『ヴァレンタイン組曲』(原題:Valentyne Suite)は、イギリスのプログレッシブ・ロック・バンド、コロシアムが1969年に発表した2作目のスタジオ・アルバム。当時設立されたばかりのヴァーティゴが最初にリリースしたアルバムの一つで、オリジナルLPのカタログ番号は「VO 1」である。ジャケット・デザインはマーカス・キーフによる。「The Kettle」はディック・ヘクストール=スミスとジョン・ハイズマンの共作としてクレジットされているが、トニー・リーヴスは2003年のインタビューにおいて「"Elegy"と同様ジェイムス・リザーランドが作った曲で、彼の名前も記載されるべきだ」と主張している。ハイズマンによれば、「Butty's Blues」では「現在ロンドンで活動している最高の若いミュージシャン何人かが提供してくれた背景に乗って、デイヴ、ジェイムス、ディックがソロを演奏した」「この楽団はニール・アーダレイが指揮した」とのことだが、参加した外部プレイヤーの名前はクレジットに記載されていない。本作を最後にリザーランドはバンドを脱退。1970年にアメリカでリリースされたアルバム『グラス・イズ・グリーナー』には本作収録曲の一部が流用されているが、ギター・パートはデイヴ・クレムソンの演奏に差し替えられ、「Elegy」のボーカル・パートはリザーランドのものが残された。全英アルバムチャートでは9週チャート圏内に入り、最高15位を記録した。Chris Nicksonはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「このアルバムにおいて本当に楽しめるのは、バンドがブルース的な安全地帯から脱却して、よりプログレッシブ・ロック的な領域に近づいた"The Valentyne Suite"である」と評している。2004年にサンクチュアリ・ミッドラインから発売されたイギリス盤リマスターCDには、1969年11月18日にラジオ番組「John Peel's Top Gear」のために録音されたスタジオ・ライヴ2曲と、『グラス・イズ・グリーナー』の全曲を収録したボーナス・ディスクが追加された。なお、「John Peel's Top Gear」用のスタジオ・ライヴには、バーバラ・トンプソンがサックスとフルートで参加している。また、2005年にArcàngeloから発売された日本盤リマスターCDは、本作及び『グラス・イズ・グリーナー』の全曲が1枚のCDに収録された内容である。アディショナル・ミュージシャン
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