対馬市(つしまし)は、長崎県の対馬に位置する市である。対馬振興局の所在地。本項では、地方自治体としての対馬市について記述する。島としての対馬に関する事柄は、対馬を参照のこと。全体に山がちでほとんど平地は無い。最大の市街地は南東部の厳原地区である。また、九州地方で最も人口密度の少ない市である。※この項では「けち」という地名に「鶏知」の字を当てているが、「け」の正しい字は旧字体の鶏の字の右側(鳥の部分)が隹である字「雞」を使う。対馬市は一島一市の自治体であるため陸で隣接する自治体はない。しかし以下の自治体と海路・空路で結ばれている。市役所は旧厳原町・市議会は旧豊玉町・市教育委員会は旧峰町に置かれている。これは合併協議会で市役所をどこに置くかで議論され、市役所を対馬の中心地である厳原に置く代わりに、中部の豊玉町と旧上県郡の中心地である上対馬にも機関を置くことで島内のバランスを保とうとしたためである。また、旧6町役場はそれぞれ市役所の支所となっており、多くの行政サービスを旧町単位で行っている。また、2008年(平成20年)8月より、「支所」を「地域活性化センター」に改称している。対馬市発足後から一般会計予算規模は年々縮小しており、平成16年度(2004年度)は約383億円だったが平成19年度(2007年度)は287.7億円となった。平成19年度の歳入に占める自主財源の比率は19.4%(約56億円)で、うち市税は32億3890万円(歳入の11.3%)、依存財源のうち市債は30億7520万円(歳入の10.7%)である。歳出に占める義務的経費の比率は56.7%となっている。また、平成19年度の特別会計予算は10会計があり、予算総額は147億4742万円となっている。企業会計予算(厳原市街地での水道事業)は1億1188万円の赤字となっている。2009年1月26日、対馬市長と同市会議長は防衛省を訪問し防衛大臣宛てに対馬の自衛隊を増強するように自衛隊誘致・増強提案書を渡した。対馬市は長崎県に属するが、人的交流や経済的な結びつきではむしろ福岡県のほうが強い。近年、高速フェリーの導入や韓国人への短期ビザ免除等で韓国釜山港経由の観光客が急増しており、島の不動産が続々と韓国資本に買い占められている。漁業は対馬市の基幹産業のひとつで、沿岸や日本海でのイカ釣漁が盛ん。その他にもタイやブリなどの一本釣漁や沿岸での定置網漁が行われている。主な魚種の漁獲量は以下のようになっている。2003年度の総漁獲量は22,404トン、総漁獲額は140億5100万円である。また、浅茅湾を中心に養殖業が行われており、特に真珠養殖が盛ん。養殖業の主な種別の漁獲額と合計額は以下のようになっている。対馬は面積の80%以上が山林で、林業が営まれている。檜の生産が主で「対馬ひのき」としてブランド展開されている。またシイタケ栽培が盛んで、県内生産の9割以上を占める。主な林産物の生産額と合計額は以下のようになっている。かつては鉱業も盛んだった。対馬銀山は日本で初めて銀が産出した場所でもある。江戸時代には銀や鉛が採掘された。また20世紀の初頭には厳原町佐須地区に亜鉛鉱山が開かれた。同地区では1960年代には年間20万トンを産出し東洋一の亜鉛鉱山と呼ばれたが、1973年に閉山された。現在、銀・鉛・亜鉛の採掘は行われていないが、厳原町阿須地区で陶石類の採掘が行われている。同地区は年間5万トンを生産し、日本三大産地の一つに数えられている。2014年(平成26年)7月に対馬では初となる24時間営業・ATMを有するコンビニエンスストア「ポプラ」が厳原桟原に出店。また2015年(平成27年)5月開院の長崎県対馬病院内の売店としてポプラが運営する生活彩家が出店した(ただし24時間営業ではない)。2016年(平成28年)8月には、長崎県の離島としては壱岐に次ぎ2番目にファミリーマート(対馬厳原大手橋店、24時間営業)がオープンした。基本的に、合併前は〇〇郡△△町大字××と表記していたものを、対馬市△△町××という表記に変更した。ただし例外も有り、旧・上県郡上対馬町大字葦見は対馬市上対馬町芦見に、旧・下県郡厳原町大字厳原北里/大字厳原東里/大字厳原西里は対馬市厳原町北里/厳原町東里/厳原町西里にそれぞれ変更された。また、「町」の読みは旧・厳原町のみ「まち」だったが、合併後は他の5町も「まち」に統一されている。以下、町字の一覧を記す。また、代表的な集落名も記す(一部は日常的に住所表記にも用いられる)。全部で5園---市立4園、私立1園(2011年4月現在)全部で24カ所(2011年4月現在)すべて市立 - 20校(2016年(平成28年)4月現在)すべて市立 - 13校(2013年4月現在)市内に鉄道・軌道は無く、島内交通には専ら自動車が用いられる。公共交通機関は、対馬交通がバスを運行している。また、浅茅湾には市営渡海船(ニューとよたま)が就航している。旧豊玉町から引き継いだもので、豊玉町内の浅茅湾内各地と美津島町樽ヶ浜を結んでいる。島外への航路を持つ港湾は、以下の2港がある
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