時代劇専門チャンネル(じだいげきせんもんチャンネル)は、日本映画放送株式会社によって編成されるテレビジョン放送。専門チャンネル。内容は、他メディアで放送された時代劇テレビ番組と、時代劇映画が中心である。日本映画放送株式会社の大株主であるフジテレビや東宝の制作番組、制作映画が放送の主体であるが、NHKなど他のメディアの制作番組なども放送している。スカパー!プレミアムサービス、スカパー!(東経110度CS放送)、その他のケーブルテレビ、ひかりTVで放送している。かつてはモバキャスでも放送していた。侍風のマスコットキャラクターは「若」と名付けられ、番組開始時のアイキャッチや放送中に表示されるウォーターマーク、番組・チャンネル案内に起用される他、キャラクターグッズも販売されることがある。現在の主なキャッチコピーは、「刺激、感激、時代劇。」(2016年7月1日現在)。それ以前は「伝えつづける。創りつづける。」を使用していた(2016年6月30日まで)。2008年の調査では、CSでトップの接触率(視聴率、占有率)を記録している。地上波での時代劇放送が削減されているため、加入者数は増加を続けており、2010年から2011年にかけての増加率は20%、100万世帯以上で2011年9月時点での視聴世帯数は816.1万世帯を記録し、最も人気のある有料放送となっている。視聴者層は中高年が中心で、購買力があるためにCM販売も好調である。また、前述のように地上波での時代劇放送が激減していることを受けて、2011年の『鬼平外伝 夜兎の角右衛門』を筆頭とする新作オリジナル時代劇を制作・放映しており、こちらも高い評価を受けている。放送時間 月曜-金曜 12時-13時、15時-24時放送時間 月曜-金曜 5時-12時、24時-27時(午後の連続アワーで放送した作品は翌月の朝か深夜のどちらの時間帯で再放送される)なお、テレビスペシャル版の放送や特別編成で放送が休止されることがある。放送作品は多数なので、代表的な番組のみ記す。公式サイトも参照。平日14:45-15:00。本チャンネルでの放送を前提として厳選された240本を、月曜日から金曜日までの5曜日に1本ずつ放送。なお、『日替り長編アワー』で放送される作品の放送時間が105分を超える場合は若干時間をずらして放送するが、135分を超える場合は本来15時台に放送される番組を休止した上、繋ぎ番組を放送した上で15:45-16:00に放送される場合がある。平日17:00-17:50。2010年4月5日より開始。必殺シリーズの作品を放送するほか、不定期で関係者へのインタビュー番組『必殺を斬る』も放送される。なお、番宣CMでは、映画『必殺!5 黄金の血』のために再録音された「必殺!」が、作品いかんに関わらずBGMとして使用されている(作品によっては例外もあり)。平日21:00-21:50。2014年4月より放送開始。これまでに『鬼平犯科帳'69&'71(8代目松本幸四郎主演版)』や、『剣客商売(加藤剛主演版)』、『雲霧仁左衛門(天知茂及び山崎努主演版)』『鬼平犯科帳'75(丹波哲郎主演版)』『真田太平記』『鬼平犯科帳'80&'81&'82(萬屋錦之介主演版)』等が放送された。番組編成等の関係上、2015年8月4日(リピート放送は同年9月10日)の放送を以て、平日枠の放送は終了した。また、後述の通り、これとは別に土曜日や日曜日の放送もある。平日21:00-21:50。2015年9月23日より開始。『藤沢周平 新ドラマシリーズ』の放送と連動する形で、過去に制作・放送された藤沢周平原作の時代劇作品を放送局・放送年代を問わずに放送する企画。2016年3月時点で『秘太刀 馬の骨』『風の果て』『神谷玄次郎捕物控』『清左衛門残日録』『藤沢周平の人情しぐれ町』『蝉しぐれ』『よろずや平四郎活人剣』『藤沢周平の用心棒日月抄』『悪党狩り』『腕におぼえありシリーズ』が放送されている。。なお、これに先駆ける形で同年9月21日に『秘太刀 馬の骨』『風の果て』の全話一挙放送がされた他、同年11月・12月には『日替り長編アワー』枠にて藤沢周平原作の長編作品6編が放送された。毎週月曜-金曜 13時台-14時台は長編枠が設けられ、いわゆる過去のスペシャルドラマなどの長編時代劇が放映される。但し、10大TVシリーズで放映されている番組のシリーズ途中に出てくるスペシャル作品は、10大TVシリーズ枠でそのまま放映される。この場合、放映時間によってレギュラー放送の放送時間を変更したり、次番組の放映を翌日に回すなどの措置を講じる。年末年始等の特別編成が実施される日は、この枠が無くなることもある。また、原則木曜日のみ後述の『池波正太郎劇場』の土曜日放送分の再放送となり、放送する作品によっては2時間で60分もの2話分を放送する事になるため、場合によっては『日替り長編アワー』の番組タイトルを外して放送する事がある。また、2016年3月18日以降の毎週金曜日は、やはり後述の『大河ドラマ「総集編」劇場』枠で放送された作品の再放送に充てられる。なお金曜日(2015年10月17日まで)は、2014年11月よりNHK大河ドラマ『天地人』『龍馬伝』の再放送に充てられるため、『日替り長編アワー』の番組タイトルを外している。平日(祝日を含む)5曜日に1話ずつ放送される15分版と、本作放送当時の土曜日19時台(リピート放送は日曜日8時台)に5本ずつ放送される60分版の2つのレギュラー放送がある。また、厳選された240話を60話ずつ国民の祝日および正月3ヶ日に一挙放送すると言う企画もある。以下の番組は主に毎時50分ごろ(長編アワーの時間帯は一部休止となる時間帯がある)から次の作品が始まる正時まで放送されているミニ番組が主である。但し、横浜にぎわい座の番組と『龍ちゃん・松ちゃんぶらり探訪東海道』、『時代劇法廷』は通常の時代劇を放送する時間帯の定時の番組扱いとして放送されている。過去の番組は終了した企画を参照。チャンネル開局以来初の音楽番組『時代劇(ちょんまげ)うた祭り ザ★ゴールド』や、実際に存在した脚本家チーム「梶原金八」と、彼らを取り巻く人たちを描いたオリジナルドラマ『天才脚本家 梶原金八』(出演:ヨーロッパ企画ほか)、時代劇をテーマにしたチャンネル初のクイズ番組『時代劇クイズ 一答両断!』が製作・放送されている。07:00-10:00、13:00-19:00。『桃太郎侍』、『暴れん坊将軍』、『鬼平犯科帳』などの人気テレビシリーズが一挙放送される。10:00-10:45。19:00-20:00。20:00-22:00。主に池波正太郎原作の長編作品を放送。翌月の11:00-13:00にリピート放送がある。また、平日の『日替り長編アワー』枠でも遅れて放送されている。24:00-28:00(『仮面の忍者 赤影』を4話分、『サスケ』『忍風カムイ外伝』を2話分ずつ放送、2016年6月中旬まで)。 05:00-07:00、22:00-24:00。08:00-09:00(前週放送分のリピート放送)。11:00-14:00(『大岡越前』。但し、直後に放送される長編作品によっては短縮の場合あり)。16:00-16:45。21:00-23:00(5:00-7:00に遅れリピート放送あり)。14:00-16:00、19:00-21:00、26:00-28:57。池波正太郎らと並ぶ時代劇小説の大家・藤沢周平の作品の中から選りすぐりの4作品を選び、豪華名優陣によって映像化されたドラマを放送するオリジナル時代劇シリーズ。本チャンネルでの放送が主体だが、一部の作品についてはBSスカパー!にて先行放送される他、BSフジやスカパー! 4K総合でも放送される場合がある。『春の雷蔵祭り~明朗快活セレクション~』『夏の雷蔵祭り~情熱セレクション~』『秋の雷蔵祭り~股旅セレクション~』に続く市川雷蔵主演映画のセレクション企画第4弾。雷蔵のライフワークとも言うべき『眠狂四郎シリーズ』の最終作『眠狂四郎悪女狩り』等4作品の放送が予定されている。主に昭和生まれの男性に向けて作られた実験的企画。2015年2月14日開始。「劇画のカリスマ」と言われた伝説の漫画家・白土三平原作のアニメ『サスケ』『忍風カムイ外伝』の2作品を、毎週土曜日24:00-27:00の時間帯で3話ずつ放送していた(但し初週は関連番組『拝啓 白土三平様~劇画のカリスマに捧げる僕らの愛~』放送の関係で、2話ずつ放送)。長きに渡り放送が中断していたが、2016年3月5日の『仮面の忍者 赤影』一挙放送開始を機に放送を再開。『仮面の忍者 赤影』4話ずつの他、『サスケ』『忍風カムイ外伝』を2話ずつ放送。1963年から約53年間、ほぼ半世紀あまりに渡って放送されたNHK大河ドラマ全54作品のうち、30作・延べ108回を2年間に渡り放送するチャンネル始まって以来の大型企画。また、この番組の放送に併せ、『独眼竜政宗』『八代将軍吉宗』『葵 徳川三代』の脚本を手掛けたジェームス三木をナビゲーターに起用した特別番組『大河ドラマとその時代~日本を映し出した半世紀~』も放送。雷蔵が出演した映画全159本のうち、時代劇作品全てをHDリマスター化した上で放送した長期企画。同企画が終了した後も、日本の四季に併せた雷蔵の主演作品を4作品ずつ放送している。1950年代から1960年代に掛けて製作された東宝の娯楽時代劇映画を放送する時間枠。過去に森繁久彌や三木のり平主演の『水戸黄門漫遊記』や、加東大介・小林桂樹主演の『弥次喜多道中記』、フランキー堺主演の『森の石松』、後述の植木等主演のクレージー時代劇映画等が放送された。なお、稀に東宝作品ではない大映映画(現・角川映画)の『狐の呉れた赤ん坊』(阪東妻三郎主演)や、『次郎長三国志』(マキノ雅彦監督、中井貴一主演)と言った作品が放送される場合がある(いずれも『戦後70年共同企画』の一環として放送)。2015年3月28日放送の『てなもんや幽霊道中』(藤田まこと・白木みのる主演)を以て、同番組は一旦終了する事となった。第2次世界大戦及び太平洋戦争の終結から70年の節目を迎えた2015年、時代劇専門チャンネルと日本映画専門チャンネルが共同で送る大型企画。クレージーキャッツ全盛期の1960年代に製作された東宝クレージー映画全30作品のうち、時代劇映画4作品を放送。2014年に惜しまれつつこの世を去った、女優・山口淑子の出演作品の中から、時代劇作品2作品を放送。「日本映画の父」と呼ばれた牧野省三を祖父に持つ二人の俳優、長門裕之と津川雅彦へのインタビューを中心に、「カツドウ屋兄弟」の二人が辿ってきた俳優人生を振り返る特別番組。及びそれに関連した作品を放送する2月限定の企画。時代劇専門チャンネルでは、津川雅彦が「澤村マサヒコ」名義で子役として出演した『狐の呉れた赤ん坊(阪東妻三郎主演)』と、津川自身が「マキノ雅彦」名義で手掛けた監督作品『次郎長三国志(中井貴一主演)』を放送。日本を代表する映画監督・黒澤明が手掛けた全30作品のうち、時代劇映画全11作品を放送するのはもちろん、黒澤監督作品に携わった関係者へのインタビューを中心としたオリジナル番組『監督 黒澤明と歩んだ時代~世界は今も夢を見る~』も併せて放送する大型企画。2015年11月から2016年2月に掛けて、アンコール放送された。終戦を10代で迎えた俳優の仲代達矢が、自身が歩んだ俳優人生をテーマ別に語っていくオリジナル番組『仲代達矢の新日本映画遺産』の他、仲代自身が思い入れのある作品をテーマ別に厳選して放送する企画。太平洋戦争終結後、日本が連合国軍の占領下にあった時代にGHQの方針によってチャンバラを主体とした時代劇映画の制作が禁止されていた時期に制作された時代劇映画のうち、秀作とも言うべき3作品を放送する他、その時代の時代劇映画の制作に取り組んでいた映画人たちの生きざまをGHQの女性通訳の目を通して描かれたオリジナルドラマ『チャンバラが消えた日』も併せて放送。日本を代表する映画監督の市川崑監督の生誕100周年を記念した大型企画。日本映画専門チャンネルとの共同企画。中村敦夫主演の『木枯し紋次郎シリーズ』完全放送や、『忠臣蔵 四十七人の刺客』『御存知 鞍馬天狗』『その木戸を通って』『赤西蠣太』等と言った市川監督による時代劇長編作品4作品が放送された。また、『木枯し紋次郎シリーズ』の完全放送に併せる形で、『木枯し紋次郎』の原作者・笹沢左保原作のテレビシリーズ及び長編作品が放送された。
出典:wikipedia
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