『プリンセスメーカー』は、ガイナックスが製作・発売する育成シミュレーションゲーム。同ジャンルを確立した代表作であり、監督・キャラクターデザインを手がけた赤井孝美の代表作でもある。通称「プリメ」。本項では後続のシリーズ作品についても解説する。ファンタジーの世界を舞台とし、魔王から王国を救った勇者が父親となって、孤児の少女を自分の娘として育て上げていくというもの。勉強、習い事、武者修行、アルバイトなど、さまざまな経験をさせていくことで性格や魅力などが成長、その育成方針でどのような娘に育っていくかが変わっていく。そして娘が18歳になった時にプリンセスを始めとする様々な将来が待っている。制作期間中は「マイ・フェア・チャイルド」というタイトルだった。パッケージイラストは、アルフォンス・ミュシャを参考にしている。脱衣ゲーム(第1世代)、アドベンチャーゲーム(第2世代)と技術を蓄積してきたガイナックスのゲーム部門が、「もっとコンピュータゲームでしかできないようなことをやろう」という目標で第3世代作品として制作したのが本作である。岡田斗司夫の「女の一生をゲームにできないか」という希望と赤井の「『信長の野望』の部下を教練する部分だけでゲームを作りたい」という希望が組み合わさった結果、「女の子を育てるゲーム」というアイデアが生まれた。1993年6月15日にPC-9801版が発売された。神様から預かった天界の少女を育てていく。FD12枚組という、当時としては大容量のソフトだった。アドバイス役として執事のキューブが登場する。グラフィック面も前作より改良が加えられた。その他にも大地主の中年男の妾になる、悪行が過ぎて牢屋に入れられる、お尋ね者との戦いに負けた時に襲われるなどの、ダーティーな一面も見られた。1995年12月15日にタカラより発売のスーパーファミコン用。基本的に『プリンセスメーカー2』のリメイクであるが、内容はスーパーファミコン版のみの独自のものとなっている。赤井孝美がキャラクターデザインを担当した以外はタカラ側のスタッフが制作しているため、公式なシリーズには含まれていない。1997年1月24日にソニー・コンピュータエンタテインメントよりPlayStation版が発売された。通称「プリゆめ」。妖精の女王から託された妖精の女の子を育てていく。番号は付いていないが、実質的に第3作として扱われている。アドバイス役として妖精ウズが登場する。父親の職業が選択可能になった。娘の声優に野上ゆかな。1998年8月13日にナインライブスよりPlayStation版が発売された。『1』、『2』、『プリゆめ』の娘がプリンセスを目指してライバルとパズルで戦う、対戦型の落ち物パズルゲーム。OPムービーとして、プリメシリーズ初のオフィシャルセルアニメが導入された。1999年1月21日にナインライブスよりPlayStation版が発売された。『1』、『2』、『プリゆめ』、スーパーファミコン版の娘がコマとなる双六型の対戦ボードゲーム。2001年2月7日にナインライブスよりWindows / Macintosh両対応版が発売された。天界、魔界、妖精界、星幽界、人間界の5つの世界を一人の少女が巡るクイズアドベンチャーゲーム。プリンセスメーカー4の娘が養父の所に来る前を描くプロローグとなるはずであった作品。2005年9月1日にジェネックスより発売された。PlayStation 2用。当初は現代日本を舞台とした第4作の発売が告知され、プロローグ版としてQが発売されたが、企画が変更になり、それまでどおりファンタジー世界を舞台とした作品が『4』として発売となった。企画変更の際にキャラクターデザインも天広直人に変更となった。娘の声優は水樹奈々、キューブの声優はサエキトモ。サイバーフロントよりWindows版は2007年3月3日発売、PlayStation 2版は2008年2月7日発売、PSP版は2008年9月25日発売。ガイナックス開発、総監督・キャラクターデザインを赤井孝美が担当した。アドバイス役として執事のキューブが登場する。ファンタジー世界のプリンセス候補のたった一人の生き残りを、現代日本で育てて行く。娘の声優は佐藤利奈、キューブの声優は岡村明美。シリーズ初、父親としてだけではなく、母親としてのプレイも可能となった。また、ファンタジー世界と現代日本双方でイベントとエンディングがある。エムゲームジャパンより配信されたスマートフォン(iOS、Android)用ゲームで2015年9月18日より配信開始。ナンバリングや副題はないが、第1作をモチーフにした作品ではなく新規のシリーズ作品である。基本プレイ無料のアイテム課金。
出典:wikipedia
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