


放射発散度(ほうしゃはっさんど、、)とは、広がりを持った放射源の表面上の点から時間あたりに放射される放射エネルギーを表す物理量である。SIにおける単位は、ワット毎平方メートル(記号: W m)が用いられる。放射照度は同じ単位を持つが、放射照度は照射される対象の指標であり、放射発散度は放射源の指標である。照射された物体が反射する場合、反射率が1のとき、放射発散度は放射照度と等しくなる。例えば、パラボラアンテナを送信機として使う場合、1次輻射器から放射されたエネルギーは一度反射器に照射され、そこから外に放射される。放射発散度と放射照度を合わせて、放射束密度(ほうしゃそくみつど、)と呼ぶこともある。放射源の表面上の微小面積 から放射される放射束を とするとき、放射発散度はで定義される。放射源の表面上の点における法ベクトルを とし、その点から 方向への放射輝度を とすると、放射発散度はcdotoldsymbol{n}'), L, domegaで与えられる。立体角 は放射源表面の外側の半球の範囲で積分する。放射輝度 が方向によらない場合は となる。光の光束発散度と対応しており、平面状の放射源から放射されるエネルギーの指標である。放射発散度は放射束の放射方向にも依存し、斜め方向に出射する場合には放射束が同じ量なら密度が高くなるため放射発散度が高くなる。放射発散度と放射束の違いは、エネルギーを放射している物体の面積を考慮するかしないかである。例えば、同じ大きさのパラボラアンテナの放射源でも、強いエネルギーをパラボラアンテナに放射すれば放射発散度は大きくなり送信されるエネルギーも大きくなる。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。