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ソーサリー

『ソーサリー』 ("Sorcery!") は、スティーブ・ジャクソン作のゲームブック四部作。日本では東京創元社及び創土社から日本語訳が出版されている。なお、本項での訳語は東京創元社版のものを使用し、必要があれば創土社版の名称を括弧書きで追記する。『ソーサリー』は『ファイティング・ファンタジー』(以降FF)シリーズの一部であるが、『火吹山の魔法使い』をはじめとする一連のシリーズからは独立して出版されている。合計で2000以上に及ぶ項目数を誇る。FFの簡潔なシステムを損なうことなく48種もの魔法の呪文を操ることができるという点でも画期的な作品。日本においては、東京創元社のゲームブック参入第一弾である。広義では同一のシリーズでありながら『ソーサリー』と『FF』のレーベルが分かれている理由は、対象年齢の違いが根底にある。『火吹山の魔法使い』の著者ジャクソンとリビングストンを見出したのはペンギン・ブックスの女性編集者ジェラルディン・クックだったが、大ヒットを達成したにもかかわらず彼女の功績にはつながらなかった。『火吹き山』が所属違いの子供向けレーベル「パフィン・ブックス」から刊行されたためである。そこでクックの名誉のために、ジャクソンはペンギン・ブックスから刊行できるような大人向けの作品の構想を練り、『ソーサリー』が完成したのである。2000年代の再版において、本国イギリスでは改めて『FF』レーベルに組み入れられた。しかし日本ではこのときも、書籍と携帯アプリケーション版ともに『ソーサリー』と『FF』が別々の企業から出ることになった。2013年にiOS版の「The Shamutanti Hills」がリリースされた。原著のイラストをそのまま使用した電子書籍版であるが、現在位置を手描きの風の3Dマップで確認できたり、読者が選択した選択肢によるパラグラフが1つの物語のようにつながって表示される、戦闘などの際のサイコロの処理はアプリ内で行えるなど、インタラクティブな機能が搭載されている。2003年から2005年にかけて創土社から新訳が出版された。作品ごとに訳者が違う東京創元社版とは違い、全作品を社会思想社版『FF』で複数の翻訳を担当した浅羽莢子が訳している。旧訳では一部の重要な謎解きのヒントが訳に反映されていなかったが、新訳ではそれが解消されている。浅羽は「常に、英語圏の読者が読んだときの印象になるべく近いものを伝えたいと思っている」と語っている。新訳の特徴は以下の通り。なお、新訳の各巻名は特に旧訳を意識することなく決めている。第3巻の題名だけが新旧で一致し残りが異なるのは、単に結果としてそうなっただけであり、意図したわけではない。『FF』の背景世界「タイタン」の一部、「旧世界」大陸の暗黒地帯カクハバード(カーカバード)が舞台。それを所持する者に強力な統治力を与えるという秘宝「王たちの冠(諸王の冠)」がマンパン砦の大魔王(大魔法使い)によってアナランド王国から盗まれた。長らく無法地帯であったカクハバードが大魔王によって統一されれば、すぐさま周辺諸国へ侵攻してくるだろう。プレイヤーの分身である「あなた」は、危険なカクハバードを抜け単身マンパン砦へ乗り込み、冠を取り戻す使命を受け旅立った。「城砦都市カーレ」以降の各巻については、一応は各巻単体でのクリアも可能となっている。ただし、前巻までの情報やアイテムがあったほうがより安全にクリア出来るのは間違いないことである。「魔法使いの丘」と「七匹の大蛇」のラストでは、クリアボーナスが設定されている。特に「七匹の大蛇」では、大蛇を退治した数によってボーナスが変化し、次巻での行動の制限に大きく関わってくる。456項目。故郷のアナランドを出発し、シャムタンティの丘を越えてカーレに辿り着くまでの物語。物語の導入部分であり、集落も多く回復もしやすい為、ゲームとしての難易度は比較的低め。とは言え、選択を誤ればいとも簡単に死に至る罠がそこかしこに用意されている。次巻以降に繋がるような伏線が多数用意されている。最後に立ちはだかる大ボスであるマンティコアは全巻を通しても非常に強力な敵であり、かつ、上手く魔法を使用すればサイコロによる戦闘をせずとも御すことができる。511項目。ジャバジ河を渡ってバグランドへ向かう為、罠の都と呼ばれる無法の港町カーレを行くシティ・アドベンチャー。様々な罠が手ぐすね引いて待ち受けており、街を抜けるのは一筋縄ではいかないが、抜けたところで最後に待つ北門を開けるには四行からなる呪文を知っていなければならない。その為、四行詩を求めてカーレの中を巡っていくことになる。都市内を探索するためか宿泊での体力回復が1回しかないので、他の巻以上に体力の消耗や宿泊以外での体力回復チャンスに注意しながら必要な情報・アイテムを探す必要があるという点から、二巻目にして難易度は最終巻と並ぶとも言われる。498項目。ザメン高地を目指し、無法の荒野バグランドを旅するウィルダネス・アドベンチャー。旅の目的が、大魔王の部下である翼を持つ七匹の大蛇たちに知られてしまったため、バクランドの荒野を抜けつつ大蛇たちを仕留めなければならない。一匹でも仕留め損ねれば、大蛇は大魔王にアナランドからの刺客の存在を伝え、マンパン砦は万全の体制で「あなた」を迎え撃つだろう。七匹の大蛇はいずれも強敵揃いであるが、必ず弱点が設定されており、その弱点の情報を収集しつつ、戦闘においてうまく弱点を突くことが肝要となる。そのためバクランドを突破してマンパン砦に辿り着くだけならそれほど難しくもないが、大蛇全員の討伐を目的とすると弱点を調べながら大蛇も探索し、かつ強敵との戦いに勝利しなければならず、難易度は一挙に高まる。一方、大蛇からの情報と討伐数によって最終巻での冒険にボーナスが与えられる為、極めて重要な巻であるといえる。800項目。ザメン高地を登攀して最終目的地であるマンパン砦に潜入し、様々な敵の待ち受ける砦を攻略するダンジョン・アドベンチャー。しかしマンパン砦の何処かに潜む大魔王から《冠》を奪還するには兵士のみならず、恐るべき四枚のスローベンドアをも突破しなければならない。そして暗黒の神々が支配する砦内部には、女神リーブラの加護も届かないのだ。スローベンドアに代表される数々の致死の罠、守銭奴のヴァルギニアや拷問の名手ナッガマンテ、眠れぬラムといった強敵が待ち受けているばかりか、敵地の真っ只中である為に回復の機会も殆ど与えられない。戦闘だけで切り抜けられる危機はかなり少なく、殆どは鍵となる情報やアイテム、そして機転と呪文で解決していくことになる。この巻だけでなく、三巻以前で手に入れた情報・アイテムが重要なケースもあり、難易度と壮大さを際立たせている。プレイヤーはゲームを始める前に、戦士と魔法使いのどちらかを選ぶことができるようになっている。冒険中(文中)では、それぞれのクラスにより、進める選択肢が変わってくる。ルールは『FF』の戦闘と全く同じである。『FF』の基本ルールにない、『ソーサリー』の独自ルール。呪文は全部で48種存在し、それぞれアルファベット3文字で表される。大抵の呪文は簡単な英語をもじって命名されており、中学英語程度の知識があればある程度は効果を類推できる。一例を挙げると、といったものがある。呪文を使うと体力ポイント(体力点)を消耗する。一般に、効果が大きいか汎用的な呪文は失う体力も大きく、その逆に効果の限定された呪文は比較的少ない体力で使用できる。呪文によっては特定の道具がないと使用できず、そのような状況で使うと無駄に体力を使ってしまう。ゲーム中の呪文を使う場面では、必ず5つの選択肢が提示される。この中には存在しないでたらめな呪文が含まれることもあり、選んでしまうとペナルティとして激しく体力を消耗してしまう。前述の通り選択肢には存在しない呪文が含まれることがあるが、この割合は巻が進む毎に小さくなっていく。また、基本の6つの呪文(効果が大きく汎用的だが、効率が悪い)も同様に徐々に出現頻度を減らしていく。替わって、使いどころを選ぶ呪文が出現しやすくなる。この傾向は、主人公の魔法使いとしての実力が徐々に上がっていることを表現するものであると言われている。キャンペーン・ゲームに不可欠な成長要素が、FFの簡素なシステムを損なわないように数値的ルールではなく、読者が経験を積んで適切な魔法を選択できるようになっていくという形で盛り込まれているのである。主人公は正義の女神リーブラ(リブラ)の信徒であり、一冊分の冒険に付き一回だけ助けを乞うことができる。体力と運の回復、病や呪いの除去等は本文中の指示がなくてもいつでも可能で、それ以外に絶体絶命の状況でリーブラを呼べることがある。特に魔法使いでプレイすると、体力を消費して魔法を唱えるシステムであること、かつ、体力ポイントが一晩の睡眠で3ポイントしか回復しないことから、体力回復のためにリーブラの助けを乞う確率が高くなる。なお、リーブラの助けを乞わないとクリアできない巻はない。冒険の過程で、やむなくリーブラへの信仰を捨てて別の神を崇めるようになることもある。その場合はその後の冒険でリーブラの助力を一切受けられない。またマンパンの大魔王の砦の中では、助けを呼ぶことが出来ない。スティーブ・ジャクソン (Steve Jackson) 著、ジョン・ブランシュ (John Blanche) 挿絵。浅羽莢子訳。d20システム用のシナリオとして、以下の3作品が発売されている。ジェイミー・ウォーリス翻案、待兼音二郎訳。日本語版は国際通信社の発行。

出典:wikipedia

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