ホーンテッドマンション("The Haunted Mansion")は、世界各国のディズニーパークにあるライド型お化け屋敷のアトラクションである。ゲストはプレショーとして、「年老いていく肖像画の間」と「伸びていく肖像画と壁の間」を見た後、ドゥームバギー(Doom Buggy、死の車)と呼ばれる3人乗りの黒い椅子型のライドに乗り込む。なおライドはオムニムーバーを採用しており、自動的に左右に向きを変えながらレールに沿って進んでいくため、ゲストはライドに乗り込んで以降は歩く必要はない。登場する亡霊たちは様々なオーディオアニマトロニクスによって複雑に動き、ライドに内蔵されたゴーストホストの声に連動してゲストを恐怖に陥れる。コンセプトアートはマーク・デイヴィスが担当し、アトラクション内の音楽はが担当した。999人の亡霊が住んでいる屋敷が舞台。亡霊たちは館に訪れるゲストを1000人目の仲間に迎えようと狙っている。ディズニーランド・パリのみアトラクション名称やストーリーなどが異なる。詳しくは下記。設置場所はニューオーリンズ・スクエア。外観や内部の構成が日本やマジック・キングダムのものとは異なり、肖像画ギャラリー及びゴーストライターの書斎エリアが存在しない。そのため、ライド乗り場までしばらく歩かなければならない。ロード(乗り場)の位置は日本やマジック・キングダムのものに当てはめるとピアノの位置に当たる。ただし、書斎エリアにあるものと似たような胸像と本棚はライド乗り場に行くまでの通路に設置されている。また、壁には変化する肖像画が飾られており時間の経過で絵が変わっていく(女性→メドゥーサ、帆船→幽霊船など)。日本にある「どこにいても自分の方を見てくる肖像画(いわゆるトリックアート)」と同じ肖像画も数枚存在する。設置場所はリバティー・スクエア。外観や内部の構成は日本のホーンテッドマンションとほぼ同様(日本のものがマジック・キングダムのものを基にして建設されたため)。2007年にリニューアルした。主な変更点は「キューライン付近にマダム・レオタの墓標の設置」、「プレショーで部屋が伸びる際の音声に木の軋む音が追加」、「マダム・レオタの水晶玉が浮く仕掛けが追加」、「屋根裏部屋エリアの大幅改装」(ディズニーランドでも2006年のリニューアルの際に行われた)である。2011年にもリニューアルが行われた。主な変更点は「屋外のキューラインにインタラクティブ要素(ゲストが叩くと音が鳴る楽器や本が飛び出る本棚等)」、「フィナーレシーンで乗り込むゴーストがゲストにいたずら(ゲストの顔を膨らませたり髭をつけたりする等)」である。設置場所はファンタジーランド。古びた煉瓦色を基調とした大きな屋敷と、深く生い茂った木々が周囲の建物やアトラクションと対照的となっている。日本のものとアメリカのディズニーパークのもので使用されるBGMは音程が少し異なっている。東京では低めのキーを、逆にアメリカでは高めのキーになっており、これは2つの国の「お化け」や「幽霊」の類に於けるインパクトの受け方が違うため、東京ディズニーランドにホーンテッドマンションを導入する際に、日本人が怖がりそうな低い音程(不協和音)を採用したという。オープン当初からノースポンサーであったが、1998年から2003年3月25日まではセコムが提供していた。温室の直ぐ後のドアがたくさんあるシーンにひとつだけ肖像画があるが、ライドのタイミングが合うと彼の肖像画がみるみる立体化し、やがて恐ろしい顔になるという幽霊が登場する。これはセコムがスポンサーに就いてから登場した幽霊であり、この肖像画がみられるのは世界中のディズニーランドのなかでも東京だけである。ファントム・マナー("Phantom Manor")は、ホーンテッドマンションとほぼ同一のアトラクションである。設置場所はフロンティアランド。建物はの外観をしている。ストーリーはフロンティアランド全体のストーリーや設定と連動しており、屋敷はビッグサンダー・マウンテンの金鉱山を掘り当てたヘンリー・レイヴンズウッドの私邸という設定である。ナレーションはジェラール・シュヴァリエ。また、アトラクション内の音声は英語とフランス語が入り混じっている。音楽はホーンテッドマンションのものをジョン・デブニーがアレンジしたもので、オーケストラを主体としている。また、墓地で胸像が合唱するグリム・グリニング・ゴーストの伴奏はジャズ調になっている。ハロウィーンの時期にはファントムマナーを含めたサンダー・メサの町エリア全体がカボチャなどで飾り付けられるが、ディズニーランドのようなホーンテッドマンション・ホリデー(ホリデーナイトメアー)は実施されない。ホーンテッドマンションと基本的な構造はかわらないが、外観やストーリーが大きく異なり、それに従って内部の演出にも変更がある。ヘンリーの一人娘であるメラニーは、父の経営するサンダー・メサ・マイニング・カンパニーで働く優秀な機関士と恋に落ち、結婚と駆け落ちの約束をする。しかし、結婚当日にファントムに花婿となるはずだった恋人を殺され、メラニー自身も死の世界へ誘われてしまう。以来、メラニーは花嫁衣裳のまま、100年間も亡霊の巣窟と化した屋敷で花婿を待ち続けている。そして、ファントムは屋敷を訪れたゲストをも死の世界に引きずり込もうとする。インターネット上で見られる「マダム・レオタが屋敷のほとんどの住人を殺した」などの詳細なストーリーはディズニー公式のものではなく、マジック・キングダムのホーンテッドマンションのキャストが創作したものである。各アトラクションでは基本的に5分刻みとなっているスタンバイの待ち時間表示であるが、このアトラクションでは5分、10分、15分では忌み数を用いて4分、9分、13分と表示される。アトラクション出口にある墓標は15世紀の西洋の貴族・青ひげ("BLUEBEARD")のものである。青ひげは1440年に死亡するまでに7人の女性と結婚しているが、毎年のように妻を殺害し再婚を繰り返していた。刻まれている女性の名前(ペネロペ、アビゲイル、アナスタシア、プロビデンス、フェーベ、ユージニア)はその妻たちの名前で、彼女たちは全員貞淑だったと言われ、それに因んだ名前ばかりである。しかし、最後に刻まれている7人目の妻・ルクレチアは逆に青ひげを殺し、6人の先妻たちの無念を晴らしているため、彼女のみ没年は刻まれていない。アトラクション出口にある巨大な墓標には20(アメリカでは32)の名前が刻まれている。一見すると人名のようだが、英語の単語や文章・慣用句をもじったジョークになっている。下記は日本のもの。ディズニーランド(アナハイム)と、東京ディズニーランドで毎年9月から翌年1月まで行われている、期間限定のバージョン。
出典:wikipedia
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