フクハラは、アークスグループが展開するスーパーマーケットのブランド名である。ラルズと並ぶアークスグループ内の中核企業である「株式会社福原」が経営していた店舗の名称で現在でもその多くは同社が運営しているが、アークスグループの組織再編に伴い、2005年(平成17年)2月期に6店舗を「ラルズ」と「道東ラルズ(現・道東アークス)」に移管した。福原治平が1947年(昭和22年)に鹿追店を開業したのが始まりである。1958年(昭和33年)5月に株式会社福原商店設立「株式会社福原商店」として法人化した。1960年(昭和35年)に福原商店が鹿追町の店舗を改装して「屈足フードセンター」を開店してセルフサービス方式のスーパーマーケット事業へ参入した。このスーパーマーケット「現金販売の代わりに全商品を1割引き」を旗印にセルフサービス方式の普及を目指した。1967年(昭和42年)には帯広初進出、1968年(昭和43年)には経営の苦しくなった釧路のスーパーを吸収合併して十勝管外進出を果した。1995年(平成7年)2月に美幌町のスーパー「株式会社うらべ」の全株式と同社の不動産管理部門である「浦部産業株式会社」の株式を取得して子会社化し、北見・網走管内への進出も図った。出店地域を徐々に拡大したものの、ドミナント戦略と呼ばれる出店地域を限定して地域内での占拠率を高める方式を採り、規模の拡大よりも収益性を重視する効率性の高い運営を目指し、自己資本比率の比較的高い強靱な財務体質を築いた。こうした経営方針もあり、本拠地である帯広地区では、「ダイイチ」や「いちまる」、「オーケー(フジトモ)」の間では出店する地区を事実上すみ分けて商圏が重なることに伴う過当競争を避け、共存共栄する暗黙の合意があったと言われている。その結果、当社は帯広の地場資本のスーパーマーケットでは最大手となり、1999年(平成11年)の北海道内のスーパーマーケット上位20社に当社に加えて「ダイイチ」と「いちまる」の帯広地区3社が入ることになった。「ラルズ」が当社の本拠地である帯広地区に進出する話が具体化し始めたことから同じ帯広の「いちまる」が競合を回避したいとして、2000年(平成12年)1月27日に「ラルズ」と資本・業務提携することで合意したことを発表し、同年5月末をめどに第3者割当増資により「ラルズ」が「いちまる」の発行済み株式の20%を取得することになった。この資本・業務提携は「ラルズ」が20%の株式を取得して「いちまる」を持ち分法の適用対象とする形であったため、「ラルズ」の帯広地区への事実上の進出として大きな衝撃を受けることになった。ところが、2002年(平成14年)5月13日に今度は当社が「ラルズ」と経営統合に関する覚書を締結し、持株会社を設立して共にその傘下に入る形で経営統合することを発表した。この経営統合が発表された際に「ラルズ」の横山社長は「いちまる」にも参加してもらえる形になるようにしたいと会見の場でも合流を呼び掛け、「いちまる」も持株会社への参加について検討中としていた。しかし、「ラルズ」側が経営統合の具体的な条件提示を行わなかったうえ、同地区でより規模の大きな当社が先に統合を決めたところに参画することになることで事実上傘下に入る形になることへの抵抗があったことから「いちまる」は経営統合で誕生する「アークス」への参画を見送ることになった。そのため、2002年(平成14年)11月1日に「株式会社アークス」を持株会社として、当社と「ラルズ」の2社が傘下に入る形での経営統合となった。この経営統合に参加しなかった「いちまる」は地場資本のスーパーマーケットとしての運営継続を目指すことを表明し、翌月の12月11日には取引先などに2003年(平成15年)2月末で「ラルズ」との共同仕入れから離脱することを伝え、事実上提携を解消することになった。(「いちまる」の提携の変遷などのその後の経緯はいちまる (スーパーマーケット)を参照)アークスグループの事業再構築・子会社店舗の地域別再編成として、2005年(平成17年)2月期に「道東ラルズ(当時)」に4店舗、「ラルズ」に「恵み野店」と「島松店」を各々移管すると共に、当社は「道東ラルズ(当時)」の「ビッグハウス釧路店」を継承した。帯広市内十勝地区釧根地区北見地区(道東アークス運営)帯広市内十勝地区北見地区釧根地区札幌地区2015年2月18日から10月10日にかけ、「フクハラ西5条店」で、前日に売れ残ったアメリカ産やカナダ産の輸入豚肉を「北海道産豚肉」と偽って販売していたことが明らかになり、2016年1月14日付で食品表示法に基づき道から改善指示を受けた。内部通報があり同社が帯広保健所に偽装を申告し、道が調査していた。道は、消費期限も偽装表示していたとして同法に基づく行政指導も行った。株式会社福原は、然別湖に神田日勝・平山郁夫・サルバドール・ダリ等の作品を収蔵する個人美術館併設の宿泊施設「しかりべつ湖ホテル福原」、山田温泉に「ホテル福原別館 山田温泉」も経営している。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。