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仙台市ガス局

仙台市ガス局(せんだいしガスきょく)は宮城県仙台市および隣接3市2町(大和町・富谷市・利府町・多賀城市・名取市)において公営ガス事業を行う仙台市の地方公営企業のひとつで、一般ガス事業者である。同局の2008年度(平成20年度)の都市ガス販売量は約2億5200万m、売上高は約343億円と、公営ガス事業では国内最大の規模であり、民間事業者を含めた供給戸数当たりでも全国で8番目の規模である。同局は供給する都市ガスを港工場(仙台市宮城野区)で製造しているが、同工場への原料調達は、マレーシア・サラワク州ビンツルから液化天然ガス (LNG) タンカー「アマン センダイ」を用いて太平洋側にある仙台港まで液体で輸入する方法と、石油資源開発所有の「新潟・仙台天然ガスパイプライン」を用いて日本海側にある新潟東港から気体で移入する方法を持つ。このように太平洋側と日本海側に原料調達ラインを複数化していたため、東日本大震災の際には迅速な復旧が実現した。「仙台市ガス局」という市の一部局ながら、単独でテレビCMを出稿する場合がある。また、ミヤギテレビの名探偵コナン内で放映される日本ガス協会のCMも、仙台市ガス局を中心とした宮城県都市ガス協会のCMである。かつて、宮城県中央部(現在の仙台市都心部および旧宮城郡エリア)では「仙台瓦斯株式会社」という民間企業がガス事業を行っていたが、第二次世界大戦中の1941年(昭和16年)に陸軍からの要請を受けた仙台市が買収・公有化した。公有化は、兵器工場へのガス供給という要請に基づくものであり、鉄道国有法や改正陸運統制令に基づく戦時買収私鉄のように、全国規模で強制的に実施された命令ではなかった。そのため大多数の都市では現在に至るまで一貫して株式会社形態(東京ガス、大阪ガスなど)をとる事業者が大半を占め、宮城県内でも仙台市と気仙沼市以外ではいずれも株式会社形式を取っている。仙台市ガス局は公営企業である数少ないガス事業者といえ、また、政令指定都市の中でガス局を設けているのは仙台市のみである。なお、県庁所在地で他にガス局(水道など他の公営事業との兼業でない独立部局として)を設けている都市としては松江市が運営する松江市ガス局が該当する。1945年(昭和20年)7月10日の仙台空襲は仙台市中心部を焼き払い、ガス事業にも壊滅的な損害を与えた。事務所・工場など8棟が全焼し、機械設備も多く損傷し、市街の配管も被害を受けた。仙台市はガス供給が停止した状態で敗戦を迎えた。応急工事は8月に始まり、10月10日に焼け残りの約1500戸に供給を再開した。需要家の数は空襲前の半分以下である。戦後のガス供給のネックになったのは原料となる石炭の不足で、時間制限や休日休止といった制限をかけての供給だった。24時間供給が可能になったのは、1950年(昭和25年)12月30日からになった。設備の完備、需要戸数などについても、戦前水準に回復したのはこの頃である。仙台市は、1952年(昭和27年)施行の地方公営企業法を受けて、水道ガス事業局を発足させ、仙台市営の公営企業とした。1954年(昭和29年)に国がガス事業法を施行すると、翌1955年(昭和45年)に仙台市はこれにあわせて仙台市ガス供給条例を制定した。1956年(昭和31年)3月に水道とガスを分離して仙台市ガス局を設置した。仙台市は、第三セクター方式で受け皿会社を設立した上で、事業と職員を移管して市ガス局を廃止した後、市の出資・出向比率を徐々に引き下げる方法(旧三公社・郵政事業の民営化に近い)での民営化を検討していた。譲渡先として設立される企業には当初、東京瓦斯・東北電力・石油資源開発を中核とするグループが出資に名乗りを上げていたが、折からの景気悪化に加え、いわゆる「黄金株」の取り扱いを始め、その後条件交渉は難航し、事業継承者の公募からいずれの事業者も辞退したため、2010年の民営化実施は困難な情勢となっていた。2015年2月の定例市議会において、伊藤敬幹副市長が市ガス局の民営化について「具体的検討を深める時期に来ている」と述べ、同年4月には市ガス局内に事業改革調整室を設置した。その後市ガス局は2016年3月までに、民営化の可否について決するとしていたが、2016年2月、事業環境を見通せない状況が続いているとして、民営化についての判断は16年度以降にずれ込むと奥山恵美子市長が定例記者会見で説明した。その一方で、市ガス局は全面自由化による他社との競合激化に備え、財務体質を改善して経営の安定を図るため、旧港工場(多賀城市)の土地など未利用地の売却を進める方針と報じられている。仙台市の地方公営企業であるが、上記の通り、仙台市以外にも供給エリアがある。即ち、仙台都市圏のDID地区へ主に供給しており、DID以外の上記自治体の居住区については簡易ガス事業による供給も行っている。供給戸数は約36万戸で、約80の事業者と大口契約を結んでいる。2010年(平成22年)にセントラル自動車(現・トヨタ自動車東日本)が大衡村に、パナソニックEVエナジー(現・プライムアースEVエナジー)が大和町に進出するのを受け、2009年(平成21年)12月18日に両町村の3工業団地に天然ガスパイプラインを延長・開通した。なお、ガス局が保有する2007年度末のパイプライン総延長距離は約4,100kmであり、東北電力からガスの供給を受けている。2006年(平成17年)8月より、宮城県を中心に活動するパーソナリティー・本間秋彦をイメージキャラクターに起用。

出典:wikipedia

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