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小田急バス狛江営業所

小田急バス狛江営業所(おだきゅうバスこまええいぎょうしょ)は、東京都狛江市中和泉にあり、狛江市をはじめ調布市、武蔵野市、三鷹市、世田谷区、渋谷区の路線を担当している小田急バスの営業所である。車庫を併設し、営業所の略号は「D」である。調布駅南口・狛江駅・成城学園前駅を主な拠点とする。2014年4月1日現在、基本的には東京都区内の民営バスと同じ先払いで現金:大人220円・子供110円、ICカード:大人216円・子供108円。ただし、京王バスと共同運行する多摩川住宅線と、京王バスと併走する調布駅南口から覚東相互の区間では、運賃を京王バスに合わせ、現金:大人210円・子供110円、ICカード:大人206円・子供103円としている。このため一部路線では乗降停留所によって運賃が異なるので、当該路線では運賃支払い時に降車停留所を乗務員に申告する信用制度が採られている。
2016年10月17日より、調布南口線・成城西口線(成04、成05、歳20、歳21)の申告方式の運賃が都区内運賃(大人220円・子供110円、IC:216円・子供108円)に変更される予定。玉川通りと世田谷通りを経由し、渋谷と成城学園前を結ぶ。1951年(昭和26年)にそれまで東京急行電鉄が単独運行していた路線に新規参入、狛江営業所開所と同時に若林営業所から移管された。東京農業大学、昭和女子大学、日本大学商学部への通学輸送、国立成育医療研究センター(旧・国立大蔵病院)、関東中央病院、東邦大学大橋病院などへの病院輸送、世田谷区桜丘の地域輸送など多くの役割を持ち、日中は小田急と東急が交互に7分30秒間隔で運転される。成城学園前駅西口バス専用ロータリー新設に伴い、成城学園前駅では西口到着・南口発車となった。なお、21時以降や道玄坂通りイベント等に伴う通行止め時は国道246号を迂回する。小田急線成城学園前駅(南口)から、旧東急砧線の一部区間をたどりながら多摩堤通りを進み、東急田園都市線二子玉川駅へ至る路線。通常は成城学園前駅行きが中耕地経由、二子玉川駅行きが二子玉川緑地前経由であるが、平日朝のみ二子玉川駅行きも中耕地経由となる。成城学園前駅では、降車は西口、乗車は南口。2012年8月1日より成城学園前駅の降車バス停が南口から西口へと変更となった。沿線には東京都市大学付属中学・高校の他、都立世田谷総合高校(旧・都立砧工業高校)、科学技術学園があり、それら学校への通学輸送の役割が重い。また、成城学園前駅から駒澤大学玉川キャンパスへ向かう学生の需要もある。一方、小田急線と東急田園都市線・大井町線の急行停車駅同士を結ぶ鉄道短絡輸送、東急砧線が廃止になった世田谷区鎌田の地域輸送、小田急沿線から高島屋玉川店、二子玉川ライズへの買い物客、楽天クリムゾンハウスへの通勤輸送、成城地区から二子玉川駅発着の空港リムジンバス接続など多彩な役割を持ち、この地域に欠かせない生活路線となっている。イベント等に伴う交通規制時は、二子玉川(高島屋前)もしくは吉沢(小山ドライビングスクール敷地内)折り返しとなり、臨時バス停が設置される。(玉08も同様)調布駅から品川通り・狛江通り・世田谷通りを経て渋谷駅および二子玉川駅に至る路線。1977年(昭和52年)3月30日までは東急との共同運行、また戦前は東急の系譜に連なる事業者の路線で、玉08は国領駅発着だった。以前日中は30分おきに渋26と玉08が運行されており、並行する調布駅南口 - 砧中学校下間では4本/時の運行となっていたが、沿線にあったJUKI(旧・東京重機工業)本社工場の移転により通勤客が減ったため、2014年(平成26年)3月1日のダイヤ改正で渋26が減便。平日は朝夕、土休日は日中に1本/時の運行になった。この改正に伴い調布駅南口~狛江駅北口の便が日中にも設定されるようになり調布駅南口~狛江駅北口はこれまで通り4本/時であるものの、狛江駅北口~砧中学校下は2~3本/時になっている。玉08について、以前は二子玉川駅付近で終日に渡って二子玉川駅行きは二子玉川緑地前、調布駅南口行きは中耕地を経由していたが、東急と同様に平日の朝ラッシュ時の二子玉川駅行きが中耕地を経由するようになった。京王バス(丘31)と併走している、調布駅南口 - 松原間の運賃は京王バスに合わせられている。2011年4月1日、「砧農協前」停留所は「砧中学校下」に、「ジューキ前」停留所は「国領八丁目」にそれぞれ改称された。イベント等に伴う交通規制時は、二子玉川(高島屋前)もしくは吉沢(小山ドライビングスクール敷地内)折り返しとなり、臨時バス停が設置される。(玉07も同様)和泉線(成04・成05)は、小田急線成城学園前駅から京王線仙川駅入口を経由し京王線調布駅・小田急線狛江駅を結ぶ路線。仙川・成城付近の狭隘路に対応するため、中型車両で運行される。小田急線 - 京王線をショートカットするほか、桐朋学園大学、都立総合工科高校(旧・都立世田谷工業高校)、都立神代高校など沿線に団地・学校・病院が点在し利用客が多い。(成05)の和泉狛江消防署バス停は、交差点の関係で、成城方向のみのバス停となる。京王バス(丘31)と併走している、覚東 - 調布駅南口(成05は覚東 - 和泉狛江消防署(御台橋))相互間の運賃は京王バスに合わせられている。神代団地線(成01)は、途中で分岐して中央電通学園を経由し、京王線つつじヶ丘駅近くの神代団地まで至る路線。試験などのイベント時は成城学園前駅西口-中央電通学園前間での増発があり、NTT研修センター敷地内での乗降となる(この時に限り大型車で運行)。なお、2012年9月9日より成城学園前駅の乗車及び降車が北口から西口へと変更、また、成城一番バス停の仙川方面バス停は廃止となった。2013年1月16日のダイヤ改正では朝ラッシュ時の混雑緩和のため、成城学園前駅西口始発の直行仙川駅入口行きが新設された。平日朝1本(7時52分発)のみの運行で、途中バス停での乗降は不可、通常の成04・成05の乗り場ではなく、成01の乗り場から発車する。2016年10月17日のダイヤ改正で、成01が神代団地から京王線・つつじヶ丘駅南口まで延伸された。また、NTT中央研修センタへの直行便も新設されている。また、このダイヤ改正で成05ののりばが1番のりばから0番のりばに変更となる。成02は戦前に京王電気軌道(現・京王電鉄)が開設した祖師谷大蔵 - 千歳烏山の路線を源流とし、大東急解体時の路線調整で一度は東京急行に渡り、さらに小田急バスに移管されたもの。1966年(昭和41年)までにルート変更が行われて現在の形となる。成城学園と千歳烏山を結ぶメインルートで、かつては千歳烏山駅から先の下本宿まで足を伸ばしていたが、下本宿折返所が東八道路拡幅の関係で廃止になったため千歳烏山駅北口止まりとなった。なお現在では千歳烏山(北口)折返場を使用することはなく、旧・甲州街道と国道20号を使いバスを転回させている。千歳烏山駅では、吉祥寺営業所の烏山線に接続している。成06は、青山街道の榎交差点から千歳烏山駅方向へ一直線に延びる通称「八間道路」の完成・供用開始に伴い、この区間を使ってバス路線を開設するかどうかを調査する目的で社会実験が行われ、好評だったため定期化された路線。千歳烏山駅と成城学園駅とを結ぶ最短ルートであり、所要時間も安定しているため、成02に代わってメインルートとなった。開業当初はCNGバスを使用しており、燃料が長持ちしないことと専用車両の台数が少なさから30-40分間隔だったが、現在では20分間隔と増便され、中型車で運行されている。歳20・歳21は、成城学園と千歳船橋を結ぶ路線である。早朝・夕ラッシュ以降は、環状八号線沿いにある成城警察署を経由しない便となる。千歳船橋駅では、他の路線(小田急シティバスの経堂線、船橋希望ヶ丘線)とは異なり、千歳船橋折返場を使用している。なお、出入庫は上祖師谷四丁目まで、その他の系統が成城学園 - 上祖師谷四丁目 - 榎交差点 まで同じ道路を通る。狛江市南部地域・世田谷区喜多見西南部地域の住宅地と小田急線狛江駅・和泉多摩川駅を結ぶ。1978年(昭和53年)の開通で、当初は駒井までの路線だったがのちに喜多見住宅まで延伸された。1999年(平成11年)に和泉多摩川駅前の再開発により、駅前ロータリーが完成し乗り入れるようになる。2003年(平成15年)3月30日運行開始。世田谷区のコミュニティバス扱い。狛江駅から水道道路を経由して、世田谷区喜多見南部・宇奈根地区を結んでいる。終点の宇奈根付近には東急バスの宇奈根一丁目(玉05系統)バス停がある。また、水道道路を二子玉川方向に向かって進めば、二子線の鎌田バス停付近まで歩くことができる。小型車で運行されている。京王バス東・調布営業所と共同運行路線。深夜バスは京王バスのみ運行し、小田急バスは運行しない。運賃は京王バスに合わせられている。調01系統のみ使用可能(重複区間であっても、玉08・渋26・成04・丘31には乗車不可)な共通定期券が存在する。早朝や深夜の一部は公園前始発や住宅入口止まりも設定されている。狛江市東野川地区には広い道路がなかったためバス路線の設定もなく、住民は不便を強いられていた。そこで狛江市はコミュニティバスの運行を構想していたが、世田谷区と狛江市にまたがる敷地にパークシティ成城が建設される際に喜多見駅とを結ぶ路線を小田急バスで構想、狛江市がこれに乗るかたちで本路線が開設されることになった。当初、都営東野川二丁目アパート前手前~子鹿幼稚園手前間は最短距離で結ぶ予定だったが、道路の狭さから覚東経由となった。狛江ハイタウンの周囲は循環状の経路で運行するが、狛江ハイタウン折返場を通り越しての乗車はできない。小型車で運行されている。境91は京王線国領駅・調布駅北口・大沢を経由してJR中央線武蔵境駅まで至る。JR中央線 - 京王線 - 小田急線をショートカットするほか、鉄道から離れた三鷹市深大寺・大沢の地域輸送、また国立天文台、亜細亜大学、国際基督教大学、東京神学大学、ルーテル学院大学などへの通学輸送、富士重工業(SUBARU)東京事業所への通勤輸送、さらに調布飛行場へのアクセスと多彩な役割を持つため利用者が多く、長距離路線でありながら地域に欠かせない生活路線となっている。朝の武蔵境駅→調布駅北口止まり、夜の調布駅北口→武蔵境営業所止まりなど、一部の便は武蔵境営業所が担当する。旧甲州街道の渋滞等により、定時性の確保が極めて難しい路線である(ただし2012年8月に京王線が地下化されたことで国領駅の踏切支障による所要時間の伸びは解消へ向かっている)。 狛江駅北口行きは、かつて狛江駅北口にロータリーがなかったため松原から中和泉経由で狛江駅北口に出ていたが、2008年7月7日の改正で他の狛江駅北口に発着する路線と同様の運行体形になった(現在でも、休日の朝1便のみ中和泉を経由する出庫便が存在する)。また同時に早朝と夜間に運行される国領駅と狛江駅北口を結ぶ境91の区間便、狛02の新設、長らく本数の半数を占めた武蔵境駅からは狛江営業所止まり便の狛江駅までの延長がなされた。味の素スタジアムでのJリーグやイベントの際に、臨時便として狛江駅 - 味の素スタジアム間の直行バスが運行される。基本的には境91系統と同じ経路であり、直行便のため途中での乗降は不可能である。狛01は慈恵医大第三病院から狛江駅を経由し多摩川住宅へ至る路線。慈恵医大第三病院では病院の構内にて折り返す。深夜早朝は狛江駅北口、夜間は狛江営業所にて折り返しとなる。調31は調布駅から神代植物公園・大沢コミュニティセンターを経由して調布駅へ戻る循環路線。夜間のみの運行で、平日・土曜に深夜バスが3便ある。利用者が多い植物公園付近・天文台付近のバス停利用者に対する、境91・鷹56・吉06終了後の終バスの役割を果たす。境91と同様に武蔵境と共管。小型車で運行されている。距離の割には走行環境がとても悪く、渋滞のため、遅れが出やすい。調40は2014年7月1日に武蔵境営業所から移管された路線で、調布駅から富士見町三丁目・御塔坂下・大沢コミュニティセンターを経由し調布飛行場へ向かう路線。武蔵境時代は朝・夕にわずかな本数が運行されるのみだったが、狛江営業所移管に伴い本数が大きく増え日中におよそ40分間隔で運転されるようになった。原則として午前は中型車、午後は小型車での運行となる。調布市のコミュニティバス(市ではミニバス東路線と表記)。2003年4月1日に運行開始。運賃は全線大人200円・子供100円。緑色の鬼太郎塗装の専用バスが仙川駅近くの緑ヶ丘地区を循環する。狛江市のコミュニティバス。市が運営していた福祉バスに代わり、2008年11月24日に運行が開始された。福祉バスの性格を踏襲しているため児童・福祉施設・慈恵医大第三病院を結ぶルートになっており、全体を見れば所要時間は長くなっている(北ルートは35分)。運賃は全線大人200円・子供100円。北ルートと南ルートは通し運行されている(1台のバスが狛江駅→北ルート→狛江駅→南ルート→狛江駅…と循環している)。狛江駅北口で北(南)ルートから北(南)ルートへ乗り継ぎをする際には、乗務員に申し出れば無料で乗り継ぎ券を受け取ることができる。基本的に水色の専用塗装のポンチョが使用されるが、通常塗装の車両が使用される場合もある。大型車と中型車はいすゞ自動車製と三菱ふそう製が、小型車は日野自動車製が在籍している。小田急バスの営業所の中で、三菱ふそう車の割合が比較的高い。特に、三菱ふそう製の中型車エアロミディノンステップ車は小田急バスでは狛江営業所のみで見られる車種である。近年では、大型車は三菱ふそう製エアロスター、中型車はいすゞ自動車製エルガミオとサイズに応じて製造メーカーや車種を選択する傾向がある。2013年には、小田急バスでは初となるいすゞ・エルガハイブリッドが導入されている。

出典:wikipedia

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