『ランドストーカー 〜皇帝の財宝〜』(ランドストーカー こうていのざいほう)は、1992年にクライマックスが制作し、セガ(後のセガゲームス)が発売した日本のメガドライブ用アクションロールプレイングゲーム。『ランドストーカー』という言葉には、「大地を歩き回る者」という意味が込められている。「DDS520」と呼ばれるクォータービューの擬似3Dグラフィックスが特徴的であり、このシステムを受け継いだ作品に、『レディストーカー 〜過去からの挑戦〜』(1995年)や『スティールプリンセス〜盗賊皇女〜』(2008年)が存在する。東京ゲームショウ2005にて、2006年にシナリオ追加とグラフィックをリメイクしたリニューアル版がPlayStation Portableで発売されることが発表されたが、公式サイトは2年以上更新がないまま閉鎖された。正式に開発中止のアナウンスはされないまま、2016年4月に発売スケジュールの発売日未定からも姿を消し、事実上発売中止が確定となった。2007年9月25日から、Wiiのバーチャルコンソールで配信が開始されている。本作品のキャラクターであるライルとフライデーは、『クライマックスランダーズ』(1999年)にも登場する。「DDS520」は、本作品の特徴的な疑似3Dグラフィックスであり、正式名称は「ダイヤモンドシェイプド・ディメンジョン・システム520」である。メインプログラマーであり、クライマックス代表でもある内藤寛により考案された。名称は、ひし形を基準に表現された立体表現で、なおかつ扱えるマップの総数が520個までということから由来している。命名された後にもバージョンアップは繰り返され、最終的には850まで向上した。ちなみに製品のマップ総数は680ほどである。このシステムにより、高低差のあるダイナミックな地形が実現した。また、壁などで隠れて見えない部分にアイテムが隠されているなど、視点が固定されていることがゲームに生かされている部分もある。さらに特筆すべき点として、作品中に出てくるフィールド・街・建造物・ダンジョンなど、全てのマップは立体的に整合性を持って接続していることが挙げられる。物語の舞台は、「メルカトル島」と呼ばれる三日月状の島である。大陸の東に位置しており、大陸のガムール国から派遣された貴族・メルカトル公爵が島を統治している。かつて大陸間で戦争が行われていた時代には、最前基地として軍事的に重要な島であった。戦争時代に建造された要塞や迷宮が、現在も数多く残されている。また、ノール王の時代に、この島にノール王が莫大な財宝を隠したという伝説が残されている。ノール王の財宝は、トレジャーハンターの間では伝説の財宝として知られている。大陸からは1か月に一度、船が出航する。住人は人間のほかに、マサン族やグミ族のような獣人・サッキュバス・ノームやドワーフなど、様々な種族が暮らしている。島中はモンスターが徘徊しており、大陸では高値で取引されている。大昔に、ノール王がメルカトル島に莫大な財宝を隠したという伝説が今日まで伝わっている。ノール王の財宝伝説は、トレジャーハンターや一般人の間で知られており、主人公のライルは、ノール王の財宝を求めてメルカトル島を訪れる。ノール王が崇拝していた破壊神ゴラの石版には、5つのジュエルを集めればノール王の財宝が手に入ると古代文字で書かれている。5つのジュエルはそれぞれマサンの村・リュマの町・デステルの村・湖の神殿にある。トレジャーハンターのライルは、カルバの港町で手に入れたジプタの秘宝を換金する取引の最中に、カーラ達に追われて飛んできたサッキュバスのフライデーから助けを求められる。フライデーから、ノール王の財宝の在処を知っていることが原因で追われていると聞かされたライルは、彼女を助け、財宝のありかを聞き出した。財宝がフライデーの故郷であるメルカトル島に隠されていると知ったライルは、すぐにフライデーを連れてメルカトル島へ旅立った。
出典:wikipedia
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