三河安城駅(みかわあんじょうえき)は、愛知県安城市三河安城町一丁目にある、東海旅客鉄道(JR東海)の駅である。東海道新幹線と、在来線の東海道本線が乗り入れ、乗換駅としても機能している。請願駅として誕生したため、総事業費約137億円は地元が負担した。このうち、愛知県の負担が約30%、安城市が約50%、周辺市町村が約8%、民間寄付等が約12%を占めている。1988年(昭和63年)3月13日、新富士駅・掛川駅・新尾道駅・東広島駅とともに東海道・山陽新幹線の新駅として開業した。新幹線ホームと在来線ホームは約150メートル離れており、二本木跨線橋と並行して伸びる連絡通路で結ばれている。乗り換える利用客はいったん改札口を出る必要がある。相対式ホーム2面2線を有する高架駅である。ホームのある上下副本線の間に上下本線(通過線)がある。東京寄り4両分のホームには屋根がない。駅舎は、安城市の希望により、農業都市をイメージしたマンサード屋根の北欧調の建物になっている。ホーム直下を明治用水が通っている。かつては同じくホーム直下を愛知県道48号岡崎刈谷線が走っており、今でも交差部直下跡に名残りを見る事ができる。また、駅構内には商業施設の「ASTY 三河安城」があり、飲食店、居酒屋、土産物店など数店舗が営業している。各駅停車の「こだま」のみが停車する。東京駅から見て名古屋駅の一つ手前であるため、東京駅からは「のぞみ」で名古屋駅まで行き、そこからUターンした方が早く着くことが多い(この方法で乗車できる「のぞみJ回数券」が2013年10月31日まで発売されていた)。他に豊橋駅で「ひかり」から乗り換える方法もあり、乗り換えの待ち時間によっては名古屋駅を経由するよりも早く到着できる。周辺の利用者であっても、「のぞみ」停車駅の名古屋駅に直接向かう乗客も多いため、乗降客は少ない。直営駅である。2008年(平成20年)4月1日より所属エリアを東海鉄道事業本部から新幹線鉄道事業本部に変更した。相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、橋上駅舎となっている。出・改札の業務は東海交通事業が受託している(業務委託駅)。上述のエリア変更に伴い、在来線部分は安城駅の管理下である。停車するのは普通列車と臨時列車のみで、新幹線接続駅ではあるが、快速列車は停車しない。新幹線接続駅でありながら快速(臨時列車と夜行列車を除く)が通過する例は、1980年代の新大阪駅や西明石駅(共に新快速通過)でも見られたが、現在は当駅のみである(九州新幹線の新八代駅と新水俣駅も新幹線接続駅でありながら肥薩おれんじ鉄道の快速「スーパーおれんじ」が通過している。また九州新幹線の筑後船小屋駅に特急「有明」は停車しない)。快速や新快速には、名古屋方面とは刈谷駅、豊橋方面とは岡崎駅で乗り換える事になる(豊橋方面では安城駅でも乗り換えができるが、同駅では快速に追い越されない)。普通列車は岡崎駅までは基本的に15分間隔で運転されているが、昼間の一部時間帯は30分間隔となる事もある。「愛知県統計年鑑」および「安城の統計」によれば、1日平均の乗車人員は以下の通りであった。駅周辺は、駅の誘致が決定してから開発が進められた。安城市は1986年(昭和61年)から20年にわたって駅周辺の118.4haを対象に土地区画整理事業を行い、2006年(平成18年)10月7日に事業を完了した。当駅付近は、開業時、安城市二本木町の町名であった(駅施設の一部は隣の箕輪町にもかかっていた)が、土地区画整理事業が完了した2006年(平成18年)10月7日から、三河安城町・三河安城東町・三河安城南町という町名が三河安城駅付近の住居表示に使用されるようになった。これらは、該当地域の住民の投票によって決められた。現在、新幹線南口を中心に市街地が形成されており、ビジネスホテルなどが集積している。また、駅周辺一帯は宅地開発が行われ、三河安城小学校や梨の里小学校が新設された。この他、パークアンドライド向けの有料駐車場も多く設けられている。刈谷市東部へも近く徒歩圏である。ただしそのエリアへは在来線では東刈谷駅からのほうが近いことも多い。東海道線北口東海道新幹線北口・東海道線南口東海道新幹線南口
出典:wikipedia
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