ヒプノシス (Hipgnosis) は、1968年に結成されたイギリスのデザイン・グループ。メンバーはストーム・ソーガソン、オーブリー・パウエル、ピーター・クリストファーソン。 1970年代を中心にピンク・フロイド、ジェネシス、レッド・ツェッペリンといった数々のアーティストのアルバムカヴァーを手掛ける。ロック界においては、イエスの一連の作品で知られるロジャー・ディーンと共に、音楽ファンから親しまれている存在である。1968年、ストーム・ソーガソンとオーブリー・パウエルがデザイン・チーム「ヒプノシス」を結成し、ロンドンを拠点に活動を始める。当初は出版物のデザインなどが中心だったが、友人であったピンク・フロイドのメンバー、ロジャー・ウォーターズから2ndアルバム『神秘』のカヴァーデザインを依頼されたのを契機に、音楽アルバムのアートワークを主体とするようになった。1974年には、ピーター・クリストファーソンが加わり3人体制となっている。1970年代に活動の最盛を迎えるが、1980年代からミュージック・ビデオなどの映像分野が顕著になり、それに対応した映像会社「グリーンバック・フィルムズ」を設立する為、1983年にチームは解散する。しかし後発の起業だったのも影響して軌道に乗れず、会社は倒産した。その後もヒプノシスのアートワークを受け継いだ。ピンク・フロイドやドリーム・シアターなどを始め、多くのアーティストのアルバムカヴァーデザインを手掛け、アートスタジオ「StormStudios」を設立。2013年に他界。アートディレクターも務めながら、主に映像関係の方面で活動した。ソーガソン亡き後ピンク・フロイドの仕事を引き継ぎ、ラストアルバム『永遠/TOWA』のアートディレクターを担当した。自身の音楽活動と並行して主にビデオ・ディレクターを務め、イエスやヴァン・ヘイレンなどのミュージック・ビデオをプロデュースしている。インダストリアルバンド・Coilの主要メンバーとして永年活動した。2010年に他界。レコード・ジャケットを芸術作品としての表現の域にまで高めた先駆者。ただし、活動初期の頃はレコード会社側との軋轢もあったようで、1970年の『原子心母』の「牛」のジャケットを提示した際には難色を示された。特にアルバム・タイトルもアーティスト名も表記されていないことに反対の声が挙がったが、結果的に全英1位を記録したことで「その後の仕事がやりやすくなった」という。イマジネーションに溢れた創造的な作風が特徴で、現実なのか非現実なのか解らないようなジャケットも多い。「見る者に考えさせる」ということも、ひとつのコンセプトであるという。また、矛盾や対比といった「二面性」も主要なテーマになっている。収録された音楽を聴かずにデザインをすることもあるという。
出典:wikipedia
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