周 妃（しゅう ひ、210年—？）は、三国時代の呉の女性。孫登の正妻。周瑜の一人娘である。母は不明。兄弟に周循・周胤。父の周瑜は、後漢末期の群雄の一人である孫権に仕えて、210年に死去した。周瑜には2人の男子と、娘が1人がいた。この1人娘が後の周妃である。最初、呉郡に住んだ。225年、孫権の意向により、17歳の孫登の正妻に選ばれた。孫登の婚礼のときに程秉は太常となって周妃を出迎える役をし、武昌に着いて孫登に夫婦の道を教訓した。しかし、その後の記述はなく、動向は不明である。『江西吉安周氏族譜』では、周徹(しゅうてつ)の名で出て。「潘濬伝」の注に引く『呉書』によると、孫登が妃とするために優秀な女を選ぶとき、郡臣たちは揃って「芮玄は、父の芮祉・兄の芮良が徳義をもって文武があり、3世にわたり名が顕れるから」といった。そこで、苪玄の娘を招聘して太子妃（正妻）とした。このため、最初の妃である周妃は早くに死去したと思われる。

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