十勝バス株式会社(とかちバス)は、北海道帯広市に本社を置き、バス事業などを行う企業。帯広市を基点に市内や近郊への路線バス、とかち帯広空港への連絡バス、札幌市や旭川市への都市間バス、貸切バスの運行などを行う。一時期は乗客減少により倒産寸前まで追い込まれていたが、時刻表を配布するなどして経営の改善に取り組み、2011年度は40年ぶりに増収に転じた。なお、このエピソードは吉田理宏『黄色いバスの奇跡 十勝バスの再生物語』(ISBN 978-4-8628-0388-7)として書籍化されており、「KACHI BUS」としてミュージカル化されている。すべて北海道に所在2015年(平成27年)11月9日、更別南2線19番地より移転。本社:十勝バス本社、帯広駅前:帯広駅バスターミナル2016年4月1現在1989年(平成元年)8月11日より繁忙期の臨時帰省バスとして各社1往復ずつを担当する5往復で運行を開始。1990年(平成2年)3月9日より「ポテトライナー」として通年運行が開始された。1995年(平成7年)12月1日に大谷地ターミナル、1997年(平成9年)9月1日に清水と芽室を新設し1往復を十勝川温泉まで延長。2002年(平成14年)12月1日には発車オ〜ライネットによるインターネット予約開始し御影を新設。2005年(平成17年)4月1日より音更経由(音更大通11丁目、木野大通16丁目、木野農協前)2往復を新設し、芽室経由は4往復とし臨時便を廃止。2009年(平成21年)12月23日から音更経由を1往復増回。2011年(平成23年)10月30日の道東自動車道全通による改正で直行便を含む3往復を増回し計10往復、所要時間が約20分短縮となった。帯広行は路線開設以来札幌ターミナル始発で、札幌駅前ターミナルおよび札幌駅前は札幌行の降車のみ扱っていたが、2016年(平成28年)4月1日より経由便、直行便とも札幌駅前ターミナルで帯広行の乗車扱いを開始した。運行を開始するにあたり北海道中央バスが共同運行事業者を募ったところ、他4社が名乗りを上げた。1路線5社での運行は極めて異例であり北海道運輸局の指導で調整が図られたが不調に終わり、結局5社揃って認可された経緯がある。札幌と帯広の間は約200キロの距離であるが、帰省バス当時から夜行便が設定されていた。1991年(平成3年)9月20日の日勝峠経由に変更の改正で定期運行を廃止し、2000年(平成12年)夏期まで繁忙期臨時便として運行されていた。詳細は路線記事を参照。1997年(平成9年)7月1日開設。2009年(平成21年)4月1日運行経路変更。2015年(平成27年)11月15日現在。同日のダイヤ改正よりわかりやすい行先表示とするため、表示の変更や系統番号の新設・細分化が行われた。1は本社→東13条、1-1は本社→工業高校止まり、2は東13条→工業高校→本社。3 南商線は本社 - 帯広駅前、3-1 柏葉高・総合振興局線は本社 - 帯広駅前 - 柏葉高校 - 帯広駅、21は本社 - 帯広駅前 - 幕別温泉。21の幕別温泉発便は一部区間がデマンド運行となる。3-1は2015年(平成27年)11月15日より系統番号を5から変更。帯広駅→柏葉高校→帯広駅間は上下便とも同一方向運行。旧・JR北海道バス路線。一部区間はデマンド運行。17 帯広・陸別線はふるさと銀河線バス代行路線。元・道東バス路線の15 足寄線(帯広 - 足寄駅前)と80 下愛冠団地線(足寄営業所 - 足寄駅前 - 足寄土木現業所)を統合し陸別まで延長。28は西帯広先回りの環状線北廻り(かんきた)、29は養護学校先回りの環状線南廻り(かんみなみ)。27 学園通線は本社→農業高校まで29 養護学校先回りと同経路(一部経由せず)でイトーヨカドー前が終点。旧路線名は31 芽室南線。2009年4月に国道経由の30 芽室線を統合し、芽室市街地の経路を変更。41 音更線は本社 - 帯広駅前 - 音更桜ヶ丘、41-1 新緑通線は本社 - 帯広駅前。一部区間はデマンド運行。45-1は通学時間帯に設定される十勝川温泉発本社行で、帯広駅前→本社は41と同経路。49 上士幌線は本社 - 上士幌郵便局、51 ぬかびら線は本社 - ぬかびら源泉郷。士幌線バス代行路線で、帯広 - 上士幌間では北海道拓殖バス上士幌線・音上線と共通定期券を取り扱う。広尾線バス代行路線。61 大正小学校線は学校登校日の本社発のみ運行。大空団地線は、70は本社→大空団地→本社、70-1は大空団地→帯広駅前止まり、71は長崎屋前を経由しない。元・JR北海道バス路線。73 自衛隊・稲田線はグリーンパーク経由、79 畜大線は明星校前経由。上記一般路線バスのほか、直通系統がない経路を中心に、学校登校日の通学時間帯に合わせたスクールバスが運行される。一般客も利用できるが、一部路線を除き学校最寄以外の停留所間での利用はできない。路線詳細は公式サイト「スクールバスのご案内」を参照。かつては浦幌町、豊頃町、芽室町、足寄町などの町内路線や帯広とを結ぶ長距離路線が運行されていたが、過疎化等の影響で大半で廃止や路線短縮などが行われている。貸切バス事業は帯広・北見・釧路・札幌の各運輸支局管内での発着が認められており、道東地区事業者10社で組織する東北海道貸切バス事業協同組合 (BUS CENTER)に加盟する。日野自動車製が大半。路線バス車両は108台保有する。1990年代には他社同様首都圏のバス事業者より中古車を多く導入した。中でも、京浜急行バスより日野・ブルーリボン「京急型ワンステップバス」の初代車両も購入している。近年では地方路線の廃止で余剰となったワンステップ車や、鉄道代替路線専用車の更新による余剰車を市内線に転用しており、モノコックボディの経年車が姿を消している。2010年度には川崎市交通局・川崎鶴見臨港バス・名古屋市交通局よりまとまった数の中古車両が導入された。車両の使用サイクルは長く、近年までモノコックボディの車両が大半を占めていた。2010年3月には延べ30年近く使用された1981年式「いすゞ・K-CCM370型」が現役を退き、10月には1983年式の日野・ブルーリボン「K-RT225A」型がさよなら運転の後、27年間の活躍の幕を閉じた。2010年10月時点での最古参車両は1987年の国鉄広尾・士幌線廃止時の初代転換車両として導入された日野・ブルーリボン P-HU276BA型である(一部では廃車も進行)。路線車の塗装は日野・ブルーリボンのサンプルカラーを黄色ベースにアレンジしたものが使われ(2010年秋全廃)、その後は黄色ベースに赤やオレンジの帯が入ったものに改められた。さらに2004年度頃、ノンステップ車導入を機に黄色ベースは変わらずに「TOKACHIBUS」のロゴが入ったシンプルなカラーに改められたものが現在の塗装となる。全面広告車両も存在。鉄道代替系統には独自のカラーを採用している。ワンマン運転用機器は主にクラリオン、レシップ製が用いられる。また、1994年式以降の路線車輌を対象に、方向幕のLED化(レシップ製)を行った。貸切バス車両は17台保有。塗装はハイデッカー車はBUS CENTERカラー、スーパーハイデッカー車や小型車は黄色ベースが大半を占める。
出典:wikipedia
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