安曇野市(あづみのし)は、長野県中部(中信地方)の市。人口は約10万人で長野県内6位。「綿津見命(わたつみのみこと)」を信奉する安曇族(あづみぞく)は、かつて筑紫を中心に北部九州で海運を司っていたが、のちに東遷して当地に定住。律令制のもとで信濃国安曇郡が成立した。「アヅミ」は海人津見(アマツミ)の転じたものであるとされている。筑紫と近似した風習は食文化(馬食等)や地名、方言(安曇弁)などに残る。旧5町村域を包括する広域名称である安曇野を市名に採用したものであるが、安曇野が指し示す範囲としては明確に画定された線引きは無い。一般に、当市のほか池田町、松川村、大町市南部(旧常盤村、旧社村)、松本市の梓川地区(旧梓川村)なども含まれるとするのが有力な説である。また振り仮名では「あずみの」ではなく「あづみの」であり、英称はAZUMINOと表記する。振り仮名を「あづみの」「あずみの」いずれにするかは合併協議会において議論がなされた。「アヅミ」は海人津見(アマツミ)の転じたものであるとされているため、あづみのが採用された(南安曇郡誌、「安曇野市」の表記について)。安曇野市は長野県中央部に広がる松本盆地の北西部、梓川、烏川、黒沢川、中房川などによる複合扇状地上に位置し、全体的に清流に恵まれた地域である。扇端部には豊富な湧水がありワサビの栽培が盛んであり、日本最大規模のわさび園の大王わさび農場を市内に持つ。市街地域の大部分を占める扇央部は河川の地表の流量が減少するためかつては耕作に不向きであったが、拾ヶ堰に代表される数々の用水路(堰(せぎ))の開発により地域全体が灌漑され現在のような水田地帯となった。気候は内陸性気候に併せ、旧豊科町・旧三郷村は中央高地式気候、豪雪地帯の旧穂高町・旧堀金村は日本海側気候となっている。常念岳、有明山、前常念岳、大天井岳、燕岳、蝶ヶ岳、光城山犀川、梓川、中房川、高瀬川、烏川、万水川、穂高川、黒沢川拾ヶ堰、矢原堰、新田堰、勘左衛門堰、鳥羽堰、新堀堰中心駅:豊科駅上の項を参照。(五十音順)
出典:wikipedia
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