あんべ 光俊（あんべ みつとし、1953年9月16日 - ）は、日本のミュージシャン。シンガーソングライター、音楽・イベントプロデューサー、作詞家、作曲家、脚本家、レコードレーベルオーナー、ラジオパーソナリティ。シンガーソングライター、プロデューサー。デビュー曲ともいえる「遠野物語」発表から今年40周年を迎える。「星の旅」「君が好き」「イーハトーヴの風」などの代表曲のほか、オフコースや時任三郎、坂本九などへの詞曲提供、岩手県立大学などの学校歌、映画音楽、他アーティストのアルバム制作など活動は多岐にわたる。震災後は箭内道彦、佐藤竹善ら東北ゆかりのアーティストとともにチャリティアルバム『とうほくLOVE』制作のほか、様々な支援ライブを展開。今年の熊本地震後も仙台での支援ライブ「くまもとLOVE」やチャリティソング「予定〜熊本に帰ったら〜」「くまもとで愛ましょう」制作などを行う。そのほか2001年に仙台市で開始以来、全国18か所に裾野を広げるー障害のある人とともにある音楽祭ー「とっておきの音楽祭」普及にも熱心に取り組む。岩手県、遠野市、釜石市、花巻市、沖縄県那覇市の民間大使としても活動。東北放送、IBC 岩手放送 ラジオ番組「あんべ光俊・人の森を旅する道」パーソナリティ。岩手県釜石市出身。1.少年時代　1953年(昭和28年)9月16日、岩手県の中央部、遠野市から太平洋側の街、釜石市に向かう途中の鉱山の町、大橋(地名 : 釜石市甲子町 / JR釜石線・陸中大橋駅)に、釜石鉱山で働く父・俊雄、母・京の4男1女の末っ子として生まれる。遠野市上郷町来内の農家に生まれた父と、やはり遠野市の宮守町土渕に生まれた母に連れられ、子供たちは盆になると墓参りのためによく遠野を訪れた。そのためか少年時代の光俊の胸には夏の遠野の緑滴る世界が刻まれることになった。ちなみに「大橋」は、同じ釜石市にある世界遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産となっている高炉跡がある「橋野鉱山」よりも一年早い1857年(安政4年)に日本で初めて洋式高炉出銑に成功。鉱山から今は鉄鉱石に代わって産出されるミネラルウォーター「仙人秘水」が人気となっている。幼少時の光俊は熊や鹿、猿などと相撲を取ったり行動は活発で、読み書きも誰が教えるわけでもなく大言海を熟読するなどして、これは神童かと近所の評判にもなるほどだったが、5歳になったある日、高熱に倒れてただの子供になった(父・俊雄談)。音楽との最初の出会いは父の弾く三味線と民謡で、父は自らが果たせなかった民謡歌手になる夢を光俊に託して特訓を施すのだが、息子の声は子供なのにハスキーで、泣く泣くレッスンを中止するに至る。プレッシャーから解き放たれた光俊はすぐさま山に行って砦を作ったり、ソリ遊びで泥まみれになるなど存分に羽を伸ばすことになるのだが、反面期待に応えられないことは父から烙印を押されたようで胸中は少々、複雑であった。1959年鉱山が経営する私立釜石鉱山学園小学校入学。鉱山学園は宮沢賢治の描く「風の又三郎」の学校のモデルともされ、教育面では森信三の実践主義を取り入れ、環境面ではスチーム暖房や完全給食など県内において先駆的な学校だった。小学校高学年になって山遊びから卒業して今や野球に夢中の光俊の前にある日、ガットギターが現れる。それは映画「禁じられた遊び」のサウンドトラックをきっかけに起こったクラシックギターブーム(1960年〜70年)で姉の悦子が自ら習おうとして買ってきたものだった。1962年私立釜石鉱山学園中学校入学、2年時に学園が釜石市立大橋中学校に移菅、3年時に釜石市立西中学校に移菅し卒業。岩手県立釜石南高等学校（現・岩手県立釜石高等学校）卒。早稲田大学社会科学部卒。1974年（昭和49年）、早稲田大学在学中にクラスメートと四人組のグループ「飛行船」を結成し、「しょうよう歌」でデビューするが、1977年（昭和52年）に解散。1978年（昭和53年）に東芝EMIより「風は知っている」でソロとしてデビューする。「遠野物語」「星の旅」「イーハトーヴの風」などの代表曲のほかに、岩手県立大学学生歌「風のモント」や、坂本九、オフコース、時任三郎などへ作品提供をしている。また、岩手県一関市立萩荘小学校、同県軽米町立晴山小学校校歌(作曲のみ)、同県釜石市立釜石中学校の校歌を作っている。また、岩手県の「銀河系いわて大使」（現在は「希望王国いわて文化大使」に改称）の1人であるとともに、岩手県花巻市の「花巻イーハトーブ大使」、遠野市の「民話のふるさと遠野大使」、釜石市の「釜石応援大使」、沖縄県那覇市の「那覇市観光大使」でもある。作品の内容については今後ページを制作します。1.ライブ・イーハトーヴタイム　(2007.08. 徳間ジャパンコミュニケーションズ)1. あんべ光俊 Album Collection BoxI　(2007.04. イーハトーブウインズ・コミュニケーション)収録アルバム　・風の時刻表 / 飛行船　・碧空と海のすき間から ・オリンポスの果実　・Born to be Wild　・HEARTS2. あんべ光俊 Album Collection BoxⅡ　2008.03. イーハトーブウインズ・コミュニケーション収録アルバム 　・リアルファンタジー　・スティールタウン　・ファイティングロード　・遠き風の声　・夢の扉2001年(平成13年)のみやぎ国体と同時開催の第1回全国障害者スポーツ大会みやぎ大会に合わせて文化面のバリアフリーイベント「とっておききの音楽祭」を仙台で開催することになり、前年に仙台移住したあんべもプロデューサーの一人として参加、テーマソング「オハイエ」や第1回から3回までのフィナーレをプロデュースした。音楽祭は熊本市、盛岡市、町田市など全国18箇所以上に広がり、2016年の仙台での音楽祭動員数は27万人に達している。現在は相談役として、また出演者としての関わりのほか、広報宣伝役として全国各地への音楽祭普及に務めている。1.希望王国いわて文化大使(岩手県)2.那覇市観光大使(沖縄県那覇市)3.民話の里ふるさと遠野大使(岩手県遠野市)4.釜石応援大使(岩手県釜石市)5.花巻イーハトーブ大使(岩手県花巻市)

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