『ラジごめIII ホンジャマカ共和国』(ラジごめスリー ホンジャマカきょうわこく)は、1993年7月3日(7月2日深夜)から1995年3月26日(3月25日深夜)まで中京テレビで放送されていたバラエティ番組である。全88回。『ラジごめII金曜日の王様』の後を引き継ぐ形でスタートした深夜番組で、1988年10月から6年半にわたって放送されていたラジごめシリーズの最終作に当たる。この番組もやはり視聴者から寄せられたネタハガキを基に進行するという、深夜のラジオ番組のような進行形式を踏襲していた。前番組の放送末期から引き続き、当時雲竜フレックスビル内で営業していたアジア系のエスニック料理店・蝦蟹市場クンポーフレックス店からの生放送。営業終了後の店舗の一角を間借りしてセットを仮設し、それをスタジオにして生放送を行っていた。この番組もラジごめシリーズの正統後継番組として企画されたものであるが、その一方で前身番組群からの脱却も放送開始時より試みられていた。『金曜日の王様』まではコミックシンガーの嘉門達夫がパーソナリティを務めていたが、この番組では替わってお笑いコンビのホンジャマカがパーソナリティを務めた。ハガキを読む役は恵俊彰が、付けヒゲや衣装を使っての役のなりきりは石塚英彦が主に担当。ほか、ホンジャマカのマネージャー「平井くん」や中京テレビのプロデューサー「瀬古さん」、そして番組からの告知やスポンサー各社からの告知を伝える時以外にはあまり出番が無かった藤田陽子や大石まゆみなどがその脇を固める形で出演していた。このパーソナリティの交代劇により、それまでは替え歌が中心だった各投稿コーナーもホンジャマカが得意とするショートコントのコーナーが中心になり、同時に投稿システムも一新された。しかしながら、前身番組群が築き上げてきた投稿システムを全て破棄したことから、改めて正式な投稿システムを確立するまでにおよそ8か月を要した。また、番組の生放送中に、ホンジャマカの2人が中京コカ・コーラボトリングの製品(主にコカ・コーラ)を飲みながら進行する場面がよく見受けられた。この点でも前身番組群とは趣を異にしており、後に中京コカ・コーラは中京テレビ土曜深夜の自社製作枠の主要スポンサーに付いた。この傾向は、同枠後継番組の『キス・ミス・チック』『めざせ!総・楽・天』『キャイ〜ンのギャロンパ』へと引き継がれていくことになる。いずれも日本標準時。いずれも当時の中日新聞テレビ欄での表記を基にしているが、実際の放送時間はこれよりも2分程度の遅れを伴っていた。殆どの期間においては金曜深夜に放送されていたが、1994年10月からは土曜深夜に放送されていた。投稿コーナーに関してはショートコントのコーナーが中心だったが、それ以外のコーナーは『金曜日の王様』からの引き継ぎコーナーが多かった。前述の通り、この番組の投稿システムは当初は基礎がしっかりと固まっておらず、常に暗中模索・試行錯誤の状態で行われていた。放送開始から8か月後の1994年3月12日(3月11日深夜)放送分でようやく発表・施行された制度が正式な投稿システムとなり、以後定着していった。以下に示すのは、同日放送分から採用された投稿システムである。読まれたハガキはホンジャマカの2人によって4段階評価で振り分けられ、「なぬぅ〜」「ぬなぁ〜」「へぇ〜マジ」「勉強」と書かれたボックスの該当箇所へと投入。この時に2人が付けた評価に応じ、以下の番組グッズが投稿者の下へ郵送された。一覧内にある色付きの四角は、ハガキ投入ボックスの該当箇所それぞれの色分けを示す。上記グッズ類のほかにも、東海3県の企業各社が提供する特別プレゼントが毎週2人の投稿者に贈られていた(「なぬぅ〜」ハガキの中から選考される最優秀賞、およびボツハガキの中からの抽選)。この選考会は、エンディング直前のロールもしくはエンディングの最中に行われていた。上記グッズ類の郵送に使われたハガキは、ポイントを貯めることによって得られる以下のポイント制グッズの引換券としての役割も担っていた。したがって、これらのグッズも希望するのであれば、付属のグッズを取り外した後もハガキを捨てずに貯めておく必要があった。金のハガキは1枚につき5ポイント、銀のハガキは1ポイントで計算。銅のハガキは一応往信用部分がそれに相当していたが、ポイント加算の対象にはならなかった(たとえ何十枚貯めて送っても紙屑同然の扱い)。番組主催の関連イベントも、『金曜日の王様』時代に行われていたものとはやや異なる主旨で展開されていた。また、時折『金曜日の王様』時代の出演者たちを呼んでの公開生放送合同イベントも行われていた。
出典:wikipedia
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