桃園捷運機場線(とうえんしょううんきじょうせん)あるいは桃園機場捷運(とうえんきじょうしょううん)は台湾桃園国際空港を経由して台北市と桃園市中区の間を結ぶ予定の桃園捷運の捷運路線。正式名称は台湾桃園国際機場聯外捷運系統(たいわんとうえんこくさいきじょうれんがいしょううんけいとう/"Taiwan Taoyuan International Airport Access MRT System")。台湾高速鉄道桃園駅との乗換も可能となる計画である。路線の全長は、51.5 km。機場捷運は、全線を桃園捷運の路線(機場線・藍線)として運営される予定である。2006年までに建設が開始されたが、数度の延期を重ね2016年5月以降下半期の開業を計画している。台北市内および空港駅周辺のみ地下鉄で、その他の区間はほぼ全線が高架鉄道であり、台北市内から空港までをノンストップで走る急行型と各駅停車型の通勤電車を組み合わせたダイヤとなる予定である。台湾の空の玄関である台湾桃園国際空港は、1979年の開港以降、高速道路以外に台北市との交通アクセスがなく、旅行者は、自家用車かリムジンバスを利用する以外、空港へのアクセス手段が確保されていない現状である。この問題を打開するために、行政院交通部は、『』という全長35.7kmの空港連絡鉄道の建設を計画し、1998年に、一旦、BOT方式による鉄道路線の建設が決定したが、2003年に計画の中断が発表され、未成線になった。この間、採用する鉄道形態とルートをめぐって様々な議論(捷運方式、トランスラピッド方式、台湾鉄路管理局林口貨物線の旅客線化方式、台湾高速鉄道新線建設方式)が行われ、最終的に捷運方式による運行が2005年に決定された。また建設方式は、従来のBOT方式を断念し、交通部高速鉄路工程局と台北市政府捷運工程局の官直轄による建設方式が、2004年に決定された。一度中断された中正機場捷運に同じく中断されていた桃園捷運藍線(空港 - 中壢区環北)の計画を統合して桃園国際機場捷運として再始動した。その後、2005年に入札が行われ、『日本連合(丸紅・川崎重工業・日立製作所)』、『ドイツ・シーメンスグループ』、『フランス・台湾連合(アルストム・CTCI)』の3者が応札した結果、2006年に日本連合が、鉄道システム一式及び車両基地建設契約を受注した。この日本連合による落札は、アジアにおいて、日本企業による初めての空港連絡鉄道事業の参入となった。事業主体は当初は、国営鉄道・台湾鉄路管理局であったが運営事業者については未定であった。その後、2009年5月9日に台北大衆捷運股份有限公司と桃園市政府が設立する予定の桃園捷運公司による運営とすることが正式に決定した。急行型は1編成5両で11編成が、各駅停車型は1編成4両で20編成が投入される。5両編成の急行型のうちの1両は沿線のチェックインカウンターで引き受けた荷物の専用車両である。車両基地は坑口駅付近の沿線に蘆竹機廠が、領航駅付近の沿線に青埔機廠が設けられる。開業予定は再三にわたって延期されている。
出典:wikipedia
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