盧湾区(ろわんく)は中華人民共和国上海市に位置していた市轄属区。2011年7月26日に旧黄浦区と併合され、現黄浦区の一部となった。盧家湾という地区が名の由来となっている。上海市街の中心部に位置し、清末(19世紀後半)にはフランス租界(上海租界)の一部となり、清朝官憲の行政権が及ばない地域であったため孫文や郭沫若など民国期にかけて活躍する革命家が寓居していた。近年は商業、飲食業、サービス業が発展し、淮海路を中心とした地区に百貨店、ホテル、映画館等が集まっており、20世紀初頭に形成された里弄と呼ばれる集合住宅も多く残るが、高層住宅への建て替えが進んでいる。また、2010年の上海国際博覧会は当区で行われた。盧湾区は上海市中心地南部に位置し、東は旧黄浦区と、南は黄浦江をはさんで盧浦大橋により浦東新区と連絡し、西は徐匯区及び静安区、北は静安区及び旧黄浦区と接していた。宋代は華亭県高昌郷に属しいていたが、元代に上海県に移管され清末まで沿襲された。1900年以降は区北部がフランス租界とされ、1945年(民国34年)中華民国により盧家湾区として設置、国共内戦中の1947年(民国36年)に中国共産党により盧湾区と改称された。1956年に嵩山区を、1959年には邑廟区の一部を編入し現在に至っている。2011年7月26日に旧黄浦区とともに、新しい黄浦区の一部に合併された。下部に4街道を所轄していた。
出典:wikipedia
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