


ワドルディ(作品によってはワドルディー)は、ゲームソフト「星のカービィシリーズ」に登場する架空のキャラクター。ワドルディの派生キャラクターであるワドルドゥも本項にて記述する。星のカービィシリーズにおいて初代『星のカービィ』から登場している雑魚キャラクター。主人公のカービィ以外では唯一のシリーズ皆勤キャラクターである。英語では"Waddle Dee"と表記する。名前に含まれる"Waddle"は「よちよち歩く」という意味であり、名前の由来になっている。体型はカービィと同じで、かなり丸い。体色は、顔の部分が肌色、それ以外が赤(色違いも存在する)で足が黄色(肌色や茶色、オレンジの場合も)というのが基本。一部の漫画では、その外見や色からか「猿」と呼ばれていることもあった。基本的に敵キャラクターの中では最弱を誇る。人畜無害で、基本的に歩いているだけである。中にはジャンプしたり、ダッシュで追いかけてくる種類もいる。ただし『星のカービィ スーパーデラックス』や『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』のヘルパー、『星のカービィ64』、『毛糸のカービィ』に登場するもの以外では、横から触れたり、踏みつけるなどするとダメージを受け、それとともに敵側に体力ゲージのない作品ではそのまま消え、体力ゲージのある作品では何度か接触すると消える(ただし『コロコロカービィ』では障害物としての役割からか、接触しても消えないため、跳ね上げてアイテムへ変化させることでしか倒せない)ただ、武器の扱いには長けており、パラソルや、トロッコなどを使っている者も多い。『星のカービィ3』では、ヌラフというイノシシの上に乗っていたこともあり、リボンのようなものを付けている者も確認できることから男の子と女の子がいると推測できる。『星のカービィ スーパーデラックス』でヘルパーとなった者は、パラソルを武器に非常に高い攻撃力を発揮する。また、同ゲームのモード『格闘王への道』で何故かボスキャラクターに混ざって単体で登場し(後述)、『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』の追加ステージでは、長槍を掲げてカービィに襲い掛かる。カービィ系のゲームやアニメに総出演しているばかりか、『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』にも登場している。『スマッシュブラザーズDX』では「フィギュア名鑑(任天堂のキャラクター図鑑)」のみの登場だが、『スマッシュブラザーズX』ではその他にデデデ大王の登場の際にデデデを担ぐ役、デデデの横必殺ワザである「ワドルディ投げ」と最後の切りふだ「ワドルディ軍団」、同ゲーム内のアドベンチャーパート『亜空の使者』ではルイージを怯えさせたり(当の彼らはただ歩いているだけ)、デデデ大王がワリオからフィギュア化したキャラクターを強奪する際に大挙してワリオを取り囲んで足止めを食らわせるなど出番が多い。『スーパーデラックス』の「メタナイトの逆襲」では、戦艦ハルバードのブリッジ要員としても登場。水兵のような帽子を被っている。他のメンバーと比較すると呑気で天然な性格だが、時に攻略に役立つことを洩らす。最後の最後(カービィとメタナイトの直接対決時)まで船内に残っていたが、その後の描写はなされていない。また、「激突!グルメレース」ではレースの審判員として登場している。『カービィのきらきらきっず』では通信対戦の際に、2P用のキャラクターとして登場する。『星のカービィ64』ではカービィの仲間キャラの1人になり、冒険の先々で手助けをする。持ち前の器用さを生かし、トロッコを始め、リフトやそりなど、移動面で協力する。時に可愛らしい一面も見せる。ムービーのタイトルから、一人称は「オイラ」、口癖は「ッス」だと読み取れる。ただし公式サイトでは何故か一人称が「ぼく」になっており、穏やかで大人しい口調になっている。『タッチ!カービィ』ではカービィで一度ゲームをクリアすると、「ワドルディボール」としてカービィに代わるプレイヤーキャラとして操作可能になる。カービィと比べてかなり弾んで移動するのが特徴。『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』の新モード「大王の逆襲」では、バンダナを付けた個体がデデデ大王の補佐役として登場する。ゲーム中では主にデデデ大王に戦況を報告する役目を果たしており、カービィと戦うのを嫌がる所を見ると臆病な性格のようである。一人称は「ボク」で、デデデ大王を「大王さま」と呼ぶ。『星のカービィ Wii』では、カービィと一緒に人助けするデデデ大王とともにカービィと共闘する。さらにマルチプレイ時のプレイヤーキャラとしても使用可能。武器は槍で容姿は頭にバンダナをつけた状態のワドルディ(後述するがウルトラスーパーデラックスではバンダナワドルディと表記している)。同じく仲間キャラだった『64』では雑魚敵としてのワドルディは登場しなかったが、今作では雑魚敵としてのワドルディも登場する。この作品でのプレイヤーキャラ4人の中ではかなりのテクニカル系で技は今作で新設されたコピー能力「スピア」をベースとしている。ワドルディ同様、星のカービィシリーズの最初に登場した雑魚キャラクター。英語では"Waddle Doo"と表記する。アニメ版のワドルドゥについては後述の「アニメ版でのワドルドゥ」の項を参照。顔の部分は大半が巨大な目に占められており、肌色の部分は無く、体色は赤(色違いも存在する)で足は黄色(初期は緑で、肌色やオレンジ、紫の場合も)というのが基本。頭に2本(初期は3本)の毛が生えているのが特徴。性格はワドルディに比べて攻撃的で、カービィを見つけると積極的に目からビームを発射してくる他、パラソルを持っている者もいる。攻撃されると涙を流す。吸い込むと「ビーム」をコピーできる。シリーズで初めて登場する、能力を持った敵がこのワドルドゥである。『星のカービィ64』では、ダーク・リムルに乗っ取られたワドルディが酷似する姿になっているが、ビームは放たない。また、『大乱闘スマッシュブラザーズX』でのデデデの横必殺ワザである「ワドルディ投げ」と、最後の切りふだ「ワドルディ軍団」でたまにワドルドゥが出現する事がある。ワドルディと違い、たまにビームを放つ。一部の漫画では目の下に口がある。ワドルディとは対照的で、カービィに対する敵意はあり、前述のように目からビームを放つなどやや好戦的。『タッチ!カービィ』ではワドルドゥボールとしても登場し、プレイヤーキャラとして使用可能。ポーズ時に見られるキャラクター説明では「ついに登場 ドゥ隊長!」と記述されている(「ついに登場」とあるのは、ゲーム中ではニンテンドーDSのダブルスロット機能を使わない限り、他のキャラクターボール4人でゲームクリアしなければ使用できないため)。また、ワドルドゥボールのカラーリングはアニメ版のもの(オレンジ色)を意識しており、クリア後に見られるムービーでは見張りらしき行為をしている。「星のカービィWii」と「ロボボプラネット」では中ボスとして、大型のワドルドゥであるキングスドゥが登場する。ここに示したものは一部である。デデデ大王の部下である、頭にバンダナを巻いたワドルディ。初登場は近年だが、ワドルディの派生キャラの中では登場回数が多く、近年の作品のほとんどに何かしらの形で登場しており、準レギュラーのような立場になっている。初出は『ウルトラスーパーデラックス』で、先述した「ワドルディ(ボス)」が青いバンダナを被っている(ただし名義はワドルディのまま)。その他、追加モードの「大王の逆襲」にも登場。下部ウインドウでデデデ大王と会話していたり、最後の「マスクドデデデ」との対決で背景やエピローグのムービーで登場している。同モードのステージ5後半と「格闘王への道」では中ボス扱いで登場するが、耐久力は通常のワドルディより高い反面、攻撃らしい攻撃を一切仕掛けてこないので非常に弱い。その後、『あつめて!カービィ』において、ミニゲーム「空中探検隊EOS」のメタナイト戦での背景に再登場する。『Wii』ではカービィの味方としてプレイヤーキャラクターとして登場。その体型のため基本モーションはカービィと同じ。ちなみにプレイヤーとしてのワドルディでは現在唯一、槍を用いて攻撃を行う。ちなみに飛ぶときは、ワドルディはカービィやデデデのようにホバリングできず、メタナイトのように翼も持たないため、体を激しく伸び縮みさせるという若干無理のある飛び方をしている。『20周年スペシャルコレクション』ではOPとEDに登場。『トリプルデラックス』ではアシストキャラとして登場する。関連は不明であるが、『スーパーデラックス』時点から存在するミニゲーム「かちわりメガトンパンチ」でも対戦相手として同じ姿のワドルディが登場している。アニメ版『星のカービィ』では、ワドルディはデデデ城の中で最も下級の家来として登場する。非常に大勢いて(47話では少なくとも1580人)、外見のみならず性格や運勢まで全員が全く同じである。そのため、本人達や司令官のワドルドゥ隊長すら個体の識別ができないらしい。普段は無表情だが喜怒哀楽は実は豊か。人語を喋ることはできないが、ワドルディ同士では「ワニャワニャ」という独特な言語で会話する(第74話など)。大昔、集団で海を越えてプププランドに現れ、一宿一飯の恩義を与えてくれたデデデ大王の家来となる。忠誠はあくまでも恩義の対価であるため、食事を抜かれると忠義心を失い反乱を起こす。器用で大抵の事は何でも出来るので警備、調理、チャンネルDDDのスタッフ、消防、洗濯、建築作業など城の管理全般を任されている。デデデの身の回りの世話や彼考案の大規模な悪巧み・イベントスタッフなどに駆り出される事も多い。ワドルディが売りに出された際も住人達に頼まれた雑務をやりこなしていた。また、かなり重そうな物や巨大な荷物を数人~数十人だけで運んでいるので相当な力持ちと思われる。ゲーム同様口はないが、顔の中央の皮膚から食物を吸い込むことで食事を摂る。92話では専用の大食堂に集合し精進料理を食べていた。エスカルゴンの計算によると、プププランドにおいて、ワドルディ全員の1食の食事代は9980万デデンであり、一人分でもデデデ大王の5倍である(第92話。その時のデデデ大王の食事はカップ麺であった)。デデデ大王の家来ながらカービィに対する敵意は皆無であり、ワドルディ用の食堂にカービィが紛れ込んでも、全く気にせずに食事を共にしている事がある(第92話)。カービィと共闘して魔獣を倒したこともある(第47話)。同話ラストでゲーム版のカービィがステージクリア時に行うのと同じ踊りを彼と共に踊った。アニメ公式サイトでのキャラクター人気投票で第1位に輝いた。声優:水谷優子ワドルドゥ隊長は、デデデ大王の家来であり、ワドルディをまとめる司令官。数え切れないほど大勢いるワドルディ達とは対照的に、城には1人しかいない。本人曰く「自分とワドルディは違う種族」(第47話)。ビームを発射する能力はないが、吸い込まれたことはないが帯剣している。語学に長けており、人語の他にワドルディの言語も話せる。48話では外国から来た観光客の通訳を担当。一方数字には弱く、ワドルディの数を10人までしか数えられない(47話)。第83話では小学校に入学。
出典:wikipedia
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