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Fire Bomber

Fire Bomber(ファイアーボンバー、FIRE BOMBERとも表記)は、テレビアニメ『マクロス7』および、関連作品に登場する架空のロックバンド。口頭では「ファイアー」、活字媒体では「FB」といった略称がある。『マクロス7』主人公の熱気バサラ、ヒロインのミレーヌ・フレア・ジーナスが所属する男女ツインボーカル、4人編成のロックバンド。設定では2045年4月、「PLANET DANCE」でデビューし、同年6月にファーストアルバム「LET'S FIRE!!」をリリース。無名のバンドから始まり、物語の舞台となるマクロス7船団と敵生命体プロトデビルンの争いの中で鍵を握る存在となり、やがて全銀河にその名を轟かせるメジャーバンドとなるまでの姿が描かれている。現実世界においては1994年からFire Bomber名義でシングルやアルバムも発売され、ファーストアルバム『LET'S FIRE!!』がオリコン第4位にランクインし、全CD累計150万枚以上を販売するなど、人気を博した。バサラとミレーヌの歌唱パートを担当した福山芳樹とチエ・カジウラは『マクロス7』完結後も「マクロスシリーズ」関連のライブ出演やトリビュート活動を行っており、2009年以降は現実世界で公式に「Fire Bomber (FIRE BOMBER) 」としてライブに出演している。メンバーの設定や人物像については後述の「メンバー詳細」を参照。現実世界においては、歌唱パート担当の福山芳樹(ボーカル、ギター)とチエ・カジウラ(ボーカル)がFire Bomber (FIRE BOMBER) として活動。1995年に行われたライブではバサラとミレーヌを演じる声優の林延年(後の神奈延年)と桜井智(後の櫻井智)がメンバーとして参加した。詳細は後述の「現実での活動」を参照。ここでは架空のバンドとしての設定について述べる。バンドの正確な結成時期は不明だが、宇宙歴2030年に戦闘で親友を亡くして以来、自暴自棄になって放浪していた元統合軍パイロットのレイ・ラブロックが、当時7歳の熱気バサラと出会ったことに端を発する。その7年後、レイが当時14歳のバサラを誘いバンドを結成、バサラの演奏に感銘を受けた元ストリートファイターのビヒーダ・フィーズも加入する。その後、2038年に出航した第37次超長距離移民船団マクロス7の都市艦シティ7に付属する未登録エリア「アクショ」を拠点に活動することになる。ベース担当のメンバーはこれまでに3名が加入していたが、いずれもバサラとは合わず脱退している。2045年3月、ベース兼ボーカル担当として新たに加入したミレーヌ・フレア・ジーナスがシティ7内のカタスミパークでライブデビューする。時を同じくして、マクロス7に対し謎の敵バロータ軍が攻撃を開始する(バロータ戦役の勃発)。その中でバサラは統合軍とコネクションを持つレイを通じて与えられた可変戦闘機VF-19改(ファイアーバルキリー)を駆り、自分の歌を伝えるという挑戦のために戦場で歌い始める。その行動が一部で注目され、同月、新人バンドの登竜門とされる「スーパー・ノヴァライブ」に出演。以降、わずかずつではあるが活動機会を増やしてゆく。4月、スーパー・ノヴァライブ以来Fire Bomberの可能性に着目していた音楽プロデューサー、北条アキコが主宰するアキコリップスレーベルよりデビューシングル「PLANET DANCE」発売。当初は196位と不調であったが、5月、バンドのプロモーションとしてミレーヌがリン・ミンメイ役、バサラが一条輝役で出演した2時間ドラマ「リン・ミンメイ物語」が放送され、視聴率94%を記録。それにより知名度が急上昇し、「PLANET DANCE」はシティ7チャートで8位、ミレーヌがボーカルを務める第2弾シングル「SWEET FANTASY」もプラネット・チャートで初登場2位となる。9月、バサラの歌がバロータ兵に施された精神制御の解除、およびそれを率いるプロトデビルンに影響を与えるといった一定の効果があることが判明。Fire Bomberメンバーは民間協力隊「サウンドフォース」として軍の指揮下に入り、戦場で歌うことになる。同隊はプロトデビルンを歌で撃退するなど相当の戦果を挙げるが、敵に歌を伝えたいバサラは納得せず、11月には自らの歌う意味を探して当時マクロス7が不時着していた惑星ラクスへ放浪の旅に出かけ、それを追ってミレーヌも旅に出たため、バンドの活動は一時休止となる。12月、放浪の果てに歌うことへの迷いがなくなったバサラはミレーヌとともに帰還し、活動を再開する。2046年2月、プロトデビルンの本拠地であるバロータ3198XE第4惑星への奇襲突撃作戦「オペレーション・スターゲイザー」にサウンドフォースとして参加。同月の最終戦において、プロトデビルンはバサラの歌の影響により新たな存在へと進化し、バロータ戦役は終結する。2047年3月、バサラが再度放浪の旅に出かけ、ミレーヌもそれを追って旅に出る。バサラは放浪先の惑星ゾラにて宇宙を回遊するエネルギー体「銀河クジラ」とのセッションを試み、これに成功する。Fire Bomberはこの時点において、辺境の惑星においてもその名が知られるほどの著名なバンドとなっている。2060年、13年ぶりとなるアルバム「Re.FIRE!!」を発表。この時点においてバサラはマクロス7に帰ることなく放浪、ミレーヌはソロ歌手、レイは音楽プロデューサー、ビヒーダはセッションドラマーと、各々の分野で活動しており、バサラは銀河ネットワークを用いてセッションに参加する。サウンドフォースは、統合軍が極秘に進めていた計画「プロジェクトM」のテストとして結成された、可変戦闘機(バルキリー)に搭乗して戦場で歌うことを任務とした民間協力隊である。プロジェクトM自体は実効性に疑問が持たれていたが、熱気バサラの歌が敵であるバロータ兵ならびにプロトデビルンに対し少なからず影響を与えることが確認され、本格始動することになる。部隊のメンバー選定は以前より計画に関与していたレイ・ラブロックに一任され、当初よりバンドメンバーの熱気バサラ、ビヒーダ・フィーズの加入が内定していた。未成年のミレーヌ・ジーナスは父マクシミリアン・ジーナスの要望もあり外される予定であったが、当人が強く希望し、メンバーによってFire Bomberに欠かせない存在であることが認められ、レイの判断でミレーヌもメンバーに加えられることとなる。各自それぞれ専用にカスタマイズされた型式の異なる機体に搭乗し、アクショ前方のエアロックから発進する。フォーメーションの名称は他の部隊と異なり音楽用語にちなむものとなっている。結成当初は特筆すべき成果を挙げることはないが、サウンドフォースのアドバイザーであり、独自に歌のエネルギーについて研究していた軍医、Dr.千葉が新たに歌エネルギー変換ユニットとサウンドエナジーシステムを開発し同隊各機に搭載、直後に襲来した大型プロトデビルン・グラビルを歌エネルギーにより撃退し、以降、歌エネルギーを増幅・放射する新兵器サウンドブースターも開発され、対プロトデビルン戦の切り札として位置づけられることになる。2059年を舞台とし、過去作品へのセルフオマージュを多分に含む『マクロスF』では、S.M.Sスカル小隊の隊長オズマ・リーがFire Bomberの熱烈なファンであり、シェリル・ノームの決め台詞がバサラへのオマージュであるといった描かれ方がされている。また、作中においてもFire Bomberの楽曲が挿入歌としてたびたび使用されている。『マクロスFB7 銀河流魂 オレノウタヲキケ!』では、プロトデビルンを撃退して以降の活動は不明で新曲も発表されておらず、マクロス7船団の所在さえも不明となっている。熱気 バサラ(ねっき バサラ / Nekki Basara)は、Fire Bomberのボーカルとギター担当。声の出演は林延年(後の神奈延年)、歌唱パートを福山芳樹が担当している。『マクロス7』および、複数の関連作品における主人公。2024年8月15日生まれ。21歳(『マクロス7』の舞台となる2045年時点)。逆立った髪と、旅先で拾った丸縁、青いレンズのサングラスをかけた姿が特徴。身長184cm、体重75kg。血液型はB型。自分の歌と音楽に対する並外れた情熱を有し、その可能性に挑戦するべく、バンドリーダーで元統合軍パイロットのレイ・ラブロックを通じて極秘に提供され、専用にカスタマイズされた可変戦闘機VF-19改(通称ファイアーバルキリー)に搭乗し、戦場に飛び出して決して戦うことなく歌い続け、謎の敵に対しても自分の歌を聞かせようとする。当初その姿は人々に異端視されるが、次第に周囲に認められ、敵生命体プロトデビルンもその歌に多大な影響を受けることになる。常人をはるかに超えた「歌エネルギー」の持ち主であり、その正体は50万年前に銀河を支配した知的生命体プロトカルチャーの時代にプロトデビルンを封印した特殊な力の持ち主と同様の「アニマスピリチア」であるとされる。その出自は一切不明で、出身地は本人も記憶していないという。7歳のころにはギターを担いでおり、自分の歌で山を動かそうと思い、毎日山に向かって歌っていた。そのころに放浪中のレイと初めて出会い、14歳のころ、レイと再会しバンド活動の誘いを受ける。。2038年に出航した第37次超長距離移民船団(通称マクロス7船団)の都市艦シティ7に付属する船団未登録エリア「アクショ」の廃墟と化したアパートにレイとともに住み、そこを拠点にライブ活動を行う。なお、アクショ自体が公的には存在しないエリアで、そこに住むバサラは市民登録をしていない。2045年から2046年にかけてのバロータ戦役においては戦場に乗り込み、自分への挑戦のために歌い続ける。当初は何の効果もない状況が続くが、やがてその歌が敵に影響を与えることが判明し、統合軍の民間協力隊サウンドフォースの一員として本人の想いとは裏腹に、歌エネルギーによってプロトデビルンを撃退し続けることになる。そのさなか、自身と接触し眠りについたプロトデビルンの1体、シビルと邂逅し、歌で目覚めさせようとするも果たせず、自分の歌う意味を探して放浪の旅に出る。長い旅の果てに再び巡りあったシビルを歌で目覚めさせ、彼女とともに宇宙を飛び回り「銀河」を巡る体験を経て、自らの歌への想いとあり方を悟る。以降迷いは消え、その歌をプロトデビルンの心に伝えることに成功し、戦役を終結へと導く。2047年(『マクロス ダイナマイト7』)には再び放浪の旅に出かけ、惑星ゾラにおいて「銀河クジラ」に歌を聞かせる。この作品にはファイアーバルキリーは登場せず、バサラはゾラにある機体を借りて宇宙に出る。非売品ドラマCD『マクロス ダイナマイト7 Fire Bomber GALAXY FUN NET CD』では、マクロス7帰還時のエピソードが描かれる。その後はマクロス7船団に帰ることなく銀河各地を放浪し、ときどき新曲を送るという活動を続ける。歌に情熱を燃やし、自らの挑戦を決して諦めようとしない不屈の精神を持つと同時に、言動は常に自由奔放で、規則や命令に縛られること、他人の意思に従って歌うことを嫌い、自分の「歌いたいときに歌う」という主義の持ち主。ライブでは頻繁に遅刻し、時には事前の契約内容とまったく異なる歌を歌う場合もある一方で、音楽に関しては励ましのつもりで厳しい態度をとることもある。こうした態度はバサラをよく知らない者には理解されず、2045年に加入するミレーヌ・ジーナス以前に加入していたバンドのメンバーは、バサラが原因で辞めている。ミレーヌとも口論が絶えないが、それまでのメンバーと違い歌となると非常に息が合い、ボーカリストとして互いを認め合っている。暴力による解決を嫌っており、いかなる危機的状況にあっても決して暴力を行使しようとせず、自分の歌を聞かせようとする。自身の乗るバルキリーに護身用のミサイルを搭載することすら拒もうとするほど武器・兵器に否定的で、攻撃を命令したり歌を軍事目的で利用しようとする軍に対してはしばしば反発する。しかしながら『マクロス7』序盤においては、人命を救うためにやむをえずファイアーバルキリーに搭載された護身用のミサイルを撃つ場面があり、そのたびにあとで思い悩む姿が描かれる。ミレーヌやレックスなど、しばしば周囲の女性から想いを寄せられるが、バサラ自身が女性を異性として意識する場面は見られない。趣味は「宇宙遊泳、昼寝、オレの歌を聞かせること」、特技は「寝言で歌を歌える」で、激辛カレー、キムチ、トムヤムクンを好物とする。好きなアーティストは「オレ(もしくは、オレが本気で歌えた時)」。可変戦闘機(バルキリー)の操縦においては、伝説の天才マクシミリアン・ジーナス(マックス)が昔の自分には及ばないとしながらもその腕を高く評価し、マクロス7船団のトップエースであるガムリン・木崎も認めるほどの技量を有しており、ただでさえ操縦の難しさで知られるVF-19を、ギター型に改造されたコントロールシステムを用いて平然と操縦し、QM69(高速連続反転)などの高等技術を演奏しながら使用するなど、民間人にもかかわらず天才的な操縦技術を持ち合わせている。戦闘中は主にバトロイド(人型ロボット)形態を使用し、ファイター(戦闘機)形態は戦場への移動時などに用いる。中間形態のガウォークは当初まったく使用せず、『マクロス7』第14話の市街戦において、ミリア・ファリーナ・ジーナスにガウォークになるように指摘されて初めて同形態への変形を行う。変形直後は操縦に失敗し、その場でミリアの簡単な指導を受けて扱えるようになる。『マクロス ダイナマイト7』では、普通のバルキリーのコクピット内で、歌いながらアコースティックギターを弾きつつ操縦桿やスロットルをギター越しで操作するという離れ業を行う。また、ライブ会場ではパラシュートを用いたパフォーマンスを行うほか、素手での格闘では一人で多数を相手に圧倒し、バイクで暴走族チームを翻弄する、ハンググライダーを乗りこなすなど、歌のみにとどまらず多彩な面で人並外れた実力を発揮するが、これらの技能をどのような経緯で身に付けたのかについては劇中および関連資料でも一切語られていない。バサラが戦場で歌う際は『マクロス7』第2話以降「俺の歌を聞け」と叫ぶのが通例で、バサラの代表的な決め台詞とされる。この台詞は次回予告の一部でも締めの台詞になっており、番組告知用のポスターやテレビCMにおいては「2045 銀河よ 俺の歌を聞け!」というキャッチコピーとして用いられている。そのほか、「ファイアー」「ボンバー」などといった台詞を頻繁に口にする。『マクロス7』シリーズ構成の富田祐弘は、バサラの台詞として最初に思い付いたのが「俺の歌を聞け」と「過激にファイヤー」だと述べている。後者の台詞は本編中では用いられず、次回予告を締める台詞として多用されている。アニメ雑誌『アニメージュ』ではバサラの決め台詞が公募され、大賞に選ばれた「飛んで火に入る炸裂Bomber!」と、富田祐弘賞に選ばれた4つの作品が第32話から第37話にかけての次回予告を締める決め台詞に使用されている。大賞の作品は応募者の本名や住所が記されていなかったため落選も検討されたが、選者たちはそろって絶賛し、「やはりバサラ魂あふれるこの作品ははずせないだろう」として授賞が決定した。『マクロスF』ではヒロインで歌手のシェリル・ノームがバサラへのオマージュとして「私(あたし)の歌を聞け」という決め台詞をライブで歌い始める際に発する。『マクロス7』原作者の河森正治は、歌と戦闘を組み合わせるという斬新な演出で人気を博した前作『超時空要塞マクロス』の終了後、同じように歌を用いた作品が多数制作されている状況に疑問を呈し、これまでとは明確に違うものを作るべく「空前絶後」の「空前」だけではなく「絶後」を狙い、熱気バサラというキャラクターを生み出した。バサラは物語の主人公でありながら、上述のようにその出自や過去、背景はほとんど描かれていない。監督のアミノテツローは自分自身の感覚として、バサラは自身の過去などを気にせず「現在と未来」しかない存在で、その中での生き方を描くことが主眼であり、背景描写はあまり意味がないと思うと語っている。後年のアミノとの対談で河森は、当初バサラの経歴やバルキリーに乗っている理由について述べたプロフィールを作成したが、アミノによる「主人公に過去はいらない」という一言でカットになったことを明かしている。以来、河森はキャラクターの履歴を作り「わかったつもりになる」のではなく、少しずつキャラクターの素性や行動理由を探りながら作ることに面白味を感じると述べている。キャラクター名は日本の南北朝時代に体制に媚びずに自由に生きていた「バサラ者」から取られており、シリーズ構成の富田祐弘が命名した。富田は誰もが持っている潜在的なパワーを炎のように燃やして発散する主人公を描きたい、と語っていた。キャラクター原案の美樹本晴彦はバサラの風貌について、一見して目を引くヒーロー的なデザインを考えており、髪型も意識して漫画的な形にしている。サングラスは河森の要望によるもの。美樹本自身の感覚としては、設定年齢である21歳よりも上、20代後半程度でもよいととらえている。『アニメージュ』の第17回アニメグランプリの男性キャラクター部門では第2位、翌年の第18回同部門では第4位を獲得した。ミレーヌ・フレア・ジーナス(Mylene Flare Jenius)は、Fire Bomberのボーカル兼ベース担当。声の出演は桜井智(後の櫻井智)、歌唱パートはチエ・カジウラが担当している。第一次星間大戦期(『超時空要塞マクロス』の時代)に地球統合軍の天才パイロットとして活躍し、『マクロス7』の時代においては第7次新マクロス級超長距離移民船団マクロス7の船団長を務める地球人マクシミリアン・ジーナスと、元ゼントラーディ軍のエースで、マクロス7船団の都市艦シティ7の市長を務めるゼントラーディ人ミリア・ファリーナ・ジーナスの間に生まれた末娘(七女)。「エータカリーナ星雲近傍航行中の宇宙空母レッドムーン艦内」出身で、2031年2月2日生まれの14歳(2045年時点。作中で誕生日を迎え、15歳となる)。身長153.3cm、スリーサイズはB78、W52、H82、靴のサイズは22.5cm。血液型はBc(cとは、ゼントラーディマイクローンの血液型とされる)。髪はピンク色で描かれており、コスチュームは赤いハイレグレオタード。プライベートでは常に同じ服を着ている他のメンバーとは異なり、ほぼ毎回服装や髪型が変わる。ギャララシ(銀河毛長ネズミ)のグババ(後述)が親友で、常に一緒にいる。銀河ネットワークチャートのトップシンガー、アリス・ホリディに憧れてロックを始め、音楽雑誌のメンバー募集記事を見てFire Bomberに加入した。直情型で物怖じせず、奔放な性格の持ち主で、自分を子供扱いする家庭に反発し、親元から離れてシティ7内のマンションで一人暮らしをしている。自分以上に自由奔放なバサラの考えや行動が理解できず、いい加減な人間だと思っているが、その一方で、ボーカリストとしては見習うべきところが大きいと考えている。両親のたぐいまれなる可変戦闘機(バルキリー)乗りとしての才能も受け継いでおり、バルキリーを玩具代わりにしていたと語る。操縦桿がギターになっているバサラの改造バルキリーを初乗りで乗りこなすといった技量も見せ、のちに周囲の反対にもかかわらずサウンドフォースに自ら志願し、VF-11MAXL改 ミレーヌ専用機(通称ミレーヌバルキリー)を操縦しながら戦場で歌うことになる。部隊結成前後はバサラの考えが理解できず、敵に対する攻撃を主張するが、次第にバサラの姿勢に感化されて歌に専念するようになる。バサラには及ばないが、相乗効果により強力な歌エネルギーを発現させ、プロトデビルンとの戦闘において成果を挙げる。バサラとは異なり歌をプロトデビルンに対する攻撃に用いることには肯定的だったが、放浪の旅に出たバサラとの再会をきっかけに、その想いを理解しはじめる。バロータ戦役の終盤には、オペレーション・スターゲイザーに反対を押し切って参加し、対プロトデビルン最終戦においては危篤状態となったバサラに代わって「サウンドバスター作戦」で歌唱を務め、作戦失敗後も歌エネルギーにより研究実験艦アインシュタインを死守する。恋愛面では母ミリアにより、統合軍ダイアモンドフォース所属のエリートパイロット、ガムリン・木崎と見合いをさせられる。当初ミレーヌは自身がバサラと同じバンドに所属していることを隠し、普段とは異なる上品な態度でガムリンに接するが、デートを重ねるうちに素顔の部分も見せるようになり、親交を深めていく。一方でバサラにも恋心を抱くが自覚はなく、対プロトデビルン最終戦においてようやく自分の気持ちを知り、ガムリンに対しバサラのことも「同じくらい好き」であることに気づいたと告げる。『マクロス ダイナマイト7』においてもその恋に明確な決着はついておらず、レイに諭されてバサラを追い、惑星ゾラへと向かう。同作品のサイドストーリー漫画『マクロス ダイナマイト7 ミレーヌビート』では主人公とされ、本編で描かれなかったミレーヌの活動と心情が描かれる。趣味は銀河ドライブ、シンクロナイズドスイミング、フェンシング。ピアノは3歳から、フェンシングは5歳から始めている。運転免許は10歳で取得し、A級ライセンスを所持している。愛車は両親がハネムーン用に購入し、マックスがプレゼントした「フェリーニ社オールドファッションシリーズ2007型のレッド・ツーシータータイプ」。好きな食べ物はカツ丼、ピザ、マンゴープリン。特技は「銀河毛長ネズミのグババと心で会話できる。」「モグラ叩きはいつでもパーフェクト」とされている。グババ(Guvava)は、ミレーヌが常に行動を共にしているギャララシ(通称「銀河毛長ネズミ」、学術上の名称は「宙産綱 / 虞歯(ぐば)目 / グリプティナス科 / 不定形属 / ハリグリプティナス種亜種ギャララシ 」。地球の齧歯目〈ネズミ目〉とは異なる生物で、宇宙生物マニアの間では有名とされる)で、彼女にとって親友であり分身のようなもの。普段はミレーヌの肩に乗っているか、髪の中に隠れている。2036年、プキラセス星系第5惑星において群れとはぐれ、瀕死の状態にあったところを惑星調査に来ていたマクシミリアン・ジーナスによって保護され、当時5歳のミレーヌにプレゼントされた。感情を送受信する能力を持っており、常にミレーヌと同じ表情を見せている。また、ミレーヌが本心を隠していても、グババの表情を見れば彼女の本心が分かるようになっている。トランス状態となり、探したい相手の位置を知る能力も持つ。美樹本晴彦によるキャラクター原案では普段目が外からは見えず、見開いた時にだけ確認できるというデザインであった。桂憲一郎によるアニメーション用の設定画では常に丸い目が描かれるようになっており、長い体毛に覆われた体の内部図解として二足歩行のネズミのようなものが描かれている。グババの鳴き声は「ある動物の声を少し加工」したものと説明されている。映像ソフトの特典映像「マクロス7ぷらす グババの惑星」では、グババのキャストとして『マクロス7』の音響効果を担当したフィズサウンドクリエイションの蔭山満の名が記されている。美樹本によればキャラクターのモデルは特になく、髪の色は当初オレンジ系を想定していたという。色に関しては他にもいろいろなパターンが考えられ、緑の髪で左目に星形のフェイスペイントを施した準備稿も存在した。前作のリン・ミンメイよりも中性的な子供らしさを残したデザインで、胸に関しても監督から「小さいほうがいい」との指示があり、美樹本によるデザイン原案でも「ちょっと弱味になる位に」小さめという記述がある。胸のサイズについて劇中では具体的に触れられることはないが、各種メディアや制作者のコメントではしばしば言及される要素である。劇中においてほぼ毎回変わるミレーヌの私服は桂がデザインしており、ミレーヌの性格や年齢から、アニメのヒロインによくあるような服装や色気を過剰に強調したような服装は避け、『プチセブン』系の街で見かけられる日常的なファッションを基本としている。アニメ雑誌『アニメージュ』第17回アニメグランプリの女性キャラクター部門では第3位を獲得した。ミレーヌの歌唱パートを担当したチエ・カジウラは、『マクロス7』でのデビューで一気にセールスやタイアップがついたことを喜んでいた反面、アニメソング歌手というイメージが定着していくことに本人としては複雑な心境であった。根本にあるアーティスト性を無視し、押しつぶしたメディア側へのメッセージとして『マクロス7』との距離を置くしかなかったようで、『マクロス7』が嫌いというわけではないのだと自身のブログで語っている。2007年の『マクロス25周年記念ライブ MINMAY meets FIRE BOMBER』出演以降は『マクロス7』関連の仕事をたびたび行っており、2011年(東京ではミレーヌの誕生日となる2月2日、大阪では2月5日)にはイベント『Mylene Night』を開催、声を担当した櫻井智をゲストに招き、初となる「Wミレーヌ」での共演を実現した。レイ・ラブロック (Ray Lovelock) は、Fire Bomberのリーダーで、キーボードとミュージックアレンジ担当。声の出演は菅原正志。口ひげを蓄えた筋骨隆々の男性で、9月30日生まれの自称28歳。身長187cm、体重82kg。血液型はO型。私服を着ている場面はほとんどなく、プライベートでもステージ衣装を着用した姿で描かれている。つねに泰然自若とした性格で、バサラやミレーヌをなだめる場面が多い。バサラに対しては時に厳しく叱りつけることもあり、気に入らない仕事を請けようとしないバサラも、レイに諭されると渋々ながら請けることになる。趣味は釣り。出身地、特技、好きな食べ物は「?」とされている。かつては統合軍のエリートパイロットで、金龍、親友のステファンとバルキリー部隊「ピンクペッカー」に所属していたが、宇宙歴2030年、ゼントラーディの残党との交戦中にステファンとともに孤立した際、退避を主張するステファンの反対にもかかわらず攻撃を選んだ結果ステファンが戦死し、責任を感じて軍を退役した。ステファンの恋人だった北条アキコを支え励ますものの、自身は心の傷も癒えないまま姿を消す。旅先で酒に溺れ自暴自棄になっていた中で、幼いバサラと遭遇し、その歌に可能性を感じたレイは、自らの夢をバサラの歌に託しバンドを結成した。退役後も統合軍とは深いコネクションを持っており、軍の極秘計画「プロジェクトM」にも関与している。バサラに最新鋭機VF-19改を与え、のちにサウンドフォースが結成された際は、レイは隊長としてビヒーダとともにVF-17T改(通称ストームバルキリー)に搭乗することになる。美樹本の初稿デザインは頼りのなさそうな職人風の中年男性といった雰囲気だが、見当違いということで没案となり、頼りがいのある風貌へと描き直した。ビヒーダ・フィーズ (Veffidas Feaze)は、Fire Bomberのドラム担当。声の出演は高乃麗。マイクローン化した純粋なゼントラーディの女性(メルトラン)で、推定地球人相当年齢は20歳。2m以上の長身で、常人離れした怪力に加え、7.2の視力を持つ。レイ同様、プライベートでもステージ衣装を着用している。プロフィールのほとんどは不明で、メンバーの中でも特に謎の多い人物とされている。非常に寡黙で、話したいとき、話すべきと思ったとき以外は決して口を開くことがない。その代わりにドラムのスティックで会話ができるとされている。常にスティックを持ち歩き、ところ構わずリズムを取る。のちに民間協力隊サウンドフォースに所属し、リーダーのレイ・ラブロックとともにVF-17T改の後席に搭乗する。プロトデビルンとの最終決戦では、ドラミングによって歌エネルギーを発現させる。前身は巨人のストリートファイターで、黒豹と行動を共にしていたこともある。愛する男ゲーリック(声 - 室園丈裕)と闘い勝利したものの、空しさを感じていたところ、幼い熱気バサラの演奏を耳にし、ミュージシャンとしての道を歩み始めるという出会いが描かれている。なお、テレビ未放映エピソード「オンステージ」劇中で放映されるテレビ番組「コーヒーブレイク」において制作された再現ドラマでは、大道芸人をしていたとされる。初期設定の段階では「ビヒダス」と名付けられていた。美樹本によるデザイン原案の初稿はサングラスをかけた女性であるが、これでは弱いと感じ、女子プロレスラーのイメージで描き直した。没案となった初稿デザインは、北条アキコのデザインに流用された。1994年11月2日、福山芳樹、チエ・カジウラがそれぞれシングル「SEVENTH MOON」 (Fire Bomber featuring BASARA NEKKI名義) 「MY FRIENDS」 (Fire Bomber featuring MYLENE JENIUS名義) の同時発売にてデビュー。以降、『マクロス7』アニメ本編の進行に合わせ、作品を発表していく。この時点では、福山とカジウラが歌唱を担当している事実は伏せられていた。また、当時福山とカジウラはレコーディングを別々に行っていた。1995年5月21日、ファーストライブ『LET'S FIRE!!』(日本青年館)を行う。その際は林延年(現・神奈延年)と桜井智(現・櫻井智)の二人がメインボーカルを務め、福山、カジウラはアンコールで登場、4人で歌唱するという形であった。このライブで初めて福山とカジウラが「歌バサラ」「歌ミレーヌ」としてその存在を公表される。同年9月5日『LET'S FIRE!! AGAIN』(中野サンプラザ)でも4人のFire Bomberとしてライブを行う。1996年3月12日にはFire Bomberのファーストアルバム『LET'S FIRE!!』で第10回日本ゴールドディスク大賞アニメ部門アルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞。 本編終了後も1999年までOVA『マクロス ダイナマイト7』や『マクロス7』に関する複数の作品を発表。2005年5月25日、福山がソロで熱気バサラのトリビュート・アルバム『FUKUYAMA FIRE!!!』を発表。同月29日にはトリビュート・ライブ『FIRE BOMBER 2005 A Tribute to Nekki Basara』を行う。2007年8月18日、『マクロス25周年記念ライブ MINMAY meets FIRE BOMBER』に福山と、しばらくの間『マクロス7』と距離を置いていた(前述)カジウラが出演。同年、福山は同ライブで共演した神奈と「Wバサラ」としてユニット「福神」を結成。12月19日には、カジウラがソロでミレーヌ・ジーナスのトリビュート・アルバム『Gift 25』を発表。12月29日、福山、カジウラの2人で初めて活動。STUDIO COASTにてトリビュート・ライブ『ELECTRIC FIRE 2007 〜Tribute to BASARA & MYLENE〜』を行う。その際は公式にFire Bomberの名前は出していなかった。2009年、公式に福山、カジウラの2人で「FIRE BOMBER」として活動開始。4月29日には『スーパーロボット魂2009“春の陣”』に福山、カジウラが揃って出演。10月14日にはシングル「超時空アンセム2009 息をしてる 感じている」に「FIRE BOMBER(福山芳樹&チエ カジウラ)」名義で参加。同日、Fire Bomberの再結成アルバム『Re.FIRE!!』を発売。10月17日、飯島真理、May'n、中島愛とともに、『マクロス クロスオーバーライブ A.D.2009×45×59』(幕張イベントホール)に出演。11月27日には東京、11月28日には大阪にてFire Bomber単体で『「マクロス7」15周年記念ライブ the revival of Fire Bomber 2009』を行った。2012年11月23日、渋谷公会堂にて「マクロスシリーズ」30周年記念ライブ『FIRE BOMBER 2012』を開催。ゲストに中島愛が出演した。2014年10月19日、神奈川県民ホールにて『マクロス7』20周年記念ライブ『FIRE BOMBER 2014 BASARA EXPLOSION』を開催。出演は福山芳樹+F-BAND。スペシャルゲストとしてカジウラと、『マクロス7 銀河がオレを呼んでいる!』に登場するミレーヌの姉、エミリア・ジーナスの歌唱パートを担当した奥土居美可が出演した。劇中で使用されている曲はボーカル担当者ごとに使用順、劇中未使用の曲は収録されているディスクの発売順、トラックナンバー順に記している。作詞は記述のない場合、熱気バサラメインおよびソロボーカル曲はK.INOJO、ミレーヌ・ジーナスソロボーカル曲はM.MEG(チエ・カジウラの別名義)によるものである。ミレーヌとのデュエットバージョン、またはミレーヌのコーラスパートがあるもの。「PLANET DANCE」「HOLY LONELY LIGHT」「LIGHT THE LIGHT」のみ、劇中バサラ不在時はミレーヌがソロで歌うこともある。テレビアニメ『マクロス7』で使用されている曲。ラジオドラマ版で使用されている曲。OVA『マクロス ダイナマイト7』で使用されている曲。「REMEMBER 16」のみ、本編中ではバサラ不在時にミレーヌがソロで歌うこともある。 『マクロス7 銀河がオレを呼んでいる!』に登場するエミリア・ジーナス(歌 - 奥土居美可)とバサラのデュエット曲。熱気バサラ個人名義の曲。Fire Bomber名義の曲のアコースティック・バージョンも「熱気バサラ」または「BASARA NEKKI」名義となっている。バサラと、『マクロス ダイナマイト7』に登場するエルマ・ホイリー(歌 - 阪口あや)のデュエット曲。本編では使用されておらず、CDアルバム『ZZNKQB ZOLA RADIO FIRE!!』に3曲が収録されている。Fire Bomberの曲をもとにアレンジを加えたもの。タイトル横の括弧内はディスクの名義。以下に紹介するアルバムの多くは、作品世界内でリリースされたものであるという設定がなされている。

出典:wikipedia

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