LINEスタンプ制作代行サービス・LINEスタンプの作り方!

お電話でのお問い合わせ:03-6869-8600

stampfactory大百科事典

海皇紀

『海皇紀』(かいおうき)は、川原正敏による日本の漫画作品。『月刊少年マガジン』(講談社)誌上において、1998年3月号より2010年8月号まで連載された。ただし、物語の大きな節目には一旦休載され、『陸奥圓明流外伝 修羅の刻』の連載が挟まれた。単行本は『月刊少年マガジン』より全45巻が刊行されており(最終45巻は、2010年9月17日発売)、合計発行部数は1000万部を突破した(2007年3月現在)。海上で生活する「海の一族」のファン・ガンマ・ビゼンを主人公とした海洋冒険活劇であり、また『三国志』の影響を受けた国同士の謀略劇の要素も強い(作者は本作について「僕にとっての『三国志』」と述べている)。作品の性質上帆船の描写が多いが、商船高等専門学校卒業と言う作者の経歴を活かした正確な描写がなされている。『海皇紀』の世界は、人類の文明が一度滅亡し、近世レベルまで技術が回復した未来を舞台とする。作者の川原正敏が1巻のあとがきで未来の話と語っている他は、作中で明確に語られているわけではないが、1巻冒頭に「北極星がケフェウス座γ星に移った」と解釈される序文があり、人型兵器が過去の遺産として登場することなどといった描写がなされている(なお、ケフェウス座γ星が北極星となるのは約2500年後である)。また、英語「アイスダガァ(氷の懐剣)」が古の言葉として登場したり、図面に記述された「Fire」という単語について海の一族が使う独特の古代文字であると述べられるなど、ローマ字が古代文字であると描写されている。また、事前にアイスダガァを古代語と称してはいるものの、軍議において使用されたFireが英単語であることから、少なくとも海の一族の公用語は、少なくとも文字に関しては英語であると推察される。作中世界の共通語であるかどうかは不明であるが、イベルグエンの呪文を除いて全員が同じ言葉を話している(横書きにする(修羅の門、刻における英語やポルトガル語)、意図的にフォントを変える(修羅の刻四巻におけるネズ・パース族の言語)など、作者がよく使う『異なる言語であること』を端的に示す書き方がされていない)。海の一族同士の部外者のいない場所での会話であっても同様なため、言語は同じであるが文字が異なる可能性がある。その一方で帆船用語は海の一族とそれ以外で異なっており(海の一族はタッキングと呼ぶ上手廻しを、それ以外の船乗りは上手廻しと呼ぶ)、この点に関して明確な作中での説明はされていない。作者曰く、帆船用語は外来語をそのまま使っている例が多く、日本語に翻訳することが難しかったとのことであるが、ではなぜ船乗り全員が同じ言葉を使わないのかという点は解決されていない。イルアンジャ曰く世界は一度滅んでおり、その根幹となったものとしてアインシュタインの相対性理論の公式が挙げられており、すなわち滅亡の原因は核戦争であると思われる。核戦争によるものか、ジオとタイシオの間のサナル海は丸く抉られた様に陸地が無くなっているなど海図に描かれる大陸は現在のものとは大きく異なり、エル・グリハラがクレーターの中に存在していた様に地形も大きく変化している。その他、空には「太古に人が打ち上げた」という伝説もある動かない星(=静止衛星)があり、その方位や高度から自分の位置を観測する、などの描写もあり、前述の人型兵器なども考えると、過去には非常に高いレベルの文明が栄えていたことがうかがえる。ただし北極星を航海を導くものと称する序文、動かない星が人の手で打ち上げた物であるとする伝説は作中では事実であると述べられていないことなどから、天測に使用しているのは北極星の可能性が高い。静止衛星を天測に使用するためには北極星と同じ地軸の延長線上になければならない。地軸の延長線上からずれた位置にあれば他の星と同様回るためで、であればケフェウス座ガンマ星のほうが探しやすいためである。これは現在の北極星を探すために星単体を探すより、北斗七星もしくはカシオペア座を探したほうがわかりやすいことと同様である。現在は陸上には多くの国々があり、互いに覇を競っている。中でも西方の大国ロナルディアは、いにしえの“魔道の業”を復活させ、急速に勢力を拡大している。一方海では、以前から交易や傭兵などによって栄える「海の一族」が存在し、海洋を支配している。この時代には石炭、石油というものが存在しないため、陸上移動は馬、海上移動は船(帆船など)で行われる。「海の一族」は船舶の保有数や操帆技術に優れているため海洋を支配し続けていたが、ロナルディアが“魔道の業”(カノン砲)を装備した帆船を投入してきたため一族の覇権が崩れつつある。以下の章立ては便宜上つけたもので、単行本中では序章以外には章立てやサブタイトルのようなものは付けられていない。1巻 - 3巻伝説の大魔道師イルアンジャの情報を求めて辺境の小国ウォルハンの港町に居る魔道師を訪ねたマイア・スアルとトゥバン・サノオは「魔道士アナハラムを訪ねるか、グリハラという土地に訪れよ」との助言を受けた。その帰り道において襲われていたウォルハンの新国王カザル・シェイ・ロンと、そこに居合わせた正体不明の男ファン・ガンマ・ビゼンと偶然に出会い、海の一族を名乗る船乗りであり、グリハラの情報を持っているというファンにそのままついて行く事になる。一方、カザルは自国に対し圧力をかける隣国クアラとの和平交渉のため、クアラへ向かう船を求めていた。ファンはカザルの求めに応じ、自らが指揮する「影船八番艦」でクアラへと向かった。クアラ王との和平交渉は決裂し、カザルはクアラの勇将ジンバハルを斬り、ファンの手助けで王宮から脱出する。カザルは最初からクアラと和平するつもりはなかったのだった。直ちにウォルハンの王宮に戻ったカザルは襲撃の黒幕だった大臣ダンマ・ウズキを粛清し、国境の要害ルガイ関でクアラ軍を打ち破るべく出撃する。一方、ファンはクアラ海軍によるウォルハンの挟撃を防ぐため、影船八番艦ただ一隻でクアラ海軍に挑む。3巻 - 10巻影船八番艦の次の目的地は、マイアの探している大魔道師イルアンジャの情報が得られるという東の島、グリハラ。途中、補給のために寄った港で天才軍師アル・レオニス・ウル・グルラに出会う。アル・レオニスもグリハラを目指しており、影船に乗船するはずだったが、ウォルハンの進攻を知り、決別する。その後、途中の名も無き島で伝説にいう「闇の魔人衆(イベルグエン)」の技を使う男ギルス・ヴェダイを加えた一行は、グリハラを支配していた“導師”を倒し、アナハラムの娘メルダーザを連れてイルアンジャが向かったという内陸の聖地エル・グリハラへ向かう。エル・グリハラに到着し、遺跡の地下で一行はイルアンジャと会う。しかしイルアンジャは発掘した「土武者」が動かないことに絶望し、精神に異常をきたしていた。魔道の業「ドルドルーヴォの火」によってファンたちを攻撃するイルアンジャだが、爆風によって突如動き出した「土武者」によって、感動の中撲殺される。トゥバンはファンのニホントウを借りて「土武者」を斬り、窮地を脱出するのだった。グリハラを後にしたファンの船にフォレスト率いるロナルディアの船が襲いかかってきた。目的はマイアを捕らえることであり、「ドルドルーヴォの火」によってトゥバンを負傷させるも、ファンの巧みな操舵、そして戦闘術の前に敗れ去った。船には魔道の兵器(カノン)が積まれており、それを見たファンはロナルディアとの戦争を海王に提言すべく、海都へ赴く。11巻 - 20巻「海の一族」の首都、海都へ到着したファン達だったが、すぐさま近衛兵長エギア・アルガマスによって拘束・幽閉された。ファンが会おうとした海王は死去しており、第二子フェルカド・ルーナ・セイリオスが次期海王の座を手中にすべく、エギアとともに海都の実権を握っていたのだった。末子ソル・カプラ・セイリオスの助けも得て脱出したファンは、「海の一族」のしきたりに基づいた次代海王の選出と影船クルーの家族たちの安全のため、海都近衛艦隊との決戦に臨む。「海の一族」のしきたりでは、7隻の影船の艦長たちの剣が捧げられた人物が次代の海王となる。選定の儀に乱入したファンは、自らが先代海王から継承者の資格を認められていた証を示す。票はソルとファンの間で割れ、海王を決めるための次のしきたり、候補者によるレース「王海走」が行われることになった。王海走の第一本目をあっけなく落としたファンだったが、そのときの仕込みと天運によって第二本目を得る。最終戦となる第三本目、ファンはフェルカドの策をも利用してソル支持の影船を引き離し、先行するソルを猛追する。そして突風によってソルの乗艦は帆が破れ、勝負がついたかと思われたが……。20巻 - 27巻王海走の結果「大海帥」の称号を受けたファンは、ロナルディアに唯一対抗できると考えられるロン率いるウォルハンの元へと向かう。西方へと勢力を伸ばすウォルハンはロナルディアの同盟国ガルハサンの王都ルグーンに向かうため、ルラン関を避け冬のアルラン山脈を越える奇策に出る。その道は余りに過酷なため、ファン達は彼らの荷を運ぶため難攻不落のドラガン海峡を抜けようと試みる。その際、北インガルナシオ艦隊海将ジト・サントニウスに船を借り、無事ドラガン海峡を抜けたら願いをなんでも聞いてくれるよう取引し、それを成し遂げる。他の誰も予測しなかったウォルハンの奇襲だったが、アル・レオニスはこれを読み罠を仕掛けていた。一時退却したウォルハンだったがアル・レオニスの策はまだ続く。丘の上でファンとアル・レオニスとの知恵比べが繰り広げられる。ウォルハンはルグーンを落とし、アル・レオニスはカザルの下に付いた。ファンたちはアル・レオニスの身柄を狙ったイベルグエンたちの襲撃を二度にわたって防ぐが、その際にヴェダイがイベルグエンの「呪」によって一時操られてしまう。父アナハラムがロナルディアに与していると知ったメルダーザと、居場所の無くなったヴェダイはファンたち一行と別れを告げる。27巻 - 31巻ガルハサンを離れた八番艦は、西の辺境サナル海へと向かう。そこはサナル海西周辺を支配する海賊「ジーゴ・サナリア」と小戦が絶えない紛争地域であり、一族中屈指のアレア・モス率いる影船四番艦がいる地域であった。多くの者が四番艦または海将を味方に引き入れるものと考えていたが、ファンの真意はジーゴ・サナリアを味方に付けることであった。商船を罠に襲ってきたロナルディア戦船に苦戦する女戦士アグナ・メラ率いるジーゴの一軍をファンは助け、ジーゴに協力を得るべく単身ジーゴの大長の元へと向かう。そこで大長が出した提案は、大長の孫娘でもあったアグナを嫁にして一族の一員になれば協力するというものだった。そのためにはジーゴのつわもの達と戦い、アグナの元に辿り着かなければならなかった。一人も殺さないよう戦うファンは苦戦するが、最終的にはその気持ちがジーゴのつわもの、そしてアグナにも伝わり、ジーゴ・サナリアはファン・ガンマ・ビゼンと共に戦うことを決意する。無事八番艦に帰還したファンの前にアレア・モスが現れる。ロナルディア船を倒し、ジーゴを仲間に付けたファンは、ロナルディアと同盟を組もうとしている海王ソルにとって許せるものではないと言う。多くの者が手を貸してくれると思っていた中、アレア・モスは海王の元にこのことを報告すると言い去っていく。ファンはソルと戦う戦力を得るため、サナル艦隊を「貰いに」行く。ソルによって新しく任命されたサナル艦隊海将ウォルカ・ベアスは若くして海将に選ばれる程の実力をもっていたが、部下を駒のように扱う人望の薄い男であった。ファンはそこを突き、見事ベアスを追い詰める。ベアスはアグナの槍によって命を落とし、残ったサナル艦隊はファンの説得、人徳によって共に戦うことを誓う。かくしてサナル艦隊、ジーゴ・サナリアを味方につけたファンは海の一族を一つにすべく、海王ソルとの戦いに臨む。31巻 - 33巻サナル艦隊、ジーゴ・サナリアとともにソルと戦うため、海都に向かうが途中大きな嵐がやってくる。ジーゴ・サナリアの船は筏同然である為、そのままではジーゴ・サナリアの船はひとたまりもない。そこでファンは機転を利かせ、ジーゴ・サナリアの船同士を繋いで、嵐を乗り切ってみせる。一方、海都では、アレア・モスが海王ソルの元に自分の見てきた事を報告する。海王ソルは、報告からファンがジーゴ、サナル艦隊を率い海都へ攻めてくると判断、サナル艦隊を除く全艦隊と7隻の影船を召集し、ファンの率いるサナル艦隊、ジーゴ、影八番艦連合軍を迎え撃つことを決める。海都に到着したファンの率いるサナル艦隊、ジーゴ、影八番艦連合軍はついに、海都に集結した6個艦隊、7隻の影船、そして近衛艦隊との戦いに突入する。34巻 - 37巻ファンは、ロナルディアのカノン連合艦隊と戦うために、300隻近い主艦隊を陸送し、敵艦隊の背後を突くという作戦に出た。さらに、その背後へ回った艦隊の1/3を火艦として敵の3艦隊へ突入させ、カノン艦隊を完膚なきまでに壊滅させた。カノン艦隊の全滅を受け、ロナルディアでは海をフォレスト、陸をガッツォの布陣がようやく整い、帝都決戦に向けての準備が着々と取られていた。一方ロナルディアにおいて勢力を伸ばしていたクラッサ・ライの目の前には、マリシーユ・ビゼンが現われた。マリシーユはパンニャーの卵の守人で、ライはその守人を守護する役であったが、30年程前にライはそのパンニャーの卵を盗んで出奔していた。マリシーユは、パンニャーの卵が既に孵されていたこと、そしてその中にあったのが、メルダーザであったことを理解する。しかしながら、同時にメルダーザの覚醒の兆しを察したライによりその場を追われてしまう。こうして、すべての流れが帝都ラオン・ヴラへと集約されていく。38巻 - 43巻帝都ラオン・ヴラを目前にして、最後の補給地となった入江において、ファンとフォレストの直接対決となった。フォレストは、手持ちの艦船に移動カノンを搭載し、即席のカノン艦隊を編成してファンに挑んだ。曇天、無風という悪条件が重なり、さしものファンもあわやとおもわれたときに、ソルとコル・セイリオス、そしてそれに載せられてきたジーゴ・サナリアが現われ、危機を救った。体制を立て直したファンは、肝心な部分のみ記載されていない作戦図面を、わざとロナルディア側に奪われたという状況を作り出した。これは、フォレストの旗艦を1隻のみで湾内を遊弋させるための策であった。そこに、少人数による小艇で乗り込んでトゥバンがディアブラスを倒し、ロナルディア海軍を降服させた。この戦いにおいてソルは右腕を失い、海都へ帰還してから海王の座をファンに譲ることを告げた。陸においては、魔道部隊と対峙したカザル軍は、極めてアルコール度数の高い酒を小瓶で投擲することで誘爆を誘い、これを無力化したと思わせることでロナルディア軍に勝利し、ついに帝都を陥落させた。43巻 - 45巻帝都に辿り着いたファンたちであったが、そこには既にメルダーザの姿はなく、アナハラムや女帝に連れられて、離宮へと移った後であった。メルダーザは既に覚醒しており、ライに呪をかけられて、森守の制御装置に繋がれており、アナハラムとライ以外の声は聞こえなくなっていた。ファン、マリシーユ、トゥバン、そしてヴェダイの4人が、離宮へと向かった。離宮の入口には森守がいて、4人の侵入を拒んだが、マリシーユの姿が見えなくなり、トゥバンがその動きを食い止めている間にファンとヴェダイが離宮への侵入に成功した。離宮の中にはアナハラム、女帝、ライ、2人のイベルグエン、そして森守の制御装置に繋がれたメルダーザがいた。外ではトゥバンと森守、中ではヴェダイとイベルグエン2人、ファンとライのまさに死闘が繰り広げられていく。そんな中、マイアとアグナは、八番艦を離れ、2人で離宮へと向かったものの、入口でのトゥバンと森守の死闘を見て、その凄まじさに身動きが取れなくなってしまう。イベルグエン、ライ、そしてアナハラムをなんとか倒したものの、メルダーザへかけられた呪は、マリシーユにも解くことができなかった。いよいよ森守がトゥバンを倒そうとしたとき、おもわずマイアが飛び出して、メルダーザに許しを乞うた。装置の中で半ば理性を失っていたメルダーザは、マイアを羨み、マイアさえいなくなればと考えてしまい、結果、森守の機銃でマイアを撃ってしまう。メルダーザが自身の行動に驚き森守の動きが一瞬止まった隙をつき、トゥバンはついに森守を倒すことができた。自分の心の醜さにショックを受けたメルダーザの精神は、自らを深みの中へと沈めてしまおうとする。それを救ったのは、ヴェダイの声であった。メルダーザは、常に自分と一緒にいて、自分のために戦ってくれたヴェダイへの愛に気づき、こちらへ戻ってくることができた。森守の機銃により瀕死の重傷を追ったマイアには、マリシーユがビゼンの里に代々伝わる古の特別な薬の最後の1本を投与して、自分と同じようにちょっと若くて、かるく不死身な身体にすることでその生命を救った。こうして、大陸はカザル・シェイ・ロンにより平定され統武と改元し、海の一族はファン・ガンマ・ビゼンを新たな海王として頂き、共に繁栄してくこととなった。メルダーザは、自身の身の回りで起きたことを、後年書物にまとめた。その題名を海皇紀という。この世界には“魔道の技”と呼ばれる「カガク」の存在がある。詳細に関しては殆ど伝えられておらず、現実世界における空想の産物である魔法のようなもののように捉えられている。実際には現実世界の科学とほぼ同意語だが、その科学レベルには幅がある。現実世界では14世紀頃にはすでに使われていた大砲のようなものから、現在の技術でも実現不可能な二足歩行の戦闘用ロボットまで、全てをまとめて「カガク」としている。

出典:wikipedia

LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。