スズキ・ガンマ(Γ =ギリシア文字)とは、スズキが販売していたオートバイのシリーズ車種である。同社のグランプリレーサー「RGΓ」(RG→RGA→RGBの次に"RGC"でなくギリシア文字の3番目でありギリシア語で「栄光」を意味する「ゲライロ」の頭文字のΓを使いRGΓとした)にちなんだネーミングである。1983年、2ストロークエンジンを搭載したスポーツ車種であるRG(レーサー・オブ・グランプリの略)シリーズの発展形としてRG250Γが発売され、以降はレーサーレプリカ車種として排気量別に数車種が生産された。1998年をもって販売が終了した。1983年から1987年まで製造販売された250ccクラスの初代ガンマ。レーサーさながらのフルカウルやアルミダブルクレードルフレームを採用し、後のレーサーレプリカブームの火付け役となった。1988年フルモデルチェンジが行われ、車名はRGV250Γに変更された。RG400Γは1985年発売。RG500Γは1984年より日本国外輸出、1985年国内発売。WGP500ccクラスで1976年から1982年までの間メーカーズ・タイトルを獲得した、レーサーRG500の直系バイクである。エンジンレイアウトはレーサーと同じくスクエアフォー。吸気方式はロータリーバルブ方式である。RG400Γはボア・ストローク50×50.6mmの397cc。公称馬力59ps。排気系のみ交換した車両では70 - 80ps。RG500Γは56×50.6の498cc、公称馬力64ps(日本仕様)/95ps(輸出仕様)。排気系のみ交換した車両では90 - 101ps。ノーマルでの公称最高速はRG400Γで226km/h。RG500Γ(輸出仕様)は246km/h。マイナーチェンジでウィンカースイッチがプッシュキャンセル式になった。その他の変更点はサイドスタンドスイッチやスイングアームなど。極初期に出荷されたRG500Γには、ワイヤーロックのためヘッドに穴のあいたボルトが各所に使用されている。米国にてエンジンをVJ22Aのフレームにコンバートするキットが販売されていた。スペシャルカラーリングとして濃紺のバージョンと銀色のバージョンの「ウォルター・ウルフ仕様」が設定されてる。他社のライバル車種であるNS400RやRZV500Rに比べて、カラーバリエーションが多いのが特徴。
出典:wikipedia
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