兵庫県立長田高等学校(ひょうごけんりつ ながたこうとうがっこう)は、兵庫県神戸市長田区池田谷町二丁目に所在する県立高等学校。1921年に第三神戸中学校として開校。エリート養成を目指した一中や二中とは異なり、当時は中堅国民の育成を目標とする公立中学校であった。現在は学区制や人口分布の変化の影響もあり、県内屈指の公立進学校となっている。近年では神戸大学進学者数が全国1位となることが多く、2007年は大阪大学進学者数も全国1位であった。また、京都大学進学者数でも兵庫県の公立校としては常にトップを争う位置にいる。神戸高校とともに第1学区のトップ校である。兵庫高校は長田高校から非常に近い位置にあるが、大学進学実績、部活動の実績、募集定員、周辺環境、交通の便などから本校を選ぶ者が多い。部活動も盛んで、陸上競技部はリレーで全国制覇の経験もある。山岳部は屈指の強豪校(兵庫県総体男女アベック4連覇中、近畿大会男女アベック3連覇中)であり、インターハイ出場も多く、全国でも上位(2015年全国インターハイ団体女子準優勝、団体男子16位)。また、音楽部(全日本合唱コンクール(1993年Bグループ銀賞(Bグループで混声合唱に限れば全国1位)、2012年Bグループ銅賞),NHK全国学校音楽コンクール(2005年優良賞、2008年優良賞))・物理部(Supercomputing Programming Contest,日本学生科学賞、パソコン甲子園など)・ダンス部(全日本高校・大学ダンスフェスティバル)も全国大会出場の実績がある。野球部は2016年度の第88回選抜高等学校野球大会に出場。1970年に服装自由化を実施、私服登校が認められている。ただし男子は学生服、女子はセーラー服が標準服として定められており、始業式や終業式等の式典には着用が義務付けられている。教育理念である智徳体の調和的発達の一環として「周回走」と呼ばれる長距離走が体育の授業に組み込まれ、生徒達は体育の時間の最初に必ず一周412mのグラウンドを男子6周(約2472m)、女子5周(約2060m)走る。学期末などには2周になることもある。以前は雨の日の体育は体育館を使わず、「ロング」と称し雨の中を走った(男子が15周、女子が10周程度)。これは雷が鳴らない限り行われ、ロング用にレインパーカーを制式採用されていた(ただし購入は生徒に委ねられていた)。2008年度卒業生(61回生)は文部科学省制定のスポーツテストで、男子・女子ともに長距離走(男子1500m、女子1000m)の学年平均タイムにて全国1位の成績を残している。他にも体育のカリキュラムが他校より非常に厳しい。また3年2学期には累積で42.195kmの走破を目指す。プールが校内に無かった時代は兵庫高校まで走って行き、水泳の授業を実施していた。長田商業高校(定時制)が夜間、青雲高校(通信制)が休日に使用している。所在地は「池田谷町二丁目」であるが、「池田谷町一丁目」は存在しない。これはかつての池田谷町一丁目の区域が住居表示の採用により上池田に変更されたためである。旧制神戸三中の初代校長、近藤英也の示した 「神撫教育」 が引き継がれている。新入生は今も、近藤校長が入学者の心構えを記した 「開門章」 を受け取る。近藤校長が目指したものは、個性主義・自由主義的な教育であった。卒業生が受け取るのは、「Ad astra」(星に到らん、の意) と銘された記念メダルである。これは、校歌中の「星に至らん望み持て」のフレーズに由来する。現在、本校に存在する部活動は以下の通りである。なお、朝鮮文化研究会と部落問題研究会は部員がいないため休部状態である。神撫会と称する。神撫(しんぶ)とは近くの高取山の古名「神撫山(かんなでやま)」にちなみ、学校の雅称として用いられている。
出典:wikipedia
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