ロードムービー（）は、映画のジャンルである。旅の途中で起こるさまざまな出来事が、映画の物語となっている。歌舞伎や浄瑠璃における「道行」（みちゆき）にあたる。主だった物語はその道中で起こり、その道中が作品のタイトルに含まれていることが多い。道中の過程の描写がメインであり、ストーリーの結末は曖昧な作品も多い。1960年代から1970年代にかけて、数多くのロードムービーが制作されている。よく知られた作品に、『イージー・ライダー』、『テルマ&ルイーズ』がある。それに先立つ時期では、ビング・クロスビー、ボブ・ホープ、ドロシー・ラムーアの主演による古典的コメディ映画の「珍道中シリーズ」の7作品も、ロード・ムービーの記念碑的なものと言えるだろう。2011年6月1日、アメリカの娯楽週刊誌『エンターテイメント・ウィークリー』が「ロードムービー傑作30本 (30 Great Road Trip Movies)」を発表した。

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