伊百六十八型潜水艦(いひゃくろくじゅうはちがたせんすいかん)は、大日本帝国海軍の潜水艦の艦級。海大VI型a(かいだいろくがたエー)とも。同型艦6隻。太平洋戦争中に事故沈没1隻、戦没5隻。伊号第百六十八潜水艦はミッドウェー海戦において米空母ヨークタウンを撃沈した。ロンドン軍縮会議後の1930年(昭和5年)度のマル1計画において6隻が建造され、1932年(昭和9年)から1937年(昭和12年)にかけて竣工した。計画番号はS31。ロンドン会議の補助艦の制限から基準排水量は1,400トンに抑えられている。主機には艦本式ディーゼルを採用し機関出力は従来(ズ式3号)のおよそ1.5倍となった。これにより海大型の当初からの目標であった速力23ノットが本型でようやく可能となった。ただしこのエンジンは就役後も初期トラブルが多発し問題が解決されたのは1938年(昭和13年)ごろであった。燃料搭載量はおよそ100トン増加しそれまでの海大型潜水艦よりも4割増し程度の大きな航続力を有した。備砲は伊168,169,170の3隻は引き続き対水上、対空兼用を意図した10cm高角砲を装備した。伊171,172,173の3隻は代わりに12cm単装砲を装備している。その他の兵装は前型(海大5型)とほぼ同じである。太平洋戦争開戦時は全艦就役しており、6隻ともハワイ作戦に参加しているが開戦3日目には早くも伊70が撃沈されている。その後も第一線で用いられ伊168が米空母ヨークタウン、護衛駆逐艦ハムマンを撃沈するなどの活躍を見せたが、1隻が事故により沈没、残りもすべて戦没した。1942年(昭和17年)5月20日に改称、艦番に100を加えた。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。