへ行き、その中の扉に入って始める方式になっている。各ゾーンへの出入りは自由であり、コースをクリアする順番も問われない。アドベンチャーモードでの2人参加では、若干異なるルールが採用されている。大きな違いは以下を参照。本作には5種類のウエポンがあり、「同じアイテムを連続で取ると強化する」という特性がある。と書いてあるカッコ内は原題。その次のカッコ内は使える乗り物。複数ある場合、1つ目に記述した乗り物は無条件に使えるが、他はアドベンチャーでそのコースをクリアする必要がある。は1人プレイ時のみ選択可能。コースを紹介する順番はトロフィーレースの構成を元にしている。また、ボス戦専用コースはボス戦のみに使用される。恐竜が暮らす太古の世界が舞台。難易度は最も低い。白銀の世界が舞台。コース内だけでなく、エントランスやボーナスステージにも雪が積もっている。小島の中に作られているだけあり、全て海に関係したコースとなっている。かつては海賊が猛威を振るった島だが、もはやその面影はない。中世ヨーロッパが舞台。「ふうしゃカントリー」を除き複雑な地形で、難易度は高い。プレイヤーとコンピュータは必ず合計4人となり、特定のルールで対決する。各ゾーンに1コースずつあり、カギを見つける事で入れるようになる。アイテムのパワーアップは2段階まで(おじゃまバルーンは2段階目のみ)。ただしパワーアップバルーンのコードを使用している場合は例外。中央エリアから直接入れる、対決専用のコース。(レースカー)近未来が舞台の隠しゾーン。上4つのゾーンでトロフィーを手に入れ、1回目のウィズピッグ戦で勝利すると島の灯台から入れるようになる。どのコースもレーザーや電流といった攻撃的なトラップが仕掛けられている。このゾーンにはボーナスステージがない。ある条件を満たす事によって遊べるようになる新モード。これまでとの大きな違いは以下の通り。※アドベンチャー2とこれまでのモードのセーブデータは別々のものとされ、互いのモードでは使用できない。またアドベンチャー2がまだプレイできないカセットには、アドベンチャー2のセーブデータをコントローラパックからコピーできない。この作品の続編が開発されていたが、新ハードに合わせて開発を遅らせるうちに、2002年にレア社株がマイクロソフトへと売却されたため、レア社開発のゲームキャラクターの版権が、『ドンキーコング』シリーズ関連(ディディー、クレムリン軍など)は任天堂、その他のレア社作品(バンジョー、コンカーなど)はレア社およびマイクロソフトへと分断された為に、開発を中断せざるを得なくなり、遂に発売される事は無かった。以下に予定されていた内容を示す。
出典:wikipedia
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