『超頭脳シルバーウルフ』(ちょうずのうシルバーウルフ)は、原作:金成陽三郎、漫画:越智辺昌義による日本の漫画作品。1991年に講談社の漫画雑誌『マガジンSPECIAL』の第2号に読切として掲載され、同年の第7号に再び読切作品として再登場。その後、第10号より連載を開始し、翌1992年の第5号まで掲載された。単行本は連載雑誌発刊元の講談社より全3巻が発行されている。1996年には本作を原作としたテレビドラマ『銀狼怪奇ファイル〜二つの頭脳を持つ少年〜』が放映された。内容は架空の古代遺跡にまつわるロマンファンタジー。なお、テレビドラマ版では主要登場人物こそ同名であるものの、ストーリーや背景などは別のオリジナルドラマとなっており、主人公のシルバーウルフも「銀狼」を名乗る(詳細は後述)。不破耕助は非常に気弱で目立たない中学生。幼い頃に両親を亡くし、父親の友人である考古学の教授・小早川の元、彼の娘で耕助の担任教師でもある小早川冴子と共に暮らしていた。ある日、耕助は家に入ってきた泥棒によって車に轢かれ瀕死の重傷を負ってしまう。誰もが彼の死を確信したその時、耕助の脳波に異常が現れると同時に耕助の体は驚異的かつ瞬間的な回復を見せ、耕助の髪は銀色に輝いた。耕助の変化は一瞬で終わり、奇跡的な回復以外は気のせいだと思われる中、教授だけは耕助が心配でならない。彼は9年前に「銀髪の耕助」の姿を見ていた。その「銀髪の耕助」は幼子とは思えぬ程の超頭脳と超感覚を持ち、父が事故に見せかけて殺されたことと助手・口咲の犯行だと看破し自らの手で炎の裁きを下していたのだ。学校行事でとある遺跡に赴いた耕助と冴子、そして耕助が心配になり行事の案内役として同行していた教授はそこで家から資料を盗んだ泥棒に鉢合わせしてしまい、更には、彼が不用意に作動させた遺跡の罠で窮地に陥ってしまう。瀕死の重傷を負った耕助は再び「銀髪の耕助」となり、遺跡の謎を解き始める。それ以降、小早川家は数々の古代遺跡の秘密を狙う数多くの機関の争いに巻き込まれてゆく。戦いの中で「銀髪の耕助」は「シルバーウルフ」と呼ばれるようになり、耕助の父を抹殺した天才児選民組織「ローレンツ財団」との戦いに発展する。一方、耕助自身の体もまた「銀髪の耕助」と「普通の耕助」とのアンバランスに蝕まれていた。耕助自身の体が「銀髪の耕助」の能力についていけず、最終的にそれは肉体と頭脳の酷使という形で寿命を削る結果を招くことになる。そして「ローレンツ財団」は最終作戦を展開。彼らは超古代の最終兵器を蘇らせて人類絶滅を企みだしたのだ。耕助は友を救うために財団の本拠へと乗り込み、犠牲を成しながらも財団の主を倒す。全てが終わった後、「銀髪の耕助」はいつ果てるともない永き眠りについた。しかし、再び彼の愛する者たちに危機が訪れた時、耕助の銀髪は再び輝き出すだろう。1996年に日本テレビ系列の土曜夜9時枠にてテレビドラマ化された。ドラマ版ではタイトルが『銀狼怪奇ファイル〜二つの頭脳を持つ少年〜』となっており、登場人物名や主人公の一部設定を残している以外はオリジナルとなっている。話の内容も怪奇事件を科学知識を駆使して推理する、学園を舞台としたミステリーものに変更となった。主役(不破耕助役)は堂本光一(KinKi Kids)。
出典:wikipedia
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