『ティンクルスタースプライツ』は、縦スクロール対戦シューティングゲームのシリーズ、またはその第1作目のタイトルである。シリーズ第1作目で、開発はADK。使用基板はMulti Video System。2人のプレイヤーが互いにほぼ等しい性能のキャラクターで対戦することを主体にした作品で、対戦型シューティングゲームと言うこともできる(厳密には、間接的に攻撃し合うタイプの対戦型シューティングゲーム)。このようなゲームは日本では極めて少数で、本作以降に『チェンジエアブレード』(サミー)と『ウィングウォー』(セガ)の前衛後衛側に位置を取って撃ち合うタイプや、『旋光の輪舞』(グレフ)などのフィールドを用いた全方位移動タイプのものがある。低い頭身のかわいいキャラクターや、ファンタジー色の濃い世界観などが人気を博した。これは、当時一世を風靡していた落ち物パズル『ぷよぷよ』シリーズにあやかったものとされる。対戦の要素を盛り込んだことで対戦プレイヤーも生まれた。しかし、第1作完成と同時に、この作品におけるキーマンであった関本(ゲームバランス編集・音響)、瀬川(音響)が退社したため、長期に渡って続編は製作されず、当時のアーケードで主流だった対戦型格闘ゲームほどの大ヒットにはならなかった。1997年にはセガサターン、2000年にはドリームキャスト(SNK発売)に移植された。また、2008年にはPlayStation 2用コレクションソフト『ADK魂』(SNKプレイモア発売)にも収録された。2011年にはWiiのバーチャルコンソールで配信開始された。2016年にはSteamで配信開始。Steam版は日本語表記がないがオンライン対戦が可能。使用可能なキャラクターは13キャラクター(セガサターン版のみさらに1キャラクター追加)で、それぞれスピード・ショット性能・エキストラアタックなどに差がある。キャラクターデザインは藤ノ宮深森。1レバー+2ボタン(ショット、ボンバー)で操作。対戦型シューティングといっても1画面でお互い弾を撃ち合うのではなく、画面が2分割されお互いが普通の縦スクロールシューティングゲームのようにゲームをプレイ、ザコに当たるなどして先にライフが無くなってしまったプレイヤーの負け(ただし、編隊ザコへの接触でミスになることはなく、必ずライフがハート半分残る。また、相手に攻撃が当たった場合、少し自分のライフを回復できる)。勝った側はポイントがカウントされ、2本先取(標準設定の場合)で勝敗が決定する(CPU戦では残機制で、プレイヤーが勝てばステージを進めることが出来、負けた場合は残機を1失う)。ダブルKOによるドローの場合、双方に1本カウントされる(CPU戦の場合は勝ち、『LPP』のCPU戦は負けと見なされる)。さいとうつかさ による漫画版が『コミックゲーメスト』に連載された。単行本化は諸々の事情で見送られたものの、その後さいとう本人の個人サークルから同人誌として頒布されている。『ティンクルスタースプライツ -La Petite Princesse-』はシリーズ2作目であり、前作である『ティンクルスタースプライツ』の続編。略称は「〜LPP」や「〜プチプリ」など。グラフィックが3Dになり、KDDIのマッチングサービスマルチマッチングBBに対応したPlayStation 2用ソフト。2005年7月28日にSNKプレイモアからリリースされた。前作と画風がかなり変わっているが、デザインは前作と同じ藤ノ宮深森である。また設定にも変化があり、ロードランはメモリー女王の義理の娘となっている(前作では、二人は血の繋がった親子だった)。メインのシステムは前作をほぼ踏襲している。前作からの変更点としては、ゲームスピードの低下、ステージ(移動可能範囲)の拡大などが挙げられる。そのため、前作と同じ構成の編隊ザコであっても、パーフェクトを取るための有効な連爆方法が異なる場合がある。また、相手の攻撃ザコをリバースした際に爆風が発生しなくなり、それを利用した連爆はできなくなった(前作でも、攻撃ザコやリバースをショットで直接破壊したときは爆風は発生しなかった)。kodomo兎による漫画版が『月刊電撃コミックガオ!』に連載され、全4回の連載をまとめた冊子が、ゲームソフトの初回購入特典として店頭で配布された。
出典:wikipedia
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