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餓狼伝

『餓狼伝』(がろうでん)は、夢枕獏による日本の格闘小説。漫画化、映画化、テレビゲーム化もされている。2006年以降はタイトルを『新・餓狼伝』(しん・がろうでん)と改め、双葉社『小説推理』にて『東天の獅子』と交互に隔月で連載されている。なお『餓狼伝』と『新・餓狼伝』との間にはストーリーの中断はなく、直接の続編となっている。1985年、双葉社から新書にて書き下ろされたものを基点とする。「現代の宮本武蔵、姿三四郎を書く」のコンセプトの元、様々な格闘家の闘いを描き、同時に強さとは何か?を描くストーリーである。空手をはじめとする様々な格闘技を学ぶ流浪の格闘家、丹波文七を主人公とする本格格闘小説である。若手プロレスラーの梶原年男に敗北した丹波は、屈辱を晴らすために6年間(板垣恵介の漫画版では3年間)、自らを鍛え直しリベンジを誓う。そして丹波は激動し始めた格闘界の潮流に巻き込まれ、様々な強敵と戦っていくことになる。彼ら以外にも、フルコンタクト空手北辰館の館長・松尾象山や東洋プロレス社長・グレート巽ら最強を追い求める格闘家たちが登場する。本作品では主に異種格闘技戦を扱っている。現実世界では、異なる競技をバックボーンとして持つ者が、総合格闘技の練習をしたのちに、同一のルールで戦うという意味での“異種格闘技戦”は行われているが、作中の異種格闘技戦はこれとは異なる。総合格闘技という概念を通さずに、異なる格闘技を学んだ者たちが、最小公倍数的なルールで戦う“異種格闘技”である。これらは、総合格闘技が確立する以前の、原作が始まった当時の格闘技観によるもの。しかし、当時の格闘技界では、空手なら空手、プロレスならプロレスとジャンル分けがされており、作中のような異種格闘技が行われるケースは稀であった。現実にある格闘技やその潮流をモチーフにしているが、すべてフィクションである。放浪中の少年、久保涼二は奈良公園で暴力団員のサイフを掏ったが気付かれ、捕らえられそうになるが咄嗟に人ごみの中でぶつかった男のポケットに盗んだサイフを入れて窮地を脱する。その後、サイフを取り戻すために男を追った涼二だったがヤクザたちにつけられており、サイフをポケットに入れられた男とともに再び窮地に陥る。しかし男は3人のヤクザを素手で一瞬のうちに叩きのめしてのけた。その強さに感動した涼二は、男の使った技を学ぶために後をつけ回すようになる。男の名は丹波文七といった。丹波文七が奈良にやってきたのは、竹宮流という古武術の使い手、泉宗一郎に挑戦するためであった。場所は道場ではなく雑木林の中、禁じ手もなく、ただどちらかが動けなくなるまで戦うという真剣勝負。激戦の中、宗一郎が股間を狙って放った踵蹴りをすんでのところで躱した文七は、からくも勝利を収めた。文七には過去があった。最初は16歳のとき、同じ道場で空手を学んでいた友人が路上の喧嘩で惨殺されたことだ。しかしその時、逃げる代わりに相手に向かって行ったことがその後の文七の運命を決定づけた。その後、鍛錬と実戦を続けていた文七はある日、殴り込みに入った新興団体東洋プロレスの練習場で、前座レスラー梶原年雄に関節技で敗れる。しかしこの敗北後、文七の強さへの執念はさらに増幅し、トレーニングの量を増やし、関節技の習得も志すようになる。それは梶原に対する復讐心ではなく、より強くなるためであったと自覚する文七ではあったが、6年後の今、梶原が海外巡業から戻ったというニュースに居ても立ってもいられなくなり、東京へ向かう。一方、世界最大のフルコンタクト空手流派である北辰館にも動きがあった。文七と宗一郎の決闘に立ち会った姫川勉が、その戦いの様子を話して聞かせると、館長であり伝説的な空手家でもある松尾象山は嬉々として「その男を見てみたくなった」と言ったのだった。文七はやがてジョギング中の梶原と会い、ふたりは山下公園において再戦する。しかし互角の戦いの中、文七の心にわき上がってきたのは虚無感であった。梶原との戦いはパトカーが通報を受けてやってきたため中断され、決着はつかなかったが文七は「強いとはどういうことなのか」という疑問を抱え込むことになるのだった。「強いとはどういうことなのか」という迷いを持ち暗中模索していた文七だったが、周囲の格闘技界は文七を中心に回り始めたようであった。まずは師、泉宗一郎敗北の報を聞いた藤巻十三が殺人容疑で指名手配中にもかかわらず姿を現し、竹宮流の最強を証明すべく文七に挑む。藤巻との決着はつかなかったが、その後文七は北辰館の実力者、堤城平と東洋プロレスのリングを借りて試合をすることになる。一方、東洋プロレスでは中堅レスラー長田弘が真剣勝負でのプロレスの強さを証明するため北辰館に挑戦状を叩き付け、松尾象山はそれに応えて北辰館の全国トーナメントのルールを改定、投げや関節技の使用を認め、様々な格闘技の使い手の出場を促した。異種格闘技戦の趣となった北辰館トーナメントでは、長田が苦戦しつつも勝ち上がる一方、松尾象山の懐刀と言われる姫川勉が超人的な強さを発揮して勝ち進む。決勝で相見えた2人の戦いは、圧倒的な姫川の攻撃をかいくぐって左肘の靭帯を破壊することに成功した長田の勝ちに思われたが、姫川は片腕を破壊されながらもなお戦い続け、長田を倒す。北辰館トーナメントを制したのは姫川勉であった。直後、姫川に因縁を持つ藤巻十三が乱入し戦いを挑むも、激戦の末に敗れる。新しい格闘の潮流は日本だけに渦巻いているのではなかった。まず泉宗一郎が襲われ、右目を潰され敗北。次には松尾象山が謎の男に挑戦され、割って入ったレスラー伊達潮雄が重傷を負った。そして山中で技を磨いていた姫川の前にも刺客が現れ、付き人の加藤が倒された。敵の正体は葵三兄弟、絶えたと信じられていた古武術葵流をアメリカで秘密裏に受け継いできた男たちが、先代伝承者の死とともに表舞台への復活を望んで日本に渡ってきたのだ。一方、文七の前にはかつて拳を交え、共闘したこともある柔道家、梅川丈次が現れた。梅川は、葵流が表舞台に現れた理由は葵流の先代伝承者、葵左門を自分が新たに習得した技で破ったからだと語った。梅川が習得した新技術はブラジリアン柔術で、それは当時の大半の格闘家にとって未知の技であった。同じ頃、ブラジルからガルシーア柔術の総帥、ホセ・ラモス・ガルシーアが来日した。松尾象山はこの状況を「空手が試される」と表現し、格闘技にとっての新たな時代の幕開けを予言した。血気にはやる格闘家たちの思いを汲むかのように、ふたつの小規模なトーナメントが開催された。まずは東洋プロレス主催のトーナメントだが、出場者は梅川丈二、東洋プロレスの実力派レスラー風間浩二、北辰館の前年のトーナメント優勝者である立脇如水、そして葵三兄弟の長兄にして伝承者である葵文吾であった。梅川は風間の奇襲で窮地に陥るも脱出し、マウントポジションからの絞め技で勝利する。しかし文吾も立脇をマウントポジションからの打撃で倒し、葵流の底知れなさを見せつける。2人の決勝戦は実力伯仲であったが、やがて危険な技の応酬が繰り広げられる格闘技の試合を逸脱した展開になり、試合中止となる。時をおいて行われた北辰館の小規模トーナメントでは、まず文七と梶原が相まみえた。再び実現した因縁の対決であったが、真剣勝負にこだわって成長してきた文七は、すでに目突き、金的蹴りすらも想定した殺人技術の集大成たる武術に目覚めており、文明的なルールに心が縛られた梶原では相手にならなかった。だが文七は試合中、梶原にその片鱗をわざと見せることで、梶原を同じステージに上らせようとする。試合終了後、「俺も行くぞ、俺も行く」この敗北から梶原もまた、文七と同じステージに上ることを決意していた。次の試合では姫川が葵三兄弟の三男、葵飛丸を捨て身の作戦で倒し、勝ち上がる。決勝戦は文七と姫川の対戦になったが、試合前の文七の控え室に予期せぬ乱入者があった。梅川戦で受けた傷も癒えぬままの葵文吾であった。文七と文吾の控え室での闘いは凄惨を極めた。歯が砕け、骨が折れる血みどろの戦いを制したのは文七であった。しかし大ダメージを負っていたにもかかわらず、極度の興奮状態にあった文七は控え室を出て、対姫川戦のリングに上がる。姫川は文七が普段の調子ではないことに気づいているようだが、一切手を抜かず文七を圧倒。そのさなか、姫川がふと見せた笑顔に文七は心の底からの恐怖を覚え失禁、あまつさえ脱糞に至るがそこで意識を取り戻した葵文吾が乱入しようとし、試合は中断される。試合自体はノーコンテストとなったが完敗を自覚した文七は抜け殻のようになり、失踪する。尾張徳川家を源とする葵流が表舞台に蘇ったことに呼応するかのように、皇室直属といわれる伝説の武術、須玖根流の名前が語られ始めた。マカコ(猿)と名乗るブラジル人がその情報を探しているという。松尾象山によると、ブラジリアン柔術の創始者、前田光世の死には須玖根流が関係しているという。また、松尾象山が海外放浪中にブラジリアン柔術ガルシーア流の前総帥ガスタオン・ガルシーアを倒していること、巽の手引きで力王山と戦い勝利したこと、そして正体不明の武術を使う磯村露風という男に因縁があることなどが語られる。一方その頃、大阪に流れ着いた文七は精神不安定になっており、路上でからんできた高校生数人を全力でぶちのめした挙げ句、さらにあてどもなく旅を続けて和歌山県の南端に至った。ところが偶然にも、文七はかつて戦った居合い抜きの達人、土方元と再会する。その場の流れで少しの間、行動を共にしていた文七だったがあるとき、土方は何者かと戦って腕を折られる。剣の達人である土方が敗北したことに驚愕した文七だが、その相手が近所のおでん屋の親爺とわかりさらに驚愕する。好奇心を抑えきれずにおでん屋に駆けつける文七。その親爺は、姫川源三と名乗った。姫川源三が姫川勉の父で、須玖根流の秘伝書を持っているらしいことがまことしやかに語られる中、文七はいつしか戦うことへの欲望を取り戻していた。姫川源三と戦いたい。しかし文七の次なる相手は、東洋プロレスとの集客合戦に敗れて倒産した東海プロレスの元社長、「世界の大巨人」カイザー武藤であった。2月26日、日本武道館にて行われるバーリトゥード・チャレンジの第5試合である。また、その直前の第4試合では東洋プロレスの長田と元東海プロレスのナンバー2、関根が対戦。さらに、最終試合である第6試合ではグレート巽と堤城平が激突する。本編の約5年半前の物語。梶原に敗北したばかりの文七は関節技を習得するためサンボの使い手、河野勇のもとを訪れる。しかし梅川丈次が文七の前に現れ、河野を倒すのは自分だと主張する。誤解の解けぬままふたりは路上で戦いを始めるが、邪魔が入り中断、因縁を残すが、後に河野の経営する店を地上げしている暴力団とその用心棒、土方元に対して共闘することになる。『新・餓狼伝』はタイトルこそ『新・〜』と改められているが、『餓狼伝』第13巻の続きであり、実質的に『餓狼伝』第14巻以降に相当する。単行本各巻のカバーイラストは、新書版・文庫版ともに初期から一貫して天野喜孝が担当していたが、2009年春頃からカバーデザインを一新。現行の書籍では全て寺田克也によるカバーイラストに差し替えられている(新書版と文庫版は共通デザインに変更)。『新・餓狼伝』シリーズ刊行開始を記念して、『餓狼伝』と『青狼の拳―餓狼伝・秘篇』を合本してノベルス判で全4巻を刊行したもの。谷口ジローの作画。
朝日ソノラマの小説誌『獅子王』の1989年2月号から1990年4月号にかけて連載され、全1巻の単行本にまとめられた。原作小説の第1巻をほぼ忠実に漫画化しているが、ラストシーンでは原作と違い、文七が梶原に勝利して幕切れとなる。文庫版では板垣恵介が後書きを寄せた。板垣恵介の作画。
基本的なストーリーや登場人物の性格・設定はおおむね原作に沿って描かれているが、オリジナルキャラクターの登場や北辰会館トーナメントの展開など大胆な改変が行われている。長期にわたって連載されているが掲載雑誌の廃刊・休刊などにより、しばしば休止されている。これらの説明は板垣恵介の漫画版での設定であり、原作とは大きくキャラクターが異なる場合がある。松尾象山が創始した実戦派空手団体。全国に門下生を15万人持つ。地上最強を謳い、他流派選手の参加も認める空手道選手権(オープントーナメント)を主催。グレート巽が社長を務めるプロレス団体。北辰会館に対抗して異種格闘技戦の興行を打ち、さらに北辰会館のオープントーナメントにも刺客として鞍馬彦一を送り込む。なお、原作での団体の名称は東洋プロレスである。古流の柔術。日本にわずかに残る実戦柔術。その体系は常に生死を考慮した存在であり、体術のみならず、隠し武器および闘っている場所にある全ての物を利用して闘うことにまでいたる。「虎王」他、数々の奥義を持つ。今回の大会ルールは、オープンフィンガーグローブを着用しての顔面攻撃、および時間制限付の寝技を認めるというものであった。しかし大会開始直後に、長田の挑発と松尾象山の鶴の一声により、投げ技、組み技と寝技時間無制限というルールに変更された。『餓狼伝BOY』(がろうでんボーイ)は原作・夢枕獏、作画・板垣恵介による日本の漫画。『週刊少年マガジン』(講談社)より2004年7号から同年32号まで連載。全19話。コミックス全2巻。2012年には秋田書店から上下巻で新装版が発行された。主人公・丹波文七の中学生時代を描いたストーリー。丹波の強さを求める原点が描かれる。権力で最強を目指す少年、木戸新一が登場し、異なる面から最強を目指す少年2人の交流を通じて物語は進む。『真・餓狼伝』(しん・がろうでん)は原作・夢枕獏、作画・野部優美による日本の漫画。『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて、2013年11号から2014年26号まで休載を挟んで連載された。全56話。コミックスは秋田書店少年チャンピオン・コミックスより全6巻。明治37年(1904年)を舞台に丹波文吉(たんば ぶんきち)を主人公とし、父・久右衛門の仇となる講道館・嘉納治五郎との因縁、前田光世との闘い。古武術丹水流柔術の因縁が描かれる。キャッチコピーは「明治格闘純史」。江戸時代中期、泉彦次郎によって柳生新陰流から、徒手武術のみを独立させたとされる。竹宮流においては関節技は葛(かずら)と総称され、相手を投げた瞬間に技に入り、投げ終えたときには極めているものが多い。板垣版オリジナルの登場。詳細は不明であるが300年の歴史を誇るとされている。尾張家の主君のみに技が継承される古武術。元々は九神流と呼ばれていた。明治維新後は野に下り葵流として一子相伝の伝承を続ける。明治九年十七代目当主葵治平が渡米、葵一族はアメリカで暮らす。前田光世がブラジルに渡り伝えた柔術をガルシーア一族らによって、更に改良、発展させたもの。皇室の御傍守(ボディーガード)を務めていた、東一族が使う武術(東一族は皇族との血の繋がりはない)。帝を暗殺から守り、奪われて利用される可能性を考え、武器は一切身に付けない。また、毒見役も兼ねていたため毒の知識が豊富であり、毒(薬)を使った技(菊式、御傍の流れなどと呼ばれる)を使う。そのため技の名前と使う薬の名前は同一。明治維新後、天皇家から離れ、その豊富な毒と薬の知識から東製薬を設立する(GHQに伝承を禁じられたという説もあり)。現在は継承者が途絶えているが、姫川曰く奥伝書に詳細が記されており、それに習い現代に復活させることが可能である。1995年に日本ビクターと東北新社の共同製作により映画化される。監督は佐々木正人。丹波文七役に極真空手家の八巻建志、梶原年男役にプロレスラーの石川雄規と、実際の格闘家を起用。物語を忠実に再現した、リアリティー溢れる映画となった。2005年11月17日に、テレビゲームのPlayStation 2対応のゲームソフト『餓狼伝 Breakblow』が発売。板垣恵介が担当した漫画版をゲーム化したもので、ジャンルは3Dの対戦型格闘ゲーム。ゲストキャラクターとして『グラップラー刃牙』の範馬勇次郎が登場する。2007年3月15日には第2弾『餓狼伝 Breakblow Fist or Twist』が発売され、漫画に登場しなかった原作キャラクターや、力王山の戦いも盛り込まれている。相手の攻撃を喰らいながらでも攻撃を打ち返すことができる、肉体ゲージが無くなっても精神ゲージを押し切らないと勝利にならない、精神ゲージが減っていき「鎖が切れる」と強力な奥義を繰り出せるなど、既存の格闘ゲームからはやや離れ、餓狼伝テイストの強いゲームに仕上がっている。

出典:wikipedia

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