『PROJECT X ZONE』(プロジェクト クロスゾーン)は、2012年10月11日にバンダイナムコゲームス・バンプレストレーベルから発売されたニンテンドー3DS用シミュレーションRPGソフト。略称は「プクゾー」「PXZ」など。カプコン、セガ(後のセガゲームス並びにセガ・インタラクティブ)、バンダイナムコゲームスのゲームキャラクターが共演するクロスオーバー作品。過去のクロスオーバー作品『NAMCO x CAPCOM』および『無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ』の世界観を継承しており、この2作で共演していたキャラクターたちは顔見知りである。本作のタイトルは『NAMCO x CAPCOM』のように会社名を入れる案もあったが、全てを入れると非常に長くなるうえ、続編ではなく新規タイトルだということもあって、夢のクロスオーバーが実現した企画(プロジェクト)という意味で現在のタイトルになった。公式ブログでも同様のことが書かれ、「様々な作品がクロスオーバーして出会う領域」として「クロスゾーン」と名付けられた。オープニングアニメーションを監督した雨宮哲は、本人いわく「勝手な思い込み」として本作を『NAMCO x CAPCOM』の延長線上のゲームと考え制作したと語っている。2015年秋には続編の『』が発売された。黄龍寺の屋敷の地下に保管されていた「経界石」が何者かに盗難された。黄龍寺 美依は自分の家庭教師である探偵の天斎 小吾郎に事件の調査を依頼し、共に犯人を追おうとした所を、再び屋敷に忍び込もうとした、その犯人である「オロス・プロクス」の一団と遭遇する。時同じくして、世界各地で(特に噴水など水が絡む場所で)次元の歪みが頻発するようになった。歪みに巻き込まれ、時間や場所、さらには平行世界や現実には存在し得ない場所が交じり合い、既に存在しない人物や物が復活するなど異常事態はどんどん加速していく。これらの事件は「オロス・プロクス」の仕業だと考えられた。様々な世界から時空の歪みに巻き込まれて出会うはずの無い出会いを果たした者たちは、結託してそれぞれがいた世界に戻るための戦いを始める。各キャラクターには本作オリジナルのキャッチコピーがついている。名前の後に*があるのは、敵・ライバルキャラクター。また、名前の後に#が付いているのはイベント専用キャラクター。ゲーム中では、味方側はペアユニットに好きなソロユニットを組み合わせ(組まないことも可能)、3人1組で行動する。ソロユニットは単独で活動することはできない。敵側は原則単騎出撃制となっている。様々な世界から、次元のゆがみ「ゆらぎ」の影響により突然転移させられたり、何らかの転送装置や魔力、霊力の高い場所や物(教会や巨大樹、魔法陣)の暴走など様々な要因で異世界より集ったプレイヤーキャラクターたち。事態を収拾するため、なにより自分たちの世界に帰るために彼らは共闘していくことになる。小吾郎と美依で1組のペアユニットとして行動する。「経界石」を盗んだ謎の組織で、本作におけるオリジナルの敵側キャラクターたち。異世界を渡り歩き力を集めている。時空が混ざる現象については発生する位置を発生前に特定し、その上で規模をある程度制御はできるものの、発生そのものは自分たちの仕業ではないと主張する。亜片那と百夜・改は出典が『ナムコ クロス カプコン』とされているが、実質今作が初登場。風間仁と凌暁雨で1組のペアユニットとして、それ以外は味方時はソロユニットしての登場である。外見の設定上は『鉄拳タッグトーナメント2』準拠となっている。専用テーマは全キャラクター共通で「Tekken Tag Tournament Piano Intro -Massive Mix-」。ただし仁と暁雨のみこれの他に「Jin Kazama」(通常時)がある。カイトとブラックローズで1組のペアユニットとして登場。『.hack』シリーズを制作したサイバーコネクトツーの松山洋は、本作を『.hack Vol.4 絶対包囲』の後にあたるカイトとブラックローズの最新のエピソードだとしている。専用テーマはカイト・ブラックローズ共通で「時の階段」。ユーリとエステルで1組のペアユニットとして、フレンはソロユニットで登場する。テイルズ オブ シリーズから『ヴェスペリア』が選ばれたのは、シリーズの中でもキャラクターの年齢がわりと高く、他作品の主人公たちと共演しても違和感がなく戦いやすいと考えられたため。時系列的には『第2次スーパーロボット大戦OG』の後という位置づけになっている。本作の戦い後、『無限のフロンティア』シリーズのハーケンと共に『スーパーロボット大戦OG』シリーズの世界に帰還(転移)し、物語は『スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ』へと続く。ソーマとアリサで1組のペアユニットとして、リンドウはソロユニットとして登場する。時系列的には『ゴッドイーター バースト』の後という位置づけになっている。ハーケンと神夜で1組のペアユニットとして登場。零児と小牟で1組のペアユニットとして登場。本作のカプコン側のキャラクターの声優については一部『MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds』に準拠している。リュウとケンでペアユニットとして登場。春麗については後述。本作では味方として登場する3キャラクター共に、同じカプコンの他作品のキャラクターとペアユニットを組んでいる。デミトリとダンテが組んでジェダを倒すというエピソードは『CAPCOM FIGHTING Jam』のジェダのエンディングが元になっている。クリスとジルで1組のペアユニットとして登場。キャラクターの出典作品はゲーム中では『バイオハザードシリーズ』になっている。シリーズの中で『リベレーション』が選ばれたのは、新しい作品ということでカプコン側から提案されたため。エックス、ゼロでペアユニットとして登場。トロンとコブンで合わせて「トロンにコブン」名義でソロユニットとして登場。ステージやBGMに関しては以下の作品からの出典以外に『ゲイングランド』出典のものが存在しており、一部ステージにて使用される。大神とさくら、エリカとジェミニで2組のペアユニットとなる。原作に出てくる光武やスターなどの霊子甲冑には搭乗せずに生身で戦うことになる。巴里華撃団が保有する弾道輸送兵器「リボルバーカノン」を使用する場面がある。時系列的には『サクラ大戦V 〜さらば愛しき人よ〜』終了後となる。アキラとパイで1組のペアユニットとして登場。外見上の設定は『バーチャファイター5』基準となっている。クルトとリエラで1組のペアユニットとして、イムカはソロユニットとして登場する。時系列的にはリエラが自分の出自を知りヴァルキュリアの力を自由に操れるようになってから、セルベリアが『戦場のヴァルキュリア』で自爆死する前である。本作の企画段階では第1作のキャラクターが登場予定だったが、戦車抜きで戦う姿が想像できないという理由で見送られた。トウマとシリルで1組のペアユニットとなる。時系列的には贄神復活の前になる。シャイニング・シリーズから『イクサ』が選ばれたのは、『シャイニング・フォース』の名を冠しているため、本作において一番親和性が高いという理由から。ゼファーとリーンベルで1組のペアユニットとして、ヴァシュロンはソロユニットとして登場。他作品キャラクターにバーゼルの支配者であるカーディナルたちの台詞をいわせるカットが複数存在する。2012年2月22日に行われた任天堂の発表会である「Nintendo Direct 2012.2.22」にてバンダイナムコゲームス、カプコン、セガ3社のクロスオーバープロジェクトとして発表。同年4月17日に公式サイトがグランドオープンした。初回生産分は「早期購入者限定スペシャル仕様」として発売され、設定資料集とサウンドトラックが付属した。また各社の公式ECサイト限定で、会社ごとに異なるキャラクターのドット絵がデザインされたPXZオリジナルTシャツが同梱された「3社限定スペシャルエディション」が発売された。ドット絵を担当したのはバンダイナムコスタジオのデザイナーである小野浩。本作の発売記念キャンペーンとして、公式サイトでゲーム内アイテム「ジェイド・メダル」が入手できるダウンロードコードが期間限定で配信された。2012年12月19日、ニンテンドーeショップより体験版が配信開始された。体験版には「ver.A」と「ver.B」の2種類あり、それぞれ登場キャラクターやプレイできるマップが異なっている。ダウンロード体験版のプレイ可能数は7回まで。
出典:wikipedia
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