甲子道路(かしどうろ)は、国道289号の自動車通行不能区間および狭隘区間であった福島県南会津郡下郷町から福島県西白河郡西郷村までの23.3kmを結ぶ代替路線として建設された道路である。2008年9月21日、主トンネルである甲子トンネルを含む区間が開通し、自動車通行不能区間が解消した。現在、残された下郷町内のおよそ2.7kmの区間が事業中。施設名欄の背景色が白色である部分については道路が供用済みの区間を示している。また、施設名欄の背景色が■である部分は施設が完成していないことを、施設名欄の背景色が■である部分は部分的に施設が供用済みであることを示す。両端区間は福島県が施工し、下郷町側国道121号より5.3kmは1997年7月から2001年3月までに順次供用開始しており、西郷村側5.8kmは1995年6月16日に供用開始した。現在のきびたきトンネル区間は、1995年の供用開始時は3トンネル2橋梁のほぼ直線ルートだった。しかし、2002年7月の台風6号による豪雨により石楠花トンネル付近地下で地すべりが発生。石楠花トンネルの補強も考えられたが、地すべりが予想以上に激しいため、第一片見橋から石楠花トンネルまでの2トンネル2橋梁を破棄し、災害復旧工事として既存のきびたきトンネル途中から分岐し石楠花トンネルの坑口まで旧ルートの南側の山中をカーブで貫く新しいきびたきトンネル(再掘削部896.3m)が建設され、2006年4月3日より供用開始した。車輌通行不能区間5.9kmは、この道路の核となる甲子トンネル(4,345m)・甲子大橋(199m)などを含む難工事区間であるため国土交通省の直轄権限代行区間となっていたが、2008年9月21日に開通し、通行不能区間は解消した。ただし、第3工区の一部、南倉沢トンネル・南倉沢橋を含むL≒2.7kmの区間については依然事業中であり、当面現道を利用する。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。