『白バイ野郎ジョン&パンチ』(CHiPs)は、1977年から1983年までNBCで放映された、アメリカのテレビドラマシリーズ。全6シーズン。カリフォルニア州のフリーウェイ(主にロサンゼルス近郊)を舞台に、カリフォルニア・ハイウェイパトロール (California Highway Patrol) (CHP、これを現地では "CHiPs" の愛称で呼んでおり、これが原語のタイトルとなっている)セントラル分署の面々の活躍を描く物語。主人公の二人が乗る白バイはよく言われるハーレーダビッドソン・ツーリング(FLHTCポリススペシャル)ではなく、当時実際にCHPで採用されていたカワサキZ1000POLICE(Z1000Aの警察仕様)だった。製作当時、従来の刑事ドラマは暴力的な印象が強かった。警察の広報担当官をしていたことのあるリック・ロズナー(Rick Rosner)は現実の警察とドラマの中の警察のイメージのギャップに違和感を覚え、暴力シーンや銃撃戦を排した明るい警察のドラマ作りを目指した。制作会社「ロズナー・テレビジョン」まで立ち上げて生み出された本作は、明るく親切な警察(主として交通取締りや事故の処理、日々の生活の中のドタバタ)を描いている。劇中では名コンビであるジョンとパンチではあったが、演じるラリー・ウィルコックスとエリック・エストラーダは実際に不仲であった(本作品制作決定前から有名で、当時のゴシップ雑誌に掲載されていた。ちなみにウィルコックス、エストラーダ本人も認めていた)。特にパンチの人気が上昇するにつれ亀裂はさらに深まり、第5シーズンの終了とともにウィルコックスが降板、ジョンは退職して帰郷というクリフハンガーで中断となった。第6シリーズではトム・ライリー演じるボビー・ネルソンを新しい相棒に迎えて製作された。なお、日本では主役キャラクターの変更により第6シリーズは「白バイ野郎パンチ&ボビー」と邦題が改められた。1998年には帰ってきた白バイ野郎ジョン&パンチ (原題: 『CHiPs '99』) というテレビ映画がTNTにより製作された。なお、日本語吹き替えのキャストは主役であるジョンとパンチについてはレギュラーシーズンと同一だったが、他のメンバーのキャストについては変更されている。2005年、パンチ役にウィルマー・バルデラマを起用した劇場版リメイク映画の製作が発表されたが最終的には実現されなかった。ワーナー・ブラザーズは2017年8月11日公開予定となるリブート版映画の製作を発表した。監督・脚本・共同プロデュース・ジョン役にダックス・シェパード、パンチ役にマイケル・ペーニャが予定されている。本名、ジョナサン・アンドリュー・ベイカー (Jonathan Andrew Baker)通称ジョン。ジョンは一般的な綴りJohnと違って、Jon(邦題「緊急通報大騒動」で言及)。“Jonathan”から拘っているらしい。カリフォルニア・ハイウェイ・パトロール、セントラル分署モーターサイクル・オフィサー(白バイ隊員)。コールサインは「メリーセブン3号 (7 Mary 3)」、パトカー警官だった際には「アダム6」ワイオミング州出身の白人。ベトナム戦争に従軍、除隊後にCHPへ入った。実家はワイオミング州で農場を経営している。金髪碧眼、黄色(一部で「白」の表記あり)の鹿革手袋を使用。パトカー警官時代に、違反切符を切ったのが縁でパンチと知り合い、その後、パンチを白バイ警官に誘うことになる。特殊車両や小型飛行機の免許を所持しており、ボーリングの指導員の経験もあるなど、何でもそつなくこなす。模範的な警官で、真面目、几帳面、温厚。上司や同僚たちからの信頼も厚いが、怒らせると恐い面もある。第1シーズンから第5シーズンまで登場。第5シーズンの後、実家の農場を手伝うために退職するが、後に復職する。「帰ってきた〜」では、警部 (Captain) まで昇進している。本名、フランシス・ルエリン・パンチョレロ (Francis Llewellyn Poncherello)通称は、原語版ではフランク(Frank)、日本語吹き替え版ではパンチの愛称が用いられている。カリフォルニア・ハイウェイ・パトロール、セントラル分署モーターサイクル・オフィサー。コールサインは「メリーセブン4号 (7 Mary 4)」(第1〜5シーズン)、「メリーセブン6号 (7 Mary 6)」(第6シーズン)ヒスパニック。最終学歴はレハイ実業高校卒。かつてはバイクを乗り回す不良であったが、違反切符を切ったパトカー警官のジョンにバイクの腕を見込まれ、誘いを受けて警官になった。白バイ警官の訓練所は仮卒業で、補助隊員として採用されている。お調子者、自信過剰、押しが強いといったCHPの問題児であり、上司のギトレア警部(部長)にとっては頭痛の種。ユーモラスで憎めない性格のためか、同僚からは好かれている。女性に目がなく、秘密の手帳には電話番号がびっしりと書き込まれている。しかし、正義感は強く、不平を言うことはあっても警官の仕事を好いている。歌やダンスも得意で、空手は黒帯。多くの女の子とデートして決まった相手はいなかったが、ヴァネッサという女性と真剣な恋をする。しかし、ヴァネッサとの結婚を決意した矢先にヴァネッサは事故死してしまう。当初はトレーラーハウス住まいであったが、話数を重ねるにつれ生活レベルが向上し、アパート暮らしをするまでになる。全シーズンに登場。「帰ってきた〜」では、長い休職を経て復帰。かつて事故から救った女性と結婚、1子を儲けているが妻は病死している。本名、ロバート・トーバルド・ネルソン (Robert Torvald Nelson)通称ボビー(Bobby)。すぐ熱くなる性格で“ホットドッグ”の異名もある。カリフォルニア・ハイウェイ・パトロール、セントラル分署モーターサイクル・オフィサー。コールサインは「メリーセブン7号 (7 Mary 7)」第6シーズンに登場。退職したジョンに代わりパンチの相棒となったが、諸事情でトム・ライリーが降板するのに伴い、弟のブルース・ネルソンへ交代した。本名、ブルース・ペンウェイ・ネルソン (Bruce Penway Nelson)原語版では"Fag"の通称(愛称)が使われるが、日本語版では特に通称はない。 カリフォルニア・ハイウェイ・パトロール、セントラル分署モーターサイクル・オフィサー見習い。のち、正式に隊員となる。コールサインは「メリーセブン8号 (7 Mary 8)」第6シーズンに登場。ボビー・ネルソンの弟である。諸事情でボビー役のトム・ライリーが降板するのに伴い、正式に隊員となってからはパンチの相棒になった。「帰ってきた〜」では、巡査部長に昇進している。本名、ジョセフ・ギトレア(Joseph Getraer)カリフォルニア・ハイウェイ・パトロール、セントラル分署・巡査部長。コールサインは「S4」または「S1」。自ら出動する際には白バイを使っている。全シーズンに登場。放送初期の日本語吹き替えは、第1シーズンでは「警部」、第2シーズン以降は「部長」。のち分署長。原語版での通称はジョー(Joe) 。パンチやジョンの直接の上司にあたる。妻・ベティと娘・エレン、息子・ティミーがおり、シーズンの後半でクリストファーという息子が産まれる。優秀ではあるが厳格なため、特にパンチからは煙たがれることもある。本質的には部下思いの人物であり、いざとなったらちゃんと部下をかばう。CHPのチェストーナメントでは優勝したこともある。犬アレルギー持ち。「帰ってきた〜」では、CHP長官に昇進している。本名、アーサー・リー・グロスマン (Arthur Lee Grossman)カリフォルニア・ハイウェイ・パトロール、セントラル分署白バイ・パトカー隊員。コールサインは「メリーセブン5号 (7 Mary 5)」(第1〜5シーズン)、「メリーセブン9号 (7 Mary 9)」(第6シーズン)初登場はシーズン1第11話で全シーズンに登場。愛称はグロッシー。日本語吹き替え版ではアーティの愛称が用いられている。大食漢で、肥満体質である。さまざまな方面の知識に長けており、クイズ番組に出場した際には賞金を手にする1歩手前までたどり着いた。知識をひけらかすタイプ。薀蓄をたれてはみんなに煙たがられることも多い。既婚者。「帰ってきた〜」では、刑事 (Detective) になっている。。2015年3月4日、ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメントから「白バイ野郎ジョン&パンチ<ファースト・シーズン>コンプリートBOX」が発売された。DVD(本編・映像特典)6枚組となっている。収録エピソードの順番は、「米国で放映された順番」となっている。放映当時に日本語吹き替えがあった話は原則、全て吹き替えが収録されているが、日本での放送時にカットされたシーンは日本語字幕に切り替わる。(ただし、日本で放映されたエピソードでも、日本語吹き替え音源を紛失しているエピソードは日本語字幕のみで収録される可能性あり)2015年4月8日に「白バイ野郎ジョン&パンチ<セカンド・シーズン>」はDVD(本編・DISC6に特典「実録ハイウェイパトロール特別総集編」)6枚組で、2015年5月13日 に「白バイ野郎ジョン&パンチ<サード・シーズン>」はDVD(本編)5枚組で、2016年5月11日に「白バイ野郎ジョン&パンチ<フォース・シーズン>」はDVD(本編)5枚組で発売される。なお本放送時に日本独自で作られた次回予告があったが、これはDVDには収録されていない。
出典:wikipedia
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