上新電機株式会社(じょうしんでんき、"Joshin Denki Co., Ltd.")は、大阪市浪速区に本社を置く家電量販店を展開する企業。東証1部に上場。2009年5月現在の店舗数は181。「ジョーシン」(Joshin)の名称で店舗を展開。他に玩具店「キッズランド」やドラッグストア「マザーピア」を擁する。淨弘信三郎(じょうぐ しんざぶろう)が、戦前(時代不明1900年代頃)に大阪日本橋(にっぽんばし)で、上新の屋号の青果仲買商として創業。戦災により青果仲買商は廃業したが、戦後の1948年(昭和23年)にラジオパーツ販売を主体とする上新電機商会として、再興する形で、家電業に進出。後に家電量販店への業態変更を行い、後に大阪府内の郊外へも進出するなどチェーン展開を始めた。その後、全国各地の地元家電量販店との提携によるフランチャイジー方式での全国展開を始め、後にフランチャイジーを解消したサンキューグループ等の一部の家電量販店は、その後も上新電機との業務提携を続け、やがてボイスネットワーク結成へと繋がったが、後にその関係も解消され、フランチャイジー協力会社と共に上新電機グループとして独立した動きを見せている。関西を創業地とする関西資本の家電量販店が次々に経営破綻や同業他社の傘下に入る中、今日まで独立を保って来たため、唯一の関西資本を自称している。キョウデングループ企業の中川無線電機(現:ユートピアキャピタル)が営業する家電量販店「ナカヌキヤ」を関西企業であるエスケイジャパンに売却したため、上新が唯一の関西資本の家電量販店とはいえない時期があったが、2008年3月末をもってナカヌキヤが家電販売から撤退し、2013年2月末をもって全店閉鎖となったため、現在は名実ともに唯一の(関西発祥の)関西資本となっている。本社のある日本橋(にっぽんばし)はもとより、幹線道路沿いのロードサイドを中心に展開している。しかし近年はコジマ(栃木県)やヤマダ電機(群馬県)などが進出し、上新単体での店舗が軒並み閉鎖に追いやられている。一方で強い集客力を持つ大型商業施設内にある店舗では好調である。また、九州地方には出店していない。日本橋では三大勢力(ヤマダ、ヨドバシカメラ、ビックカメラ)との競合がロードサイド以上に激しく、家電系・パソコン系(J&P)の売り上げが落ち込む一方で、あまり競合に絡まない趣味系(キッズランド他)では好調である。また「エコロジー」を経営の重要事項として実践しており、本社ビルでは国際規格「ISO14001認証」を取得、また同屋上に緑化庭園「ジェイ・ガーデン」を実施している。店舗においては、駐車場に車を停めて降り立った瞬間からお客様を迎えようという姿勢から、緑化駐車場「ジェイ-ecoパーキング」を導入。新店舗、既存店舗を問わず条件にあった順に実施し、CSRの一環として環境配慮型企業を広くアピールしている。2016年4月現在、以下の都道府県に出店している。かつて宮城県にもアウトレットが2店舗存在したがどちらも撤退した。家庭電化製品全般医薬品・食料品・生活雑貨パソコン関係専門音楽・映像ソフト・家庭用ゲーム機及びゲームソフト玩具・各種模型・ゲーム関連商品専門店。下記はキッズランド専門店で、他にもロードサイド店舗を中心にキッズランドを併設したジョーシン店舗は多数ある。各地の店舗で売れ残った展示品・流通在庫などの格安販売※「」内は、同業他社。かつては天地総子の歌う「緑の車でこんにちは!」が長らく使われていた。この歌は非売品のソノシートが作られ、販促のために数多く配布されたため、特に関西地方では一定年齢以上の人にとっては記憶に残る歌となっている。一時期、大阪・日本橋でんでんタウンほかに店舗のあった直営カメラ専門店「X'cit」(エキサイト)のCMソングにヨドバシカメラと同じ「リパブリック讃歌」の替え歌を使用していたことがあった。これはカメラ販売を始めるに当たりノウハウをつかむため、当時関西には出店しておらず競合関係の薄かったヨドバシカメラと提携をしたことによるもので、曲のアレンジおよび歌手(ポプラ)も当時ヨドバシカメラで使用されていたものと同じである。ヨドバシカメラとの提携解消と「X'cit」業態の終息に伴い、使用されなくなった。1992年以降、CMソングはWINDS(w-inds.とは無関係、和歌山県を中心に関西で活動するグループ)の「冗談じゃないぜ」(WINDSのシングル「冗談じゃないぜ」に収録)を元にしたオリジナルを使用している。またWINDSの解散後、ウィンズとして再デビューした後に、このCMソングを元に「情熱をなくさないで」(WINDSのアルバム『ウインズ 3rd』やベストアルバム『ウインズBEST』などに収録) としてリメイク、再リリースしている。現在でも店内BGMとして使用されている「情熱をなくさないでJoshinVer.」は、2010年11月27日発売のウインズのアルバム「ウインズCM&テーマソング集」に収録されている。2003年より阪神タイガースのスポンサーとなり、阪神主催試合での各選手の被るヘルメットに「Joshin」のロゴが入るようになった。翌年からは同じく阪神主催試合での各選手のユニフォームの右袖にも入れられるようになり、関西以外で展開している地域での上新電機の知名度が格段に向上した。なお、ヘルメットのロゴシールと袖のロゴワッペンは店舗で購入することが出来る。今岡誠、赤星憲広、矢野燿大各選手(2008年はこの3名に加え、藤川球児が参加。2009年は、藤川が続投し、今岡・矢野に代わって新井貴浩、鳥谷敬の3選手となった)が同社のCMに出演している他、店舗内で「阪神タイガースの歌」が流れていることや、従業員が阪神のユニフォームを模した縦じまのはっぴを着用していること、各種阪神タイガースデザインの商品(ノートパソコンなど)やグッズの販売を行っていること、一部購入者特典として、グッズや阪神戦チケットのプレゼントを行っていることなども、その象徴である。なお、2003年および2005年に同球団がリーグ優勝した際には優勝セールを全店舗で開催している。阪神主催試合では社長が始球式を行うことがある。なお、この関係で、競合店であるビックカメラ(なんば店およびJR京都駅店)は、阪神ではなくオリックス・バファローズを応援する立場を取り、同球団主催試合の観戦チケットプレゼントなどを実施している。2013年には、阪神球団との間で、球団史上初のオフィシャルスポンサー契約を締結。イメージキャラクターを務める阪神の選手も、能見篤史、新井良太(貴浩の実弟)、伊藤隼太の3名に代わった。なお、2014年および2015年のイメージキャラクターには、能見(兵庫県出身)、西岡剛、藤浪晋太郎(いずれも大阪府出身)を起用。当社の地盤である関西地方出身の選手が、当社のCMで初めて揃うことになった。2016年より、藤浪、上本博紀、梅野隆太郎が務めることになった。
出典:wikipedia
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