


S7航空(エスセブンこうくう、ロシア語: )は、ロシア連邦の航空会社である。首都モスクワやノヴォシビルスク、イルクーツクを主な拠点とする。ロシア国内線では最大のシェアを占める。本社はかつてはシベリアのノヴォシビルスクに置かれていたが、現在ではモスクワに移転している。2005年から、運航をはじめとする航空サービス全般については、新しい商標「S7 Airlines」のもとで提供を始める。これはシベリア航空(ロシア語: )の商標・愛称であった。「S7」とはIATAの2レター航空会社コードであり、2レター航空会社コードを航空会社の商標名に使ってきたことになる。現在では「シベリア航空」の名称は一般的には用いられなくなり、「S7」が正式な名称となった。なお、それより以前では、シビル航空(シビーリ航空; )と呼ばれた時代もあった。2008年3月に子会社「」を設立。ロシア国内各都市への定期便のほか、ヨーロッパ各都市への定期便や季節限定のチャーター便を運航している。現在では、S7航空の機材を使用し、S7航空と同様のサービスを提供しながらも、運航はグローバスによるものも見られる。2009年5月、日本航空やアメリカン航空、ブリティッシュ・エアウェイズなどが加盟する航空連合「ワンワールド」へ加盟する事を発表、2010年11月15日に正式加盟した。2013年1月からは、東京/成田 - ハバロフスク線・ウラジオストク線で、日本航空とコードシェアを開始した。さらには、ウラジオストク線において、アエロフロート・ロシア航空ともコードシェアを行っている。2015年3月以降、旅客機の発着時刻や遅延情報などの分析を行う米国のFlightStats社より毎月発表される報告によると、S7航空が世界で最も定時到着率の高い航空会社となっている(同年8月現在、同ランキング1位を5ヶ月連続で維持している)。本拠地のモスクワ(ドモジェドヴォ空港)やノヴォシビルスク、イルクーツクから、ロシア国内線と独立国家共同体諸国、東アジア、ドイツ、オーストリアやスペインなどへ国際線を運航している。2000年頃にフラッグ・キャリアのアエロフロート・ロシア航空が不採算国内線を整理している間も国内線を拡張し続けた。その結果、現在では国内だけで約50都市に就航しており、国内線ではロシア最大手となっている。一方、アエロフロートが積極的に進出しているアメリカ大陸には、自社便・提携便含め、未だ進出していない。下表は、S7航空が運航する路線の就航都市一欄である。S7航空便名で運航するグローバス便を含む。コードシェア便による他社運航路線のみの就航都市は含まない。2015年8月現在、以下の航空会社とのコードシェア便を運航している。☆はスターアライアンス加盟航空会社。機材は2008年10月まではツポレフTu-154B2Mを主に使っていたが、現在はボーイングとエアバスのみを使用している。これにより、ロシア製のS7航空の機材は姿を消した。なお、ボーイング787 ドリームライナーを発注していたが、金融危機によるロシアの貸し渋りから15機全てキャンセルしている。2014年11月現在、S7航空が保有する機材は以下のとおりである。2015年6月現在、S7航空の保有機材の平均年数は9.5年である。S7航空が現在保有している機材と過去に保有していた機材は以下のとおりである。すべての機材において、エコノミークラスとビジネスクラスを設定している。ビジネスクラスはエコノミークラスと壁によって隔離されており、エコノミークラスとは異なった機内食が提供される。モスクワ(ドモジェドヴォ空港)とノモシビリスク(トルマチョーヴォ空港)には、ビジネスクラスラウンジがある。また、モスクワには、「S7コンフォートラウンジ」と呼ばれるエコノミークラス搭乗者向けの空港ラウンジがあり、S7航空・グローバス・ワンワールド加盟航空会社のフライトの搭乗者、S7 Ticket LLCのボーナスプログラムメンバーが利用できる。「S7 プライオリティ (S7 Priority)」というマイレージプログラムを提供している。会員ステータスはS7 Priority Platinum・S7 Priority Gold・S7 Priority Silver・S7 Priorityの4段階に区別され、ワンワールド・エリート・ステータスが適用される。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。