クリザリッド ("Krizalid")は、SNKの対戦型格闘ゲーム『ザ・キング・オブ・ファイターズ』シリーズに登場する架空の人物。『'99』のボスキャラクターであり、2度にわたり対戦することになる。『2001』ではゼロ(オリジナル)のストライカーとして再登場。またPlayStation 2版『2000』にも、K'のマニアックストライカーとして登場している。PlayStation 2用ソフト『KOF2002 UNLIMITED MATCH』(以下『2002UM』と表記)にもボスの1人として登場し、5ステージ目のCPUの3人目を、ガードキャンセルふっ飛ばしを除くパワーゲージ消費技以外の技で倒すか、タイムオーバーによる判定勝ちを決めると、次のネスツボスステージにて姿を現す。秘密組織「ネスツ」の幹部であるが、正体はK'のクローンで、K'の記憶の一部も移植されていたのだが、本人はその事実を知らず、移植された記憶を自分自身の記憶だと錯覚して、K'が自分のクローンだと思っていた。同じネスツ出身のセーラ(ウィップ)のことも、同様に記憶の影響で自分の姉だと思い込んでいた。生み出されたのがK'よりも後期にあたる改造人間兵士であるため、炎を操る能力自体もK'より先に完成されており、安定・高威力・右手に限定されないなどの進歩が見られる。ネスツによって行われたクローン体への記憶移植プロジェクト「プロジェクトクリザリッド」の実験体でもあるが、本人はプロジェクトの発動自体を知らされていなかった。このプロジェクトはクリザリッドが倒れたことで終了して、その際に彼に移植されていた記憶データはネスツ本部に転送されている。身につけているバトルスーツに戦闘データ(主に技)を取り込み、さらにそのデータを元に、他の様々な格闘技の長所も取り入れた新たな技を編み出し、実戦でそれらを自在に使いこなしている。このバトルスーツは、自身に与えられたダメージや攻撃パターンを数値化して戦闘データを作成及び収集し、これらを「トリガーデータ」(後述)として圧縮、ネスツの人間兵器である「クローン京(草薙京のクローン)」に直接転送して、インストールすることを目的とした特殊スーツである。『'99』で世界各地の要所に配置されたクローン京の軍団に、自らのバトルスーツを使用して収集した戦闘データを転送して、「最強の兵器」としての彼らを仕上げ、彼らに要所を制圧させてネスツが新たなる世界を築くという、世界同時テロ計画を担っていたが、最後にクローン京を一斉に稼動させる為のパスワードデータである「トリガーデータ」、すなわち“人を殺す”概念を覚えさせるデータの作成のため対峙したK'やマキシマらを殺そうとして返り討ちにされた。その後、計画の失敗を悟られたネスツ上級幹部・クローンのゼロに始末され、ハイデルンによって死亡したと思われたが、クローンゼロのオリジナル体であるオリジナルのゼロに救出され、『2001』にてゼロ(オリジナル)のストライカーとして再登場する(その間、最上級幹部へと昇進していた。嬉野秋彦の小説版では、ネスツの科学力により蘇生したとされている)。そのため、再登場した『2001』のプロフィールで嫌いなものに「チョビヒゲの人(クローンゼロを指す。オリジナルゼロは髭を生やしていない)」と挙げている。最期は『2001』でゼロ(オリジナル)とともにエアシップに乗ったまま地上に墜落していった。第1形態時は、自らの肉体及びバトルスーツを使用して、戦闘データの移植実験を敢行している。この際に着用しているコートタイプのバトルスーツは、対戦相手の攻撃パターンの分析を重視した仕様となっており、また同時に様々な攻撃から身を守るプロテクターとしても機能するものである。第1形態時のデータ移植実験が成功した証として、彼は第2形態へと変身を遂げる。第2形態時に着用しているバトルスーツは、データを数値化することが可能なチップが、ベルト状のパーツの繊維内に内蔵されており、瞬時にデータをクローン京に転送することが可能な仕様となっている。ネスツが世界同時テロを実行するための拠点としてクローン京を配置したポイントは、東京・ロンドン・ワシントン・ロサンゼルス・アンカレジ・ウィニペグ・ブエノスアイレス・カラカス・サンパウロ・キャンベラ・ウィンダム・ヨハネスブルグ・カイロ・カサブランカ・北京・カトマンズ・モスクワ・ノボシビルスク・ヤクーツク・センレストレムフィヨル・昭和基地の計21ヶ所である。好きな食べ物の一つである「バターサンドクラッカー」に関しては、バターの銘柄は問わないが、クラッカーは「リッツ」という拘りがある。「クリザリッド」という名前は、フランス語で「蛹」(Chrysalide)を意味する言葉を英語のスペルに置き換えたものである。通常技のリーチがとにかく長い。吹っ飛ばし攻撃(地上・空中を問わず)は発生が早い上に攻撃判定が強く、相手の攻撃とぶつかり合っても一方的に負けることは少ない。また、全ての通常技が必殺技キャンセル可能。「デスペレイト・モーメント」は強攻撃から連続技になるだけでなく、決めて無防備状態となった直後に強攻撃を当てて再びこれでキャンセルし、無防備状態となったところに再び強攻撃を当てて…といった連続技を延々と決め続けることも可能(『'99』のみ)。足を素早く振り上げて竜巻を飛ばす「テュホン・レイジ」は、相手の接近や反撃を容易に許さない性能を誇り、これだけでも戦うことはできる。他にも「リーサル・インパクト」や「ライジング・ダークムーン」などの高性能な技に恵まれており、ボスキャラクターに相応しい圧倒的な強さを誇る。なお、プレイヤーが使用できるクリザリッドは第2形態のみであり、第1形態はCPU専用である(『'99』のCPUクリザリッドはしゃがみモーションが存在しないが、ガード方向は使い分けている)。また、『2001』ではゼロ(オリジナル)のストライカー専用である(なお、『2001』のPS2版では通常のストライカーとしても使用可能)。「ネガティブ・アンギッシュ」と「デモン・ランディング」は変身前(第1形態)専用の技で、それ以外は変身後(第2形態)専用の技である。これらは全て変身後(第2形態)に使用する。
出典:wikipedia
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